うずまきナルト物語
どうも、青春ボーイです!
noteってスキを頂けると嬉しいですね。
後輩に自慢しました。
これでまた先輩としての威厳が保たれました。
ありがとうございます!
みなさん、NARUTOを読んだことはありますか?
アニメは見ていたという方もいるかもしれません。
僕にとっては青春の一部です。
飲み会で風影奪還編の話が盛り上がり、読み返してみると再燃。
今回はNARUTOの個人的に好きなセリフを語りたいと思います!
※ここからネタバレありです。
概要
NARUTOは岸本斉史さんの漫画で、週刊少年ジャンプにて1999年から連載、2014年に完結しました。
全72巻。700話の超大作です。
現在は続編にあたるBORUTO-NARUTO NEXT GENERATIONS-が連載されています。
2002年からテレビアニメ放送、劇場版は10作品、ノベライズも多数発刊されています。
アニメ主題歌も豪華です!
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの遥か彼方、FLOW のGO!!!、KANA-BOONのシルエット。
最近は格闘ゲームのナルティメットストームで新作が発売されました。連載終了から10年以上が経過しているのに、すごいですね!
あらすじ
主人公のうずまきナルトは木ノ葉隠れの里で暮らし、忍者アカデミーに通う少年ですが、かつて里を襲った九尾が封印されており、里のみんなから疎外されていました。ナルトには家族も友人もいません。そのため、人の気を引こうと少年時代はイタズラを繰り返します。
ナルトの夢は木ノ葉隠れの里長・火影になり、みんなから認められること。
ある事件でアカデミーの先生・うみのイルカに身を挺して守られ、認められたことで初めての繋がりを得ました。
アカデミーを卒業し、下忍になったナルトは、同期のうちはサスケ、春野サクラと共に、上忍・はたけカカシが率いる第七班に配属されます。
サスケは兄・イタチに自分以外の一族を殺された過去を持ち、兄への復讐を掲げていました。
成績ドベのナルトと優秀なサスケ、違いはあれど孤独な少年時代を過ごしており、多くの任務を経てライバルになります。ナルトはまた新たな繋がりを得ました。
しかし、サスケは復讐のために力が必要。自分より弱かったナルトが強くなるにつれ、焦りもあったのです。そして、サスケは力を得るため里を抜け、大蛇丸という犯罪者のもとに向かうのでした。
そこからナルトとサスケ、ナルトに封じられた九尾の力を悪用しようと暗躍する暁という謎の組織、そして忍世界を巻き込んだ大きな戦いへと発展していきます。
好きなセリフ
1.大切なのは、あきらめねェど根性だ。
かつて木ノ葉隠れの里を抜けた犯罪者の大蛇丸。
ナルトたち下忍が昇進するために挑む中忍試験にて、木ノ葉崩しという事件を起こし、3代目火影・猿飛ヒルゼンと戦います。なんとか大蛇丸を撤退さてたものの、ヒルゼンは命を落としてしまいました。
そのため、次期火影候補として綱手を捜索するべく、ナルトは師匠・自来也と共に旅に出ます。
一方、大蛇丸はヒルゼンに封印された両腕を治療してもらうべく、綱手を捜索していました。
自来也、綱手、大蛇丸はかつての忍界大戦において伝説の三忍と呼ばれた仲間でしたが、各々の背景から今は別々の道を歩んでいたことが分かります。
こうして、思惑は違えど再び揃った3人とナルト。
そこで、自来也が大蛇丸に放ったセリフです。
忍の才能で一番大切なのは、持ってる術の数なんかじゃねェ…。大切なのは、諦めねェど根性だ。
これって、現実でも当てはまりますよね。
大切なのは能力ではなく、根性だと。少し古いかもしれませんが。
僕はこの考え方が好きです。夢に能力が釣り合っていなくても、諦めない根性が大切なんだと思えるから。
少年漫画らしい、背中を押される言葉です。
2. 賢いってのがそういうことなら…俺は一生バカでいい…。
あらすじの通り、サスケは里を抜け、大蛇丸のもとへ向かいます。
ナルトは同期の奈良シカマル、秋道チョウジ、犬塚キバと1年上の日向ネジと共に、サスケの後を追いました。
サスケ奪還編は1人1殺でストーリーが進むので、王道展開でアツいです!
最終的にナルトVSサスケになり、サスケは問います。
お前は一体…何なんだ…?
