思惟かねの今日のwikipedia 過去ログ03
かつてTwitterで（ほぼ）日刊で続けていた、私の初めてのVTuberとしての活動。
それが#思惟かねの今日のwikipedia。
私の趣味であるWikipediaサーフィンが高じ、暴走する知識欲のままに読んだWikipediaを数ツイートにまとめて皆さまに雑学と知的刺激をお届けするという趣旨の活動でした。
これは私のかつての活動の記録を留める場所であり、これをふと目にした皆さまに1分で読める雑学をとめどなく散発的に提供するよく分からない記事です。
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) January 16, 2019
このタグは、思惟かねがその日知ったこと、ふと気になったことを（主にwikipediaで）詳しく調べて、脈絡もなく皆さまにお話しするタグです。
トリビアというほど些末でもない、けど役に立つわけでもない。そんな雑学を、私と一緒に増やしていきませんか？
31. ツインスクロールターボ（2019/2/8）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 7, 2019
ツインスクロールターボhttps://t.co/fJLbRoGMJQ
車の馬力を向上させるターボ。ツインスクロールはその一種で、最近ではSUBARUのレヴォーグなどが搭載しています。
そのメカニズムは、一言で言うと1個のタービンに2本の排気流路を設けるというものです（続く）
ターボチャージャーは馬力やトルクアップなどのメリットがある一方で、いわゆる「ターボラグ」のように、レスポンスや出力特性の面で難があります。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 7, 2019
ターボの様々なメカニズムの究極の目的は、この改善のためといっても過言ではありません。
ツインスクロールターボもまた、その工夫の一つなのです。
例えば、シーケンシャル（ツインターボ）は大小2個のタービンで、低回転と高回転を分担することで滑らかな特性を得ています。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 7, 2019
一方、ツインスクロールはタービンは1個のまま、2種類の流路を設けることで同じく2段階の特性を得ようという方法です。
正解はひとつ！じゃない！！といのが面白いですね。
ツインスクロールターボは、ツインターボと混同されやすいですが、このようにメカとしては別物です。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 7, 2019
特性も異なり、メカとしてのロス（働いていないタービン）がないツインスクロールは低回転と燃費が良く、一方で完全に棲み分けをしているツインターボは最高出力に優れる…という具合なのです。
32. ウイルス（2019/2/8）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 8, 2019
ウイルスhttps://t.co/KN5ICFIond
ウイルスとは一体何なのでしょうか？
おそらく一番ピンとくる説明は「病気を引き起こすナノマシン」でしょう。
ウイルスは自分で増えることはできません。それでも宿主の「バグ」につけ込んで自分を増やしていくのです（続く）
一見似ているようでも、最近は自力で増えることのできる「生き物」ですが、ウイルスは宿主のバグに適応して勝手に増えていってしまう「モノ」なのです。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 8, 2019
ウイルスが生物か否かは意見の分かれるところですが、こうした存在が世に広くあることは、やはり進化というものの不思議さを示していますね。
こうしたウイルスの特性を考えると、なるほど、コンビュータウイルスというのは実に的を得た例えを選んだものだな、と思いますね。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 8, 2019
何しろどちらの「ウイルス」も、生きてはいないのに、まるで生き物のように自分を増やし、広めていこうとするのですから、ね。
33. 雪（2019/2/10）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 10, 2019
雪https://t.co/PVUgt9mKM1
氷とも水ともつかず、雨とも霰とも違う雪。考えてみれば不思議な存在ではありませんか？
雪は、雲の中の水分が、0℃を下回りながら氷になっていない状態（過冷却といいます）の時、水蒸気から直接氷に変化することで生まれてきます（続く） pic.twitter.com/M9BX6d4wrA
通常、水は一度液体の状態になってから氷になります（凝固）。しかし雲の中のような特殊な環境では水蒸気（気体）から直接氷になる、昇華という現象が起こります。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 10, 2019
