2代目
気に入ってたハーフカメラの OLYMPUS-PEN EED のシャッターが切れなくなった。露出計の問題だと思うけど、このカメラは露出計が命のオートなので、修理ができなければもう使えない。自分で修理することができる人なら回復させられるかもしれないけど、ぼくにはその能力はない。
残念だけど、あきらめることにした。
あきらめたんだけど、あきらめきれずにというか、コンパクトなハーフカメラをヤフオクで探してしまう。短い期間しか使ってないけど愛着が湧いたからか、やっぱEEDよな、なんて思ってしまう。
そしたらたまたま状態よさそうなのを見つけてしまった。
価格もほどほどで、信頼できそうな感じがしたので落札した。
初代が壊れた日も最後はここだった。あの日の写真はどれもまったく写っていなかった。シャッターは切れていたので、露出計がダウンしたんだと思う。
翌日明るい場所でも赤ベロが出て、シャッターが切れなくなった。
2代目は快調だ。
夕日に向かってシャッターを切って、どんな写真ができあがってくるのか楽しみだったけど、予想以上だった。
ハーフだから24枚撮りフィルムでも50枚くらい撮れるので、現像に出すまで期間が長くなる。
一週間前に犬と歩いた道。
縦構図が増えるハーフ。奥行き感でるね。
先週の日曜は昼前から街ブラ。例のごとく古い建物の前で立ち止まる妻。
楠公さんは七五三でにぎわっていた。
幸せな空気が漂っていた。いいっすね、お祝い事は。
ただの通りがかりの我々まで幸せのお裾分けをいただけた気分になる。
うちの子らは地元の小さな神社で祈祷してもらった。懐かしい。
そして孫の七五三を夢見つつ。
楠公さんを東に出ると裁判所。
ハイブリッドな建物よね。
目的地の喫茶フラワーまでは少し距離があった。汗かきながら坂を上った。
こういう場所にはフィルムカメラがよく似合う。その当時撮った写真のよう。
フィルムを出すまで時間がかかると、こうして撮った日を振り返る作業が加わる。デジタルでも撮っているから、復習してる感じ。
記憶力が低下しているので、ちょうどいいかもね。
張り替えられた赤、気に入ってたのよね。黒ももちろんいいんだけどね。
気に入っていたからあきらめきれなくて二代目招きハーフで縦を
F.ZUIKO 32mm F1.7 / OLYMPUS-PEN EED / FUJICOLOR 100 記録用
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