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Curse Of Halloween(現在更新中)

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「カース オブ ハロウィン」オメガバース系オリジナル小説。 人間以外に魔法や獣人等も現れるファンタジー世界。 とあるお屋敷に届いた箱をきっかけに、住人達に変化が訪れる…かもしれな… もっと読む
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記事一覧

Curse Of Halloween 9話②

アーヴァエの腰にある紋様を解呪するための準備が始まった。 必要な物を取ってきてほしいと頼…

御守眠子
7か月前

Curse Of Halloween 9話①

「あるふぁ は おめが としか、ケッコン できないの?」 「うぅん、あるふぁ は だれとでも ケ…

御守眠子
9か月前

Curse Of Halloween 8話④

家庭菜園、とは言ったものの、お屋敷と同じ敷地はありそうな、そこそこの広さを有していた。 …

御守眠子
9か月前
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Curse Of Halloween 8話③

目を覚ますと、見慣れない天井が広がっていた。 ぼんやりしたまま、ゆっくりと身体を起こした…

御守眠子
9か月前
2

Curse Of Halloween 8話②

「師匠!ただいま上がりました!」 「棚にタオルと着替えを用意しています。それをご利用くだ…

御守眠子
10か月前

Curse Of Halloween 8話①

「べーた だったら、おとこのこ と おんなのこ で『ケッコン』するんだよね?」 「そうだね。…

御守眠子
11か月前
2

Curse Of Halloween 7話④

ベッド上で静かに眠ったまま目を覚まさないリスノワール。 その横には不安そうな表情を浮かべるマハナが座っていた。 ムーナから治療が終えた知らせを受け、応接室から3人はリスノワールの部屋へ来ていた。 「子猫ちゃんの処置はなんとか完了したけど、あとは本人次第だね。目を覚ましたとしても別の後遺症が現れている可能性もある。現状できる限りのことはしたけど、それは覚悟しておいてほしい。」 ベッドから少し離れた窓際の椅子で夜風に当たりながらぐったりと力無く座るヴァンが告げた。 「お疲れさん。

Curse Of Halloween 7話③

目を覚ますと誰もいなかった。 昨日の一部の記憶も無くて、怖くなって外へ飛び出した。 屋敷を…

御守眠子
11か月前

Curse Of Halloween 7話②

「思い出した。ダイクロイックアイだ。」 御嬢の回答にマハナは驚きのあまり、咄嗟に言葉が出…

御守眠子
1年前
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Curse Of Halloween 7話①

「あるふぁ と おめが には、『ウンメイノツガイ』が いるんだよね?」 「どこに いるかは わ…

御守眠子
1年前

Curse Of Halloween 6話④

御嬢は大きくため息を吐いた。 「ショーも仮面も、センスが無さ過ぎて不愉快だな。」 ウルフェ…

御守眠子
1年前

Curse Of Halloween 6話③

不審な老紳士から手渡された招待状は、町外れにある廃サーカスで開催されるショーの物だった。…

御守眠子
1年前

Curse Of Halloween 6話②

町に向かって走った。 走り続けているうちに、走ることに不向きな人型からいつの間にか猫の姿…

御守眠子
1年前

Curse Of Halloween 6話①

「おめが はね、どれだけ がんばっても、あるふぁ には かてない んだって。」 「おべんきょうも?かけっこも?」 「おべんきょうも、かけっこも、おうたも、おかしあつめも、ぜーんぶ。」 「えー……じゃあ、あるふぁ は おめが のこと―――」 目が覚めると見慣れた天井だった。 枕元には白猫のぬいぐるみがあったが、1号はいないようだった。 いつものように体を起こしながら、昨日のことを思い出す。 眠りにつく前にノートに書き残した内容を改めて確認した。 が、どこか違和感がある。 記入