このため、雪の結晶は水の分子構造に強く影響され、独特で美しい「雪模様」のパターンとなって私たちの上に舞い落ちてくるわけですね。
このように水蒸気が雪の結晶に変わる時、環境により結晶の大きさやくっつき方は大きく変わります。雪模様にパターンがあるのはこのため。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 10, 2019
またこうした独特の模様により、雪と雪の間には空気が大量に入りこみます。だから雪は氷とは違い、軽くてふかふかしているんですね。
大自然の不思議に乾杯です。
34. ダイヤモンド・ダスト（2019/2/11）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 11, 2019
Diamond dusthttps://t.co/Zfwlf2FXco
ダイヤモンドダスト、日本語では細氷。
空気中の水蒸気が凍りつき降り注ぐ現象です。
特筆すべきはその美しさです。DDは晴れの時に生じるため、降り注ぐ氷の粒が日の光でダイヤモンドのように美しくきらめくのだそうです（続く） pic.twitter.com/kjrO904AA3
ダイヤモンドダストが生じるのは空気中の水蒸気が凍りつくような超低温。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 11, 2019
そのため特に北極や南極ではよく観測され、何日もダイヤモンドダストの雨が降り続くこともあるそうです。
日本では北海道の内陸などの他、-2℃程度の気温にて筑波での観測例もあるとのこと。
一度は拝見してみたいものですね。
ちなみにダイヤモンドダストが降っても、雨雪や霧などと違って視界は良好なのだそうです。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 11, 2019
なればこそ、太陽光にキラキラときらめくダイヤモンドダストがいっそう綺麗に見えるのでしょう。
この世は神が創りたもうたと、そう思いたくなるような大自然の奇跡ですね。
35. 雹（ひょう）（2019/2/12）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 12, 2019
雹（ひょう）https://t.co/6fiLmTWElu
冬の寒さもたけなわ。雪、細氷ときて、今日は雹です。
しかし氷の塊というイメージに反して、雹は実は雪とは違い「夏」に起こる現象です。
これは雹が生まれるためには強い上昇気流を伴う雲…つまり積乱雲が必要なためです（続く） pic.twitter.com/GewA0LCAqL
空気というのは高い所ほど冷たいので、積乱雲のように激しい上昇気流が起こると、地表近くの暖かく湿った空気が急激に冷やされて氷が生じます。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 12, 2019
この氷は、重力に引かれると落下して融け、また上昇気流に吹かれて上昇すると低温で固まり、というのを繰り返すうち、少しずつ大きく成長していきます。
やがては重さに耐えられなくなり、地表に降り注ぐ。これが雹なのです。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 12, 2019
ちなみにこの過程で、落下する雹と上昇する雹が互いにぶつかり、こすれて静電気が生じます。
この静電気が貯まると…そう、雷になって落ちるのです。
実は雹と雷、積乱雲というのはとても密接な関係があるのですね。
36. 不能犯（2019/2/13）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 13, 2019
不能犯https://t.co/iAzT2g4Xib
もし、おもちゃの刃物を本物だと間違えたまま、人を刺そうとしたら、それは殺人未遂でしょうか？
答えはNOです。偽のナイフでは人を殺すのは不可能なので、たとえ殺意があってもこれは罪になりません。これを不能犯といいます（続く）
殺意があるのに無罪、というのは一見不思議です。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 13, 2019
が、誰かがおもちゃのナイフで人を刺したとして、それが殺意を持ってのことか、ただのイタズラか、判断する確かな方法はあるでしょうか？
人の心を読むことが出来ない以上、これは不可能です。
よって「殺意」という要素は無視して判断するのです。
ちなみにこれは日本で支持されている「客観説」という考え方ですが、これがドイツでは「殺意を持っているならそれは犯罪だ」という「主観説」が主流です。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 13, 2019
