![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/87326189/rectangle_large_type_2_31c429f117959d5e9ae00c264cb2b9df.png?width=1200)
Python をじっくり観察しよう
【実習】
Pythonで次の2つのプログラムを実行してみよう。
入力画面が2回出てくるので、次のように入力しながら、Pythonの変数について把握しよう。
(1) 数2つ (「12」と「34.56」など)
(2) 文字列2つ (「Hello !」と「Python」など)
(3) 整数、小数、文字列など適当に。
a = input() → a = int (input())
b = input() → b = int (input())
print (a+b) print (a+b)
print (a*3) print (a*3)
Python の変数には主に3つの型があります。そして必要に応じて変換できます。
整数型 Integer
実数型(浮動小数点数) Floating point number
文字列 String
int(変数) → 整数型に
float(変数) → 実数型に
str(変数) → 文字列に
一見すると「数」のように見えながら実は「文字列」だったり、「整数」のはずなのに「実数」扱いされていたり、そんなことはままあります。ですから「その変数の型が何なのか」をいつも気に掛けていたいのです。
〈input文〉でキーボードから入力したものを、Pythonはなにはともあれ文字列として認識します。ですから整数値を入力するときは「a = int(input())」もしくは「a = int(input(”整数を入力してね”))」のように、実数値を入力するときは「a = float(input())」のように書きましょう。
なお、Pythonでは「a = 1」という文は「等しい」という意味ではなくて、「変数 a に整数 1 を代入する」という意味になります。ですから「a = 1」は良いのですが、「1 = a」はエラーになります。
また、変数に文字列を代入するには " " もしくは ’ ’ で囲うのがお約束です。ですから「a = 1」と「a = ”1”」は違った動きをします。
《チャレンジ》
次のプログラムを実行すると、どうなるでしょうか?
a = 1
b = a
c = "a"
a = a+1
print (a)
print (b)
print (c)
print ("c")
まず予想を立てて、次にコードを入力・実行して確認してください。
〈正解〉は、順に「 2 1 a c 」です。
◇ ◇ ◇
〜 変数には型がある 〜
▷ Python をじっくり観察しよう
▷ Python の変数を体感する
▷ Pythonで斬ってつなぐ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?