ナルトは涙ながらに答えました。
友達だ。
しかし、ナルトの想いは届かず、サスケは行ってしまうのでした。
サスケに負け、里に戻ったナルト。
一方、ナルトに封印された九尾を狙い暁という組織が暗躍していることを知った自来也は、ナルトに対し、3年間の修行の旅に出ないかと誘います。
そして、サスケのことは諦めるよう説得しました。
かつて大蛇丸が里を抜けた時、自来也も同じように止めたものの、己の無力感と後悔が残っただけだと。同じ道を歩ませたくないんだと。
そして、こう続きます。
バカのままじゃ…この世界、生き辛いのが現実だ…。
これのアンサーです。ナルトらしい!カッコいい!
生き辛いから大切なものを諦めるくらいなら、バカのままでいたいですよね。僕も少年時代、この言葉に胸を打たれました。
3.オレが信じてんのは“火の意思”だ。
ナルトは修行の旅を終え、木ノ葉隠れの里に帰ってきました。第2部のスタートです!
ナルトと同じく一尾を封印された人柱力・我愛羅は砂隠れの里長・5代目風影になっていました。
しかし、動きを活発化させた暁のメンバー・デイダラとサソリに拉致されてしまいます。結局、ナルトたちの助けもあり無事生還しますが、暁の正体が少しずつ判明していき、危機感が煽られます。
そして、暁の新たな2人組・飛段と角都が動き出しました。対するは、シカマルとその師・猿飛アスマが率いる小隊。
飛段は不死身で、自身へのダメージを相手に与えることができます。つまり、自害すれば相手だけ死に至るのです。この能力でアスマは敗れました。
死に際、シカマルと将棋を指した時の会話を思い返します。
木ノ葉の忍を駒にたとえるならシカマル…さしずめお前は桂馬だな。
なら…“玉”は誰だか分かるか?
この時、教えなかった答えを耳打ちするのです。
読者がその正解を知るのは、なんと20巻後。
“玉”とは、木ノ葉隠れの里の未来を担う子供たちのことだったんです。深いですね。
師匠を殺されたシカマルは敵討ちのため、飛段と戦い、勝利を収めます。
飛段は、信仰するジャシン教によりシカマルに裁きが下ると言いますが、シカマルが返します。
オレとお前じゃ、信じてるモンが違う。
オレが信じてんのは、“火の意思”だ。
“火の意思”とは、木ノ葉隠れの里の忍の中で受け継がれてきたものだと思います。“玉”=子供たちですが、子供たちは成長し、いずれ大人の忍になり、また“玉”を守る存在になる。そうして保たれる平和が“火の意思”なのかと。
この辺の解釈は、人によって個人差があるかもしれませんね。
4.うずまきナルト物語…。うむ…それがいい…。
暁のリーダーが雨隠れの里に潜伏しているという情報を察知し、単身で乗り込んだ自来也。
そこで出会ったのはかつての弟子・小南でした。
自来也は昔、忍界大戦にて戦争孤児となった長門、弥彦、小南を師事していたのです。
しかし、その場に現れたのは長門が持っていた輪廻眼を持ち、弥彦の面影があるペインと名乗る男。
戦いの末、自来也は死亡します。
自来也には忍者の他に、作家という顔もありました。
人生を物語に準え、自来也豪傑物語に幕を閉じた訳です。そして、その続編。選んだタイトルがうずまきナルト物語。師弟愛が感じられます。
つまり、僕らが読んでいるNARUTOこそ、自来也が言ううずまきナルト物語ということなんでしょう。
5.今、目の前に英雄がいます!
自来也の死を悲しむナルトでしたが、イルカやシカマルに元気付けられ、自来也がかつて修行した妙木山で仙術の修行を行います。
そんな中、木ノ葉隠れの里では暁のリーダー・ペインが襲来し、多くの戦死者が出ていました。
その窮地に駆け付けたナルトは、会得した仙術を使いペインの正体に辿り着きます。
それは、長門が弥彦の死体を使い、ペインとして暁を組織していたというもの。
ナルトは長門と対話します。
人は生きているだけで、気付かぬ内に他人を傷つけている。人が存在し続けるかぎり、同時に憎しみが存在する。この呪われた世界に本当の平和など存在しない。
長門の意見に、ナルトは答えます。
オレがその呪いを解いてやる。平和ってのがあるなら、オレがそれを掴み取ってやる。オレは諦めねェ!
これは、かつて自来也が書いたド根性忍伝の本の中のセリフでした。そして、幼い頃の長門が自来也に意気込んだセリフでもあったのです。
これを受け、長門は昔の気持ちを取り戻します。
こうして戦いが終わり、里に戻ったナルトをみんなが出迎えました。
その時のイルカのセリフ。
ずっと疎外されてきたナルトが、里のみんなに認められた瞬間でした。ここまで長かった。
ペイン襲来編が1番好きという方も多いですよね。
6.その後、お前らが踏み止まれ!!
