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オリジナルのアゾリウス熟達コントロールでミシックに到達したので紹介(2021年5月)

初投稿です、私はオリジナルデッキでミシックまで登ろうとすることが多く、今回で三回目だったりします。(先月は見事な根本原理で頑張ってた)

スクリーンショット (429)

そして今回使ったデッキはこれ

土地24枚、全体除去8枚の氷雪コントロールって感じ、履修への依存度の高さと、初見殺し性の高さからBO1で使う用として割り切ってる。クリーチャーが一枚も入っていないため、カヒーラの相棒条件を満たしているが、全体除去ガン積みデッキだと察されたくないし、履修枠がカツカツなので不採用(わざわざデッキリストを弄るならザーダのほうが実用的かもしれない)

 ダイヤ4から、ミシックまで2日で登れたので結構勝率は良かった


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このデッキのコンセプトカードにしてイチ押しカード【壊滅の熟達】

たったの6マナで、盤面をリセットしながらPWや、置物まで巻き込んで粉砕できる、滅茶苦茶強い。

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 具体的に言うとこの辺を吹き飛ばせるし、さらに言うならトークン生成系のPWも一撃で吹き飛ばせる。あまりにも無慈悲。ウギンより2マナも安いコストで飛んでくるし、グレートヘンジなどの8マナ以上のカードが持っている、所謂ウギン耐性を無視できる。まあこのカードで盤面を掃除した後にウギンを着地させてゲームを終わらせるのがこのデッキの鉄板ムーブなので、やっぱり強いのはウギンなのだが。

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やっぱり最強はウギン(壊滅の熟達はウギンも破壊できるのが強み)


 そして、壊滅の熟達の強みはまだあり、4マナでも使えることだ。「相手は2枚のカードを手札に避難させることができる」というのは、一見なかなかのデメリットに見えるが意外とそうでもない。手札に戻すことができるといっても、結局盤面は更地になっているのであるし、さらにトークンカードは手札に戻すことができない。なので相手が改めてコストを払い直してカードを展開した後に再び全体除去を唱えれば、盤面を重視したデッキはひとたまりもないのである。4マナで唱えても、【空の追放】の互換カードぐらいの性能が保証されているのはあまりにも強い。

熟達コントロール

 そして、トークンカードをノーリスクで破壊できるというこのカードの仕様は、【創意の熟達】とコンボにすることができるのである。3マナで唱えたデメリットとして相手に渡してしまう宝物トークンを、4マナで消し飛ばしてしまうことができるのである。先行であれば、2ターン目に予顕で手札を減らしておけば、3ターン目で創意の熟達で手札上限きっかりまで、手札を補充した後、返しに相手が展開してきたカードを壊滅の熟達で更地にすることができるのである。まあ打ち消しの入ったデッキに対しては序盤に宝物を渡してしまうことは結構危険なので、手札にそろったら確実に使うようなコンボではない。壊滅の熟達は6マナ払って使うことがほとんどだし、創意の熟達も8マナぐらい払って唱えても強い。

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 盤面で戦うデッキのリソースをこの辺のカードで削ぎ取って勝つのがこのデッキのコンセプト、相性が良い相手に対しては虐めレベルで勝率が高かった、ウィノータとか白単信心とか。

 んで、こういうデッキを握る際に意識しないといけないのがコントロール対決なんだけど。一応このデッキにも自発的に相手の体力を削りきる勝ちプランが搭載されている。

勝ちプラン

 追加ターンを作ってエルズペスで殴ることである。エルズペスの【-1】能力は二体のトークンの攻撃を通せれば6点のダメージが出るので、それが通る状態で天啓を打てば6+8点で14点のダメージが出る。それに追加して、脱出を活用してエルズペスの能力を連続使用したり、安息地で殴る、2枚目の天啓を打つなどすれば無理やり20点削りきることができる。追加ターンがなくてもエルズペスをしつこく脱出させるだけでも結構勝てることがあった。

 字面で見るとまあまあ強そうな勝ちプランに感じるかもしれないが、今環境のコントロールデッキはなかなか殺意が高いデッキが多いので、対コントロールでの勝率は5分あるかないかぐらいだった。むしろこれらのカードは対アグロに役に立つことが多く、これらのカードで何ターンも時間を稼いだ結果として勝てた試合がとても多かった。エルズペスのトークン生成→5点回復→脱出の流れがなかなか強い。

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 ウギンとエルズペスの両方は【栄光の探索】でサーチができるため切り札を引けずに負けることが少なくなかなか安定したデッキだった。8ターン目にはウギンを握れることがほとんどだったし、対コントロール戦でも相手が事故ってることを信じて押し通れば結構勝てたなんてことも多かった。

