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伊豆半島

柱状節理

 日本は火山列島なんだから、柱状節理なんてものはどこにでもある。そう言えなくもないが、伊豆半島のほぼ先端、爪木崎の俵磯の柱状節理は見事だ。(上の写真)
 遠くにぼんやりと伊豆諸島の利島が見える。

箱根カルデラ

 箱根に行く直前に予習のつもりで国土地理院の地図(→ http://maps.gsi.go.jp )を開いてみた。「陰影起伏図」で見ると、箱根がでっかいカルデラであることがよくわかる。面積では富士山にも匹敵する大きさだ。阿蘇よりはさすがに小さいが。

箱根カルデラ

 国土地理院の地図には「色別標高図」とか「赤色立体図」とか、さらには「伊能図」などの「古地図」(→ https://kochizu.gsi.go.jp/ )もあって、その多くが無料で使える。使わにゃ損だな。税金払ってるわけだし。

大室山

 2020年の春休みにラオスに行こうと思って、コロナ騒動の前にフライトの予約を入れていたが、2月になって飛行機そのものが飛ばないことになって、結果もちろんラオスには行けなかった。
 その代わりにフィリピンに行こうかと思ったけど、帰ってこられないもしくは隔離されるリスクを考えて行かないことにした。
 その後、国内旅行なら問題ないだろうと考えて、伊豆諸島に行こうかと計画して船便に予約を入れたが、予定の日の天気予報が雨だったので日程変更して様子を見ていたら、伊豆諸島の方からも「自粛要請≒来るな」という案内が出た。
 こうして結局どこにも出かけずにいたのだが、ようやく昨日になって伊豆半島の大室山に行ってきた。(2020年4月)

大室山

 前から行きたかったスコリア火山(4,000年前に噴火)だ。溶岩のしぶきが冷えて固まりながら形作った山だ。標高580mのこじんまりした火山だが、海岸近くの平野にぽつんとある独立峰だから、目立つといえば目立つ。とはいうものの、中途半端な高さだし、周りは自然豊かで木が生い茂っているから、全景を見るのは意外と難しい。車で移動しながら撮影場所を探して、なんとか上の写真が撮れた。
 すぐ近くに見える矢筈山(2,700年前に噴火)は溶岩ドームで、大室山とは対照的な姿をしている。

城ヶ崎海岸

 この辺りの火山から流れ出た溶岩で出来上がったのが城ヶ崎海岸です。右写真の沖に見えるのが、今も火山が活動中の伊豆大島です。

◇      ◇      ◇

〜 伊豆の島で感じる火山(1)
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