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240306_きらきら水曜本編_プロコフィエフ 交響曲第1番「古典」_FM八女

とりあえずの説明:
福岡県八女市をエリアとするFM八女というコミュニティFMでお送りしている「きらきらミュージックBOX水曜日クラシック」の番組内容の記録です。
・きらきらミュージックBOXは火曜~金曜で放送されていますが曜日ごとに内容がぜんぜん違います。水曜日はクラシック音楽を中心にお送りする曜日で、このNOTEは水曜日に放送した番組内容を放送してる本人が忘れちゃうので記録するためのNOTEであくまで個人的な備忘録ですが検索とかしてお越しになった方に何かしら役に立つことがあればいーなーくらいに思っているものです。
・放送局全体の著作権の配慮から一番上の配信ライブ動画には音楽が含まれません。著作権の切れたクラシック音楽だから流してもいーじゃんとは思ってますが放送局全体なのでそうもいかないみたいです。
・途中にあるディスカバー・ザ・クラシックスというコーナーは元になった音楽とその音楽をカバーした他のジャンルの音楽などを並べて聴いて貰うコーナーです。
・配信ライブ以外の音源動画はYouTubeより無差別にこの動画でよさそうだなっていう感じで引用した参考動画です。当NOTEとは基本的に無関係で音源全てを確かめたわけでもないです。
・登場人物は まつお(松尾隆志) と こーだい(野上倖大)です。

YouTubeリアルタイム配信動画がこちら(放送局による著作権違反対策のため音楽は流れません)(あとタイトルにアフタートークとありますが本編です)

オープニングトークなど
3月に入った 卒業式シーズン 今日はプロコフィエフ チャイコフスキーと同じ学校 生まれた時代は50年くらい違う プロコフィエフは近代的でモダン 古い時代のクラシックに慣れてる人はキライって言う人もいるかもまずモダンなプロコのヴァイオリン・ソナタを聴く ベートーヴェンとかモーツァルトの時代とちょっと違う雰囲気を聴いてほしい

S.プロコフィエフ ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調作品94 より第3楽章 アンダンテ

おしゃれな感じ モダンな感じつかめるだろうか ジャズとかブルースとかに通じそう いわゆる古い時代のクラシックには出てこないコード進行とか まずこれを前提に

プロコフィエフのモダンさを前提にして
ここで 交響曲の父 ハイドン という 1700年代に活躍した作曲家が出てくる 今日これから聴いていただきたい曲は プロコフィエフが若い頃 25歳くらい 1920年ごろに書いた作品で ハイドンが今生きていたらどんな交響曲を書いただろうか って考えて モダンさをある程度隠して 洗練された交響曲に仕上げた っていう作品

S.プロコフィエフ 交響曲第1番ニ長調作品25 「古典」 第1楽章Allegro 

ものすごく洗練された音楽 これがあのモダンさを隠して作ってる
古い時代を模しているからこそ人気が高いというところもあるかも
オーケストラの編成は ハイドンの時代よりは少し大きめ ベートーヴェンが2番8番とかで使った トロンボーンとかが入ってない普通の編成 くらいのイメージ

プロコフィエフはこの交響曲第1番を作曲する前 自身もピアノの名手だったこともあって音楽院に在学している間に2曲のピアノ協奏曲をすでに作曲してるんですが この協奏曲は 現代的でモダンな作品
音楽院を卒業してすぐに バレエ作品を作って この作品はいろいろあってバレエとしては残らなかったが スキタイ組曲っていう組曲作品としていまもそれなりの人気がある新しい試みに溢れた作品
今聴いているこの「古典」は その後に初演されたので 聴衆は現代的な作品を求めた そんな作曲家だと思って聞きに来る それが あまりに古典的で シンプルで明快な音楽に非常に驚いたとか

第2楽章Largette

一般的には ラルゲットの緩徐楽章
3拍子で書かれているのと この次の楽章に 舞曲楽章かと思う短い第3楽章がある その楽章がメヌエットとかではなくて もっと古い時代を思わせる4拍子の舞曲 ガヴォットだから この2楽章をメヌエット楽章舞曲楽章と扱うべきかもしれない。少し特殊な楽章構成。

プロコフィエフもやっぱり天才なんだなぁっていう逸話 プロコ 8歳でオペラを作った

このあと第3楽章 舞曲 ガヴォットの楽章 冒頭すごく堂々としたガヴォットの提示から 静かな行進曲のような中間部を経て また冒頭のガヴォットが静かに返ってくる 2分足らずと非常に短くて均整の取れた美しい音楽 説明無しで静かに聴いていただく



第3楽章Gavotte non troppo Allegro

第4楽章 Finale Molto Vivace

第4楽章 非常に快活なソナタ形式 ハイドンの時代 音楽は明るく活気があるもの  モルトヴィヴァーチェ すごく快活に という指示のもとに曲を閉じていく
この楽章は転調のしかたとか ちょっと プロコフィエフが オレがおとなしく古典のマネごとなんかするかよ とでも言うように楽章の終盤戦に向けて モダンさが現れている気がする

ディスカバー・ザ・クラシックス

S.プロコフィエフ バレエ「ロメオとジュリエット」より「騎士たちの踊り~モンタギュー家とキャピュレット家」

おそらく唯一過去にこの番組でも流したことがあるプロコフィエフ作品
ソフトバンクのCM のだめカンタービレのドラマ
曲の本名はバレエ作品「ロメオとジュリエット」より 「騎士たちの踊り」 とか「モンタギュー家とキャピュレット家」とか

フリートーク

今まであんまり紹介したことがない作曲家 プロコフィエフ取り上げた
交響曲は 今日聴いた古典 第1番と第5番のカップリングが多くて まずたぶんこの2つが人気抜けてる それと 第7番「青春」

番組後半の音楽 今日はさすがに こんなやつかな

あすという日が

東日本大震災復興支援曲、復興支援合唱曲、復興シンボル曲として知られる楽曲。また、卒業ソングとしても親しまれている。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で、3月19日に福島市音楽堂で開催予定の第4回声楽アンサンブルコンテスト全国大会が中止となり、出場予定であった仙台市立八軒中学校吹奏楽・合唱部の生徒が、避難所となっていた校内から被災者に向けてこの曲を歌った様子がNHKでたびたび報じられ反響を呼び、被災地を勇気づける復興支援のシンボル曲として注目されるようになった

Believe

NHK番組『生きもの地球紀行』の3代目エンディングテーマとして、1998年に発表された。学校の合唱、特に卒園式・卒業式の歌として歌われる[1]。

1991年に埼玉県の秩父市立影森中学校の教員によって作られた合唱曲である[1]。作詞は当時の校長であった小嶋登、作曲は音楽教諭の坂本浩美(現・高橋浩美)による。

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