国が変われば法律の考え方も変わり、同じことをしても有罪になることもあれば、無罪になることもあるのです。
法律というものの難しさですね。
なお、主観説と客観説、どちらの場合であっても、人を殺そうとして無罪になる場合があります。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 13, 2019
それが迷信犯、つまり呪いなどで人を殺そうとした場合です。
科学的には呪いで人を害すことはできないので、たとえ本気の殺意があろうとも、これは例外になるのです。
法律はオカルトを認めないのですね。
37. 酸素魚雷（2019/2/14）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 14, 2019
酸素魚雷https://t.co/3dY247RTBa
日本海軍の秘密兵器、酸素魚雷。
空気の8割を占める窒素は、魚雷には不要なもの。ならば純酸素を用いれば性能を飛躍的に向上できるのでは？というのが酸素魚雷です。
しかしその実現には、さまざまな技術的困難が伴いました（続く）
最も困難な課題は、純酸素を用いることに起因する爆発事故です。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 14, 2019
中でもエンジン始動時の異常燃焼による爆発問題は、日本以外の国が開発を断念する原因となっていました。
しかし日本はこれを、始動時の燃焼には通常の空気を用い、徐々に純酸素へシフトさせるシステムによりこれを解決したのです。
純酸素と通常空気の圧力差を利用し、燃焼のシフトを実現するシステムは、技術的努力の結晶と言えましょう。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 14, 2019
依然、配管に油分が少しでも残っていると純酸素と反応して燃焼、爆発に至るなど扱いづらさはありましたが、日本海軍は一件の事故なく酸素魚雷の運用に成功しました。まさに技術の勝利ですね。
ちなみに、当時の魚雷は高性能なエンジンと誘導装置としてのジャイロスコープなどを使い捨てにする、今でいう巡航ミサイルのような超ハイテク兵器でした。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 14, 2019
こうした先端技術開発の中で、必要に迫られたとはいえ、技術的挑戦をし成功を得た当時の技師の方々には、感服する他ありませんね。
38. シラカバ（2019/2/16）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 15, 2019
シラカバhttps://t.co/ZRtBDvEHS5
白い樹皮の樹が、かたまって生えているのを見たことがありませんか？
北国や高地、特にスキー場などでおなじみのこの木がシラカバです。
世界でも北国を中心に親しまれ、フィンランドでは国のシンボルとなっているそうです（続く） pic.twitter.com/KLUSAubfq8
白樺（シラカバ）その使いやすさから、分布する北国を中心に世界中で利用され、文化に取り入れられています。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 15, 2019
赤星ナナハさんの紹介していたロシア式サウナ（https://t.co/C05O0PQI3Z）でも白樺の枝が使われていますね。あるいは白樺の樹液に保湿の効果がある、ということも関係しているのかも？
ちなみに白樺は花粉を飛ばす植物のため、実は花粉症の原因にもなり、特に北欧では白樺の花粉症が多いそうです。日本でのピークは4-6月頃、特に北海道に多いそうです。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 15, 2019
他にもあのマインクラフトには木の種類として白樺があるなど、人類との関わりが何かと多い木の一つなのでした。
39. たこ焼き（2019/2/16）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 16, 2019
たこ焼きhttps://t.co/9YIOkfa21D
たこ焼のルーツは明石焼とラジオ焼にあります。すじ肉を入れて焼くラジオ焼が、明石焼をまねてタコを入れて改良され「たこ焼」が生まれました。 これが戦前の頃ですが、当時はソースがまだなく、そのままで食べていたそうです（続く） pic.twitter.com/5BtZdH2oFo
しかし戦後、当時発明されたとんかつソースをかけてるようになり、今と同じ形に。これが大阪で大ヒットしました。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 16, 2019
依然、大阪ローカルの食べ物ではありましたが、じわじわと全国へ広がり、1984年の冷凍たこ焼発売、1990年代のたこ昌や銀だこといった大手店の成功で全国的に一般化し、今に至ります。
歴史としては、まず江戸時代末に明石焼が発祥。 同じく江戸時代