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なにかおかしいピーゾンさん 08 「レビューメンバー」

※この物語は妄想世界の産物であり、実在の人物・団体とは
 一切関係ありません。
 また、特定のものへの批判中傷ではありません。

登場人物
ぼく:ヲタク。通販は基本的にコンビニやロッカー受け取り。
ピーゾンさん:大きな大陸からやってきた商人で通販会社の偉い人。

ぼ:この前言ってたエリートレビュアーの事なんだけど。
ピ:ああ、エリートレビュアーの「Wメンバー」な。

ぼ:サンプル提供されてレビューするなんて悪い事書けないよね。
  これって公式サクラレビューじゃないの?
ピ:そんな事無いで。率直にほんまの事書いてもらえばいいんやで。

ぼ:ふーん。でも実際にレビュー読んでみると良い事ばっかりか
  当たり障りの無い事とか、ダメな所なんて書いてないし
  書いてもふんわりとオブラートに包んだ書き方しかしてないよ。
ピ:厳選されたエリートレビュアーやからそんな事せえへんはずや。

ぼ:本当かなー?それにただでもらってレビューした後は
  売っちゃえば儲かるよね。
ピ:サンプル品の転売は禁止やで。

ぼ:そんなのオークションとか隠れてリサイクルショップや
  個人売買したらわかるわけないじゃん。
  興味なさそうな上、頓珍漢なレビュー書いてるの見た事あるから
  転売目的でサンプルもらってるのバレバレだよ。
ピ:そやから転売禁止や。

ぼ:なんだ、建前だけか。ぼくも「Wメンバー」になりたいけど
  どうすればいいの?
ピ:招待制やからな。

ぼ:じゃあ招待してよ。
ピ:条件があるんや。で、その条件は秘密なんよ。

ぼ:なにそれ、ぼくもただで色々もらいたいのに。
ピ:結局それかいな。サンプルばら撒くにしてもゼニは業者
  持ちやからこっちの腹は痛まんけど、ガイドライン違反で
  レビューできんようなっとるから招待はされんな。

ぼ:もういいや。これから「Wメンバー」の公式サクラレビュー
  なんか見ないようにするから。
ピ:勝手にせい。なんでもええけど仰山買うてくれればええよ。

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