 このデッキは壊滅の熟達の色拘束の厳しさが理由で、白マナが意図的に溢れやすいようになっているため、履修や栄光の探索で青マナを確保することが前提になっている。その反面壊滅の熟達は安定して6ターン目に打つことができ、アグロ相手には非常に安定してた。

大まかな対面相性の考察

役割対象 ウィノータ 白単信心 緑単氷雪 白単魔技、ライフゲイン系 赤白サイクリング など

有利 赤緑アグロ 赤単氷雪 ウイザーブルーム など

5分5分 赤黒ハンデス 

微不利 ローグ  打ち消しの薄いコントロール全般 など

不利 スゥルタイ根本原理 など

無理 プリズマリコントロール 青黒コントロール

        多かった対面のピックアップ

ウィノータなど

 基本的に盤面で勝負する、リソース補充に難がある、速攻能力持ちが少ない(その分除去対策をして盤面を維持する)の三拍子が揃ったデッキにはだいぶ大きな有利がついている破壊耐性を付与されたとしても盤面が一気に弱体化することが多く、2回も全体除去を通してしまえば大きく失速し、これ見よがしにウギンをサーチしたらその時点で降参してくれることも多い。

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【休憩時間】は序盤の時間稼ぎとして優秀で、中型クリーチャーを足止めし、全体除去に巻き込むクリーチャーをつり出しながら、8マナ到着を目指すのがすごく強いムーブ。ウィノータの効果起動の妨害もできるのが強い。

打ち消しが多いし才能の試練を積んでるのでサイクリングは勝てる相手

 氷雪赤単、赤緑の出来事アグロ

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この辺がつらい

火力が高いし、速攻能力が多いし、リソースを回復してくるしでさすがにデッキパワーの高さを感じる。先行でぶん回されると為すすべなく負ける時があるので毎回勝つのは無理。先行ください。もしくは事故れ。

 ハンデス系

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クロクサが滅茶苦茶重いし、墓地対策までしてくることがあったりでとてもつらい。手札が0枚になったこのデッキは相当弱いし脱出したエルズペスもクロクサ相手には無力。助けてウギン。創意の熟達で5枚ぐらいドローできたら結構何とかなったりする。

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 ここら辺までは、多少つらいカードもあるが、打ち消しカードを積んでいないデッキなのですごく戦いやすい部類。打ち消しカードがあるデッキには【創意の熟達】を打つ際に命がけになることも多く、全体除去を打ち消されて負けることも多かった。アグロデッキに圧倒的に優位に立てているお陰で、【才能の試練】を積めているので上手に活用してゆきたい。デッキと手札を覗けるのは滅茶苦茶強いと思う。デッキ軽くを眺めてただけなのに降参されることも結構あるし。

ディミーアローグ

先行で蟹を二枚置かれて負ける対面

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普通にデッキ破壊で負けることが多い相手だが、幸い全体除去の通り自体は(打ち消されなかったら)良いので、勝てないというほどではない。

 エルズペスの3/2のトークンで殴ってゆく戦略がよく効く相手なので、ドロソさえ打ち消せたら勝てる相手。

スゥルタイ根本原理

 相手が事故ることを祈るゲーム。 耕作や根本原理を打ち消して機能不全になることを祈りながらエルズペスで殴る。繊細なデッキだからか意外と勝てることも多い。置物が多いので壊滅の熟達も結構効く。

青黒コントロール

 墓地対策されながらリソース回復までされるとこっちの息切れのほうが明らかに早い、エルズペスと安息地で殴れ。

プリズマリコントロール

 マグマオパス自体はつらくないし、重めのデッキなら何とかなることもあるが、細かい呪文を連打してくるタイプはどうやって勝てばいいかわからん。無理。

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この辺を見ると絶望する。


 総じてこの先も流行ることはないだろうなーって程度のデッキではあるけど、オリジナルデッキ特有の楽しさがあるデッキだった。

 エルズペスとウギンへの依存度が高いデッキなのでローテ落ち後に使えるデッキではないけど、それ以外のほとんどのカードがローテ後でも使えるカードなので、基本セットかそれ以降に青か白で優秀なPWとか来てくれたり、全体除去に巻き込んでよい伝説カードとか来てくれたら、ローテ後も握れるんじゃないかなーとは思っている。

熟達コントロール

このコンボ自体はすごく優秀だと思うし、これからも使えそうだと思ってる

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問題はこれの新しいサーチ先が来るかどうか……

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氷雪の再強化とか来てくれたらクラーケンくんも輝けるかもしれない……(最初は採用してたが氷雪の土地縛りが辛すぎて抜いた)

 まあエルドレインとイコリアに依存しまくってるデッキが多い環境なので、ある程度は将来に期待してもいいかもしれない。

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