一方、サスケはイタチを倒し、復讐を遂げていました。しかし、イタチの一族殺しの理由を知ります。
それは、うちは一族が木ノ葉隠れの里にクーデターを計画しており、それを事前に阻止するべく里側がイタチに依頼した極秘任務だったのです。
こうしてサスケは里への復讐に舵を切り、暁に加入します。そして、八尾を封印された人柱力・キラービーを襲ったのです。
それに激昂したのがビーの兄で雲隠れの里長・4代目雷影のエーでした。雲隠れの里は暁に対抗し、サスケを始末するべく、五大国の隠れ里(木ノ葉隠れの里、砂隠れの里、雲隠れの里、岩隠れの里、霧隠れの里)で話し合うよう五影会談を開催します。
この状況を知ったナルトは、五影会談に向かうエーに嘆願します。
うちはサスケを始末するのを止めてもらいてーんだ…。
サスケを殺されると、ナルトたちは雲隠れの里に対して復讐するかもしれない。その連鎖になるから、サスケを殺すのはやめてくれという訳です。
エーは無視しますが、譲らないナルトに放ったセリフがこちらです。
ワシ達はサスケは始末する。その後、お前らが踏み止まれ!!
まあ、ごもっともではありますよね…笑
このシーン、カカシたちは過去の戦争の火種(雲隠れの里が木ノ葉隠れの里に行った政治的行為で、木ノ葉側が戦争を回避するために犠牲になった事件)を持ち出し、その上で何も知らないナルトのような若い世代が頭を下げていることをどう思うか問いました。
エーはこう答えます。
忍同士の話に譲歩ぐせは禁物だ。
力なき者は踏み潰される!
つまり、復讐したければしろよ。迎え打つまでだ。そう言いたい訳でしょう。
里間における戦争なので、意見は別れるでしょう。
こういう会話が少年漫画でもあるのが、NARUTOの魅力だと思います。
個人的な意見ですが、戦争をせずに折り合いをつける対話をどうしていくかが、今後の平和な社会を作るために必要な力なんだと思います。
7.アンタ達はいつ己を捨てた?
五影会談が始まりましたが、そこにもサスケが襲撃します。
ちなみに、ペイン襲来にて重傷を負った5代目火影・綱手の代行として志村ダンゾウが参加しています。
このダンゾウは木ノ葉隠れの里の裏側の人間で、汚れ仕事を担当していました。イタチに一族抹殺を命じたうちの1人でもあります。つまり、サスケにとっては復讐対象ですね。
サスケとエーが戦闘を開始しましたが、会談中に幻術を使い、有利に物事を進めようとしたダンゾウを見張るため、他の者は待機します。
今回のダンゾウや、里の利益のために暁を利用した過去がある岩隠れの里長・2代目土影オオノキのことを、道徳を考慮しないやり方だと我愛羅は否定しました。
それに対し、オオノキはまだ何も知らぬガキだと煽り、何でも答えてやるから質問しろと言います。
それを受けてのこのセリフです。
オジさんたちは何も言えません笑
五影会談編は政治的なやり取りもあって、少年漫画らしからぬ雰囲気を帯びてますが、その真髄はまさに少年漫画だと思います。
子供の頃ならではの大人への嫌悪感。
その正体がこのシーンにあるような…。
ペイン襲来編でも、長門は子供から大人になるにつれて、平和などないと結論付けるようになりました。
大人になると社会に諦めがつくんですよね。道徳心だけではどうにもならんと思うようにもなる。
でも、そんな悟った顔して社会に馴染む大人が嫌いだった。
僕はそうはならないよって。平和を求めるよって。
その己をいつ捨ててしまったんでしょうか…。
この後、オオノキは己を拾うシーンがあります。
まだ遅くないですよね。
8.忍の世のため、木ノ葉のため。
五影会談で幻術を使ったことで居場所をなくしたダンゾウは逃走しますが、サスケと交戦することに。
追い詰められたため、道連れにしようと術を発動した際のセリフです。
物語の中で暗躍したこともあり、様々な事件の原因ともされていましたが、その背景はこの一言に尽きると言うことでしょう。
だからと言って許される訳ではないですが。
歴史上でも、悪人とされる人の背景を知ると、一概には言えないような気がしますよね。立場によって、正義と悪は入れ替わります。
五影会談編は名場面や名言が多い!
9.逆だったかもしれねェ…。
ナルト以外の木ノ葉の里の忍たちは、復讐を遂げても里に戻らないサスケを殺すことを決意します。
そして、ダンゾウを倒したサスケのもとに元第七班が集結しました。
この時のナルトVSサスケでの、ナルトの独白です。
似た境遇を持つ者同士、ナルトはサスケと立場が逆だったかもしれないと思っていた訳です。
ナルトが千鳥、サスケが螺旋丸を使用しているあたり、良い演出ですよね。
色んな意味で、NARUTOを代表するシーンだと思います。
一人前の忍同士は、拳を交えただけで相手の考えが分かるそう。ここから、2人だけの対話のシーンに転換します。
そこでナルトはこう言いました。
オレはお前と会えてホントによかった。
そして、サスケはなぜ自分にそこまでこだわるのかを問いますが、ナルトの答えは変わらない。
友達だからだ。
まっすぐ自分の言葉は曲げません!
結局、サスケたちが撤退することで終幕します。
10.これがオレのサインだ!!
ナルトは強くなるためビーに弟子入りし、九尾をコントロールする修行を開始します。
そこで使われたのが、真実の滝です。
滝の前に座ると、自分の闇の部分が語りかけてくるのです。
里の奴ら、今までさんざんオレ達を除け者にしてきたくせによ。
ナルトはペインとの戦いを経て里の英雄になりましたが、昔は里のみんなから疎外される存在でしたよね。
その手のひら返しに、心のどこかでこう思っていたことが分かります。
行きつけのラーメン屋・一楽では、サインを求められるシーンがありました。しかし、ナルトは照れてサインを書かなかったのです。
それも、急な環境の変化に気持ちが追いつかなかったからなのかもしれません。
でも、そんな闇の部分を払拭するべく、闇ナルトにサインを披露したシーン。
落ちこぼれの主人公が英雄に成長するのは少年漫画の王道ですが、周囲の反応に対する気持ちのギャップを表現するのは珍しいと思います。
こういうところもNARUTOの魅力かと。
11.天才だと…言われたからだ…。
暁のリーダーはペインではなく、仮面の男・トビだったことが判明し、それに対抗すべく五大国は忍連合を結成します。忍界大戦の始まりです。
その戦いの中で、ナルトを庇いネジが命を落とします。
ナルトがなぜ庇ったのかを聞いた時のネジのセリフです。
これは中忍試験でのナルトVSネジで、自分の運命に逆らう理由を問われたナルトの答え。
落ちこぼれだと言われたからだ…。
それを踏襲した訳ですね。
最終話でナルトはネジの従兄弟・日向ヒナタと結婚します。そして生まれた子の名前がボルト。絆を感じます。
ネジが死ぬとは思わんかった…。
12.オレが知りてーのは楽な道のりじゃねェ。険しい道の歩き方だ。
トビの正体は、カカシのかつての仲間・うちはオビトでした。
そして、愛した人が死ぬ現実の世界に絶望したオビトは、全員が幻術の中で生きていく世界を作ろうとしたのです。
そんなオビトの昔の夢は火影になること。ナルトと同じでした。
幻術の中であれば人は争わず、平和な世界が作れる。火影の目指すべき行き先だ。
オビトは言いました。
わざわざ険しい道だと分かっていて歩くことはない。近道があるなら誰でもそちらを選ぶ。
それに対するナルトのセリフです。
オレが知りてーのは楽な道のりじゃねェ。険しい道の歩き方だ。
そして続けます。
一方が険しい道だって最初に誰が教えてくれんだよ?
火影ってのは痛ェーのガマンして、皆の前を歩いてる奴のことだ。
火影になる奴に近道はねェーし!
なった奴に逃げ道はねェーよ!!
道の険しさは歩かなければわからない。だから、近道も逃げ道もない訳で、知りたいのは今生きている道の歩き方と言うことです。その通りですね。
13.友達だからだ。
最終的にナルトとサスケの協力があり、戦争は忍連合の勝利で幕を閉じます。
しかし、サスケは忍界の憎しみを全て引き受ける覚悟で、里長である影たちを処刑し、すべての里を自身が統括すると宣言します。
過去は切り捨て、新しく作り直すと。
ナルトは言います。
オレは全部、過去の人達から学んできたんだってばよ!失敗して、次をどうすりゃいいか考えるってことをよ!
ナルトVSサスケ。最終決戦は共倒れになります。
瀕死の状態で2人は横たわっており、サスケが改めて問います。
なぜそこまでしてオレに関わろうとする!?
ナルトの答えは変わりませんね。
友達だからだ。
サスケが背負っているところを見ると、オレが痛てーんだとナルトは言います。
そして、サスケは負けを認めました。
ここまで本当に長かった…。
まとめ
世界の英雄となったナルトは、7代目火影として活躍していきます。
その姿はぜひBORUTOで!
NARUTOでは戦いの中で相手と対話するシーンが多いです。
分かるってばよ。です。
この言葉は無闇に言っている訳ではなく、ナルトなりに経験を踏まえて発言してる。
それが読者に伝わっているから、名作なんだと思います。
長ェー!!
お付き合い頂き、ありがとうございました!
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