火曜のブルー
連休の谷間の二日間。朝から何となく、ブルー。
ブルーなのはぼくではなくて妻で、申し訳ないなあと思う。うちの職場で妻の担う役割は大きい。ぼくと同じレベルで代わりがいない。
自営業だとありがちなこと。自営業は自分がいなければどうにもならない、tというのはわりと普通である。働き方改革しないとあかんのですけど、ちっぽけな自営だとなかなかね、そういうわけにいかない。
熱が出て体調悪かったら、店を閉めて休むことになる。予約はすべてキャンセルして。そういう働き方をしている。開業して体調不良で休んだことはまだないんだけど。
世間で進められている改革がうちではまだ実行できていない。
スタッフに対してはそういうわけにいかないから、体調悪かったら休んでもらう。誰かが急に休むことになればピンチヒッターをお願いする。誰もいなければ一人欠けた状態で何とかがんばる。キャンセルはしなくちゃいけないことになることが多いけど。
スタッフにはそうやって働きやすい環境を提供できればいいなと思って努力はしてきたけれど、規模をやみくもに大きくするわけにもいかず、人余りの状態はとってもストレスフルなので、今の状態に落ち着いた。
うちのスタッフはみんな健康で勤勉で、よくやってくれている。でも、ぼくと妻の代わりはいないままだ。
その妻が連休の谷間を迎えるときブルーで、実際に仕事がはじまったとたんにいろいろ案件が発生した。予感が的中したわけだ。
夫婦で自営やっていくのは自由で気楽で楽しいはずなんだけど、こういう時ちょっと立ち止まる。リーダーとしてどうすべきか、悩ましい。
要因はいろいろあるけど、あれやこれや重なると心がしんどくなる。少しでも軽くしてやれたらと思う。
ぼくはこうして毎日散歩しながら写真撮って適度な運動しつつ好きなことして楽しんでるし、最近では軽く筋トレもやって体調もいい。メンタルもわりと鍛えられてきたかもしれない。
妻にも気晴らしをしてもらって、体も心も健康を維持してほしい。そのためにぼくにできることは、なんだろう。
今日はIndustar-61 L/Z 50mm F2.8 をX-E3につけて出かけた。フィルムシミュレーションをクラシッククロームにして、ホワイトバランス日陰で。
ロシアンレンズ特有のブルー。このブルーがたまらなくて。
これまでも何度も撮ってたんだけど、今朝のインダスターのブルーにはハッとした。めっちゃええやん、って。
Pancolar、Helios、Jupiter、Industarを持ってるけど、それぞれに味があっていい。この中でIndustarは50mmなのにF2.8という暗いレンズなんだけど、それだけにシャープな写りで個性がある。ボケも一味違う。
Industarといえば星ボケ。星というよりこんぺいとうだな。
星ボケもいいんだけど、それよりこの色味がね、たまらんね。
これがぼくにとっての火曜のブルー。
久しぶりに使うと、レンズの個性がわかる。急にまたこのレンズが好きになった。ロシアらしいブルー。
同じブルーでも、いろいろなブルーがある。
心のブルーも鮮やかで澄み渡るブルーになればいいね。
ブルーにもいろいろあって迷う時自分の好きに従って碧
INDUSTAR-61 L/Z 50mm F2.8 / FUJIFILM X-E3
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