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インドネシアの火山を巡る(1)

国際線→国内線→深夜発ツアー

 2024.7.28の午前11:15に成田を経って、8時間のフライトでジャカルタ(時差2時間)に着いたのが現地時間で17:05、その3時間後20:00発の便に乗り継いでスラバヤに着いたのが21:40、そのまま深夜23:30発の「ブロモ火山で日の出を見るツアー」に出かけることにした。
 1人だけのプライベート・ツアーだから高くついたが、空港からタクシーでスラバヤの街に出てホテルに泊まれば時間もお金もかかる。そう考えると、意外と高くないかもしれない。なんとも無茶な感じもするが、合理的と言えば合理的と言えなくも無い。
 日本を出る前日にネットで予約して、スラバヤ空港でチャーターした車を待つ。僕らが到着した便が最終便だったようで、まもなく人もまばらになる。無料wifi が使える点が助かった。

ブロモ火山で地球の息吹を感じる

〈写真左〉遠くに見える三角形の山は標高3676mのスメル山。今でもしばしば噴火するので立ち入り禁止。手前の可愛らしい山がバトゥ山。最近は噴火してないけれど、活火山には違いない。その左奥の灰色の山がブロモ山。ここが今回の目的地。常に煙を吐いているが、今のところ立ち入り禁止にはなっていない。
 平らな平原に見える部分がカルデラで、写真を撮った場所はカルデラの外輪山に当たる場所。カルデラの中にブロモ山・バトゥ山などがあって、それぞれの山にも噴火口(クレーター)やカルデラがある。多重構造の火山群だ。

〈写真右〉夜明けの頃、まずブロモ山に登った。左側が外カルデラに当たり、雲海に覆われている。右側が内カルデラで噴煙が上がっている。ガスマスクが無いと結構キツイ。他の観光客は早々と下山して行った。僕はガスマスク+ゴーグルの出立ちで、この日はこれが正解だった。

〈写真左〉ブロモ山の噴火口を写真に撮るなら、真っ昼間の太陽高度が高い時間帯が良いだろう。直射日光が噴火口全体を照らせば、白い噴煙も際立って見えるはず。僕が居たのは朝早い時間、噴火口は日陰の中だった。

〈写真中〉朝早い時間だからこそ見えたのは、噴煙に映る自分の影。写真で伝わるかどうか分からないが、直に見るとしっかり影が見える。

〈写真右〉下の方から噴煙が立ち上る一方で、山の向こうにも噴煙が見える。その方角からすると、スメル山の噴火に違いない。10km以上離れた場所での噴火がはっきり見えたのだから、かなりの規模の噴火だったはず。写真を拡大して見てください。

※ ブロモ山に行った後に同じように噴煙を上げている活火山のイジェン火口湖に行くつもりでしたが、活動が活発化して危険だからと、1ヶ月ほど前に立ち入り禁止になったとのこと。残念ですが、諦めるしかない。

洞窟プール

 火山目当てにインドネシアにやってきて、1つは行けたが、もう1つは危険度アップで立ち入り禁止になって諦めて、その代わりにコモド・ドラゴン(大トカゲ)に会うために近くの街までやってきた。翌日のツアーを予約して、余った時間で地元の人がお奨めの場所に行ってきた。
 バイクの後に乗っかって、漁村からボートに乗って、上陸したところにある洞窟プール(Rangko Cave)。地下で海と繋がっているはずだが、水路は見えない。潜れば分かるんだろうか。干潮の頃だったから、これでも水位は低かったはず。

 若い女性3人も泳いでいる。イスラム女性は手首・足首から頭のてっぺんまで繋がった黒い水着で泳ぐ。地元の人というより、おそらくはインドネシアの他の地域もしくはマレーシア辺りからの観光客だろう。

※ この後コモド・ドラゴンに会いに行って、さらに東ティモールに行って、そしてインドネシアに戻ってきてから、再び火山にチャレンジするつもり。

◇      ◇      ◇

    〜 インドネシアの火山を巡る
    ▷ インドネシアの火山を巡る(1)
    ▷ コモド・ドラゴンに会いに行く
    ▷ コーヒーを味わうまでの道程
    ▷ レボテロ村の小学校
    ▷ インドネシアの火山を巡る(2)


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