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240619【本編】リムスキー=コルサコフ『交響組曲 シェヘラザード』『スペイン奇想曲』他

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『推しの力に負けてしまいました』山口なつみ 平野紫耀がイメージキャラクターになったシャンプーとかを思わず買っちゃった顛末
明日20日に上陽町のカフェでナカジとジョイントライブをやる その準備とかしてた 

6月にまつわる方今日もご紹介する ニコライ・リムスキー=コルサコフ リムスキーとコルサコフはイコールでつなげるのが一般的 ベートーヴェン とか ショパン とか言っている部分が リムスキー=コルサコフ みたい 名前はニコライ 

グリンカがはじめた 西洋音楽の形で演奏されるんだけど民族主義的な音楽 っていうジャンル を作り出して その後ロシア5人組っていうみなさんが 引き継ぐ形になった あの5人組のなかで最若手

リムスキー=コルサコフ 交響組曲『シェヘラザード』作品35 より 第3曲『若い王子と王女』(冒頭抜粋)

リムスキー=コルサコフの作品の中では演奏機会の多い 交響組曲『シェヘラザード』作品35 第3楽章 若い王子と王女 冒頭部
4曲がそれぞれ10分 全部でおよそ45分ほどは演奏時間のある大曲

フリートーク
リムスキー=コルサコフの代表曲 交響組曲 シェヘラザード から 第3曲 それもすごく一部分だけ聴いた 今日はもう一つの代表曲を中心にお送りする まずは第1曲 はじめに出てくる曲 1分ほどの小さくて 勢いのある音楽聴いていただく

リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲作品34 第1曲 アルボラーダ

リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲作品34 第2曲 変奏曲

お祭りのような賑やかな 第1曲 アストゥリアスの舞曲 アルボラーダ アルボラーダ スペイン語で 朝 夜明け と翻訳される
スペインの 朝 恋人たちの別れの音楽 とも書いてある スペインの恋人たちはあんなに楽しそうに別れてくるのか
第1曲のドンガラガッシャンのアルボラーダが終わって この曲 第2曲 変奏曲 静かな 牧歌的なスペインの民謡を5種類のオーケストレーションで変奏する第2曲
この曲が終わると また第1曲と同じ アルボラーダがもう一度帰ってくるイサーク・アルベニスのギター曲 スペイン組曲の第5曲にアストゥリアスっていう曲がある この曲だけ取り上げてあるくらいは人気があるんで おそらく音楽の美しい地域なのか
というわけで また帰ってきた ドンガラガッシャン 第3曲のほうのアルボラーダまで聴いていただく


リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲作品34 第3曲 アルボラーダ


リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲作品34 第4曲 ジプシーの歌

ファンファーレで華々しく始まったかと思えば ヴァイオリンソロがちょっと大変そうな音楽で見得を切っていく ここからフルートとクラリネットも 複雑でソリスティックな独奏を見せる 管楽器のトップももちろん大変 その後ハープも同じような独奏 この曲の後半ではチェロのソロも
さっき少しだけ聞いた シェヘラザードもそう オーケストラにヴァイオリンソロが出てくると 普通はコンサートマスターが演奏する リムスキー=コルサコフの音楽って だいぶレベルの高いソロが求められる感じ
普通プロオーケストラは こんな難しいヴァイオリンソロがでてきてもいつでも難しいソロが演奏できるように 各パートのトップ奏者は ちゃんとソロが弾ける人を置いてる ソロとしての評価が高い方を招聘してある たぶん給料も高い
アマチュアオーケストラとなると頑張って団員のコンマスが弾くか そうでなければ ゲストコンサートマスターを呼ぶ なんていうことになる なのに この曲が たったの15分 そのコンサートマスターのソロを中心に完結するコンチェルトとはまた違う アマチュアオーケストラでは少なくとも 取り上げにくい音楽
この第4曲だけが アンダルシア地方の民謡をフィーチャーされている 第4曲は 盛り上がって盛り上がって 第5曲にAtaccaでなだれこむ

リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲作品34 第5曲 アストゥリアのファンダンゴ

音楽の世界は 第1曲から第3曲までと同じアストゥリアス地方に戻ってきました 第5曲 ファンダンゴ・アストゥリアーノ 5曲中4曲がアストゥリアスっていう構成 第1曲から第3曲までをひとつの塊ととらえれば アストゥリアスの音楽でアンダルシアの音楽をはさんだような構成ともいえる。
フラメンコの男女の踊りとしてもおなじみのファンダンゴのリズム

若い頃は海軍に従軍していて そっちが仕事で いわゆる日曜作曲家だったリムスキー=コルサコフ 海軍だったからこそ シェヘラザードの第1曲と第4曲には海 航海の描写があるとか
その後音楽大学の教師としてプロコフィエフなどたくさんの音楽家を輩出した上にローマ三部作で知られるイタリアのレスピーギはロシアまでリムスキー=コルサコフに付いている フランスのラヴェルとかドビュッシーなど 遠くフランス音楽にまで影響を及ぼした けっこうすごい方 日本では軽く存在感薄いかも

そういうわけで 今日はロシアというよりスペイン フィナーレ スペインを象徴する楽器カスタネットなどを伴って華々しく盛り上がって終わっていく

ディスカバー・ザ・クラシックス
【説明】ディスカバー・ザ・クラシックスというコーナーは元になった音楽とその音楽をカバーした他のジャンルの音楽などを並べて聴いて貰うコーナーです。

リムスキー=コルサコフ 熊蜂の飛行

リムスキー=コルサコフで 一般認知度がいちばん高いのがこの曲 熊蜂の飛行 『サルタン皇帝』っていうオペラの中の間奏曲 20世紀の大ヴァイオリニスト ヤッシャ・ハイフェッツが ヴァイオリンの技術自慢のためにリメイクした
その後 あらゆる楽器で速弾き対決的に使われるんですが 特にエレキギターの速弾き自慢で使われたりして なかなかとんでもない動画がいっぱいあるので 熊蜂 速弾き とかで 動画検索

https://youtu.be/6o41otMv5nc?si=bPrpbPYOEu8DAOtY

今日のカバー 曲短いので2つ

→Pia-no-jaC←で 熊蜂の飛行

熊蜂の御老公 / スギテツ


フリートーク
今日は ロシア5人組 一番の若手 リムスキー=コルサコフ という方の スペイン奇想曲 を中心に聞いていただいた
番組後半の音楽 5人組の先輩 グリンカ ロシアに西洋音楽を持ってきた人 その前はどうだったの っていう音楽をかけてみようと思ってこれから聴こう

番組後半はたくさんのメッセージで盛り上げていただきました。ありがとうございました。BGMなどで使用した楽曲はこちらです。


オシポフ国立ロシア民族管弦楽団については

こちらで動画検索なさってください


M.シャラエフ ヴォルガ幻想曲 / N. オシポフ国立ロシア民俗管弦楽団

N.ブダーアフキン 2つの民謡による幻想曲 / N. オシポフ国立ロシア民俗管弦楽団

Flight of the Bumble-Bee / N. オシポフ国立ロシア民俗管弦楽団


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