農園「遊あしがら」レポート
冬のある日(2023/1/21土)、神奈川県南足柄市の農園「遊あしがら」に出かけた。みかんを収穫し、ヤギと戯れて、美味しいものを食べた。恒例の「農業体験&アグリヒーリング」に初めて参加したのが去年6月。今回は3度目で、スタッフの皆さんともすっかり顔馴染みになった。
みかん畑の SDGs
みかんを収穫しながら考えた。その畑では、サイズの大きいみかんは出荷しない。見た感じ、そんなに大きいという感じはしないのに、農協が儲けた基準を超えるものは廃棄する。焼きみかん(写真右)にするには大きい方が良いと思うのだが、そんなレアな需要は無視して多数派の好みに合わせれば、その基準になるのだろう。
サイズ以外に、割れたもの、汚れたもの、虫喰っているものも廃棄する。だから、みかんの木の下にはたくさんのみかんが腐るがままに転がっている。
でも、地面に転がっているみかんのうちのかなりの割合は実際には食べられる。勿体無いと言えば、勿体無い。そしてこういう話題で出てくるのが SDGs 、そしてフード・ロスという言葉だ。
では、ここで自論を展開しよう。「循環」という観点で語る。
ブサ可愛いのがヤギ
ヤギはなんとも目つきが悪い。人相ならぬヤギ相が悪いのだ。なぜなんだろう?
その訳は、目玉を見れば分かる。眼球は丸いのだが、瞳の部分、つまり黒目の部分が横長なのだ。楕円形ならまだしも、ほぼ長方形。だから、全くもってお目々クリクリでは無い。
体型もなんだかパッとしない。モコモコしているわけでもなく、スラリとしているわけでもない。ではどんなかというと、人で言うならぽっこり型だ。痩せているのにお腹が出ている、あの体型に近い。
ではヤギは可愛くないのかというと、そうではない。絵に描いたような可愛さではないが、なんだか安心できる可愛さがある。言うなれば、ヤギはブサ可愛い。
ところで、ヤギの本当の可愛さは別のところにある。コロコロ、つぶつぶ、まんまるのうんちである。年がら年じゅう草を喰っているから、その頻度も多い。しかも臭くない。土の上でするとすぐに土に馴染んで、誰も掃除しないのに、いつもきれいな土のままだ。
人以外の多くの哺乳類がそうであるように、ヤギもまた自慢げに肛門を見せつけながら過ごしている。そしてそこから時おりコロコロ・つぶつぶ・まんまるが湧くように出てくる。その光景もまたヤギならではのブサ可愛さなのである。
花咲く季節
1月下旬、梅の花が咲いていた。まだまだ寒い日が続くが、春も近づいている。そこで詩を詠む。