演奏中は動き続けている

私は音楽家の方に
演奏時の身体の使い方をご指導しています。
今日はそんなレッスンの様子を書いてみました。

コナブルのボディーマッピング®
という、脳の中にある
自分の身体に関する記憶にアクセスし
間違った記憶をさがして
新たに正しい記憶を入れ
それに基づいて練習する

という、音楽教育の中では
最新の画期的な方法をご紹介しています。

今日は
脚のワークショップ受講中の
ヴァイオリニストの生徒さん
のレッスンでした。

1年前にも
コナブルのボディーマッピング®
を用いたプログラム
「音楽家ならだれでも知っておきたいからだのこと」
のセミナーを受講してくれました。

その時のお悩みは
立っていたらヴァイオリンを弾けるけれど
座って弾くのが苦手。
思うように弾けない。。。
オーケストラやアンサンブルのお仕事の時
困ってしまうという

というお悩みでした。
よくあるお悩みです。
中には練習し終わって立とうと思ったら
足腰が固まって立てない。。。
という程ひどい場合もあります。

私も20年前はそうでした。

何度かプライベートレッスンを受け
座り方の練習をして
座って弾けるようになりました。

今回はソロコンサートのために
難曲を弾くことになり
このままだと弾けそうにない
というお悩みで
駆け込んでいらっしゃいました。

まず、脚の骨の構造を復習していただき
足裏のバランスを取っている着地点を
触って確認しました。
すると、今まで足の指の構造に
思い違いがあったようです。

手指は演奏に重要なので
とても興味がありますが
足の指は???

新しく覚えた骨格のポイントで立ち
あえて、じっと立っているだけでなく
スクワットをしながら、や
歩きながら
ヴァイオリンを弾く
という苦行をしていただきました。

あら不思議
今まで速すぎて弾けない!
と言っていた箇所が
難なく弾けるように。

この間、数回弾いただけです。

演奏する時は
つい、腕、手だけに気が取られがち

でも、脚を使うことによって
体全体のバランスをとるようになり
腕が自由になりました。

脚の筋肉は全体の70%とも言われています
もし、それらが硬直していたら
当然、上半身にも影響が及びます。

筋肉はじっとさせている方が
ストレスがかかります。
人間は「動物」です
動きがあるのが自然。
演奏中はたえず動いていることを
お忘れなく!

体全体の動きをコントロールできれば
おのずと腕、手のコントロールも
できるはずです。

試してみてください。

もし、よろしければサポートしてくださると嬉しいです。 音楽演奏する方に向けてのセミナー開催や若いギタリストの演奏活動支援をサポートしていただける嬉しいです。