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アンケートの極意

 アンケートには3種類あります。

  1.  集計結果を示すことで、反対意見を封じ込め、プランを実行に移す。 (世論誘導)

  2.  プラン(予測)が適正か(正しいか)を判断するための材料とする。 (仮説検証)

  3.  プランを立てる、もしくはプランの方向性を定めるための素材とする。(市場調査)

 さて、難易度は「1 < 2 < 3」となります。なぜなら、

  1.  プランが先にあって、アンケートはやるだけ。結果はやる前からわかっている。

  2.  プラン(予測)は先にあるが、アンケート結果は未定。結果をもとにシロクロつける。

  3.  プランもなく、アンケート結果の予測も立たない。その結果をフィードバックしてプランを立てる。

からです。
 特に 3 は高度の技術を要します。アンケート結果から、自分たちの方向性を定めるだけの結果を得なければならないからです。そのアンケートを、方向性が見えない中で作らなければならないからです。それをやるには、心理学的バックボーンとマネジメント能力が必要です。
 学校の中でもそうですが、狙いが定まっていないアンケートが多すぎると思います。
 アンケートの基本は 1 でしょう。素人ができるのはこれで手いっぱいのはずです。
 2 は仮説思考ができることが前提。レベルがググッと上がります。
 3 はもうプロの領域です。素人の手が出せるところではありません。
 ところが素人がやってるアンケートは 3 ばっかり。大きな勘違いをしているとしか思えない。

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