見出し画像

学びとエゴの拡張

月イチnote、もっと書きたい気持ちとなかなか時間に追われてまとめきれない現実の中で、結局書きたいことが精査されて1ヶ月一本にまとまっているのかもしれないと日付の変わる少し前に急いでパソコンに向かっています。

今日は河鍋暁斎のカラスさんにしました。今毎日のように通っているスクールにはカラスさんの巣があるらしく、講習を受けているとカラスちゃんがくわーっと鳴いたり、信じられないくらい低空飛行やそばに来てくれるのです。

わたくし、カラスさんという漆黒の美しい存在が近くに来てくれると嬉しくなるので、その気持ちが伝わるのか、私のそばに来ても大人しくちんと首を動かして見ていてくれています。そんなカラスちゃんを思ってこの絵にしました。

学ぶことが好きな自分がこの年明けから同時進行で新しい学びをスタートをして、3月末からスタートしたのは体を使って学ぶこと。一時はどうなることかと思いましたが、本当に周りの方に恵まれて、たくさん応援していただいて順調に進んでいます。

「エゴの拡張」というのはどういうことかというと、ガンダムみたいに自分のマネージしている身体よりも大きなものを自分の体の一部のように扱えるようになるということです。半世紀生きてきて、まさかこんなことをすると思わなかったなということばかりをここのところやっている気がします。

いざやってみると、他人の「エゴの拡張」に便乗しているのもまぁ楽しいのですが、それ以上の楽しみがありました。自分が主体であるということで魂が磨かれていくのだということを再発見していきました。

五感を思い切り駆使して自分を拡張していくということの充実感は他の勉強や仕事にも良い影響を与えているような気がします。いろいろなことが明晰に感じられるようになるとでも言いましょうか。

今、勉強をしている分野のことも、さまざまな事象と広く関連づけられるようになり、世間に流布している情報にも振り回されないで済むようになってきたようにも感じます。

今回の経験を通じて気がついたことは、ひとえに自らの経験と学びがさらなる人生を深める高みに連れて行ってくれるということです。一見全く関係のないようなことでも何かを経験として体得し、行動し、知識を習得することがいずれ全部繋がってくるのだということを改めて体感しました。

それでふと思い出したエピソードがあります。
取り調べ通訳をしていた時のことです。何年も入国管理局などで通訳をしていると、実に多種多様な取り調べの現場、被疑者と出会うことになります。もちろん、その時限り、一期一会の出会いであることがほとんどなのですが、数年に一度、大きな事件だったり、一連の事件に関係していた人たちだったのか!ということがわかる瞬間が来ることがあります。

もちろんそういうことを通訳人に係官も仰いませんし、自分がたまたま担当した事件という点を繋いで線になったら答えが見えた時にはなんとも言えない「わかった!」感がありました。とはいえ、それは誰にも言えないのでちょっと悶々としていました。笑

体を動かして何かができるようになること、自分の知識で何かを判断したり、分析することなど、一見バラバラなことが全て自分の見識に繋がっていくことを改めて再認識したことで、幾つになってもさまざまな学びを続けていきたいし、チャレンジできることはやっていきたいなという思いを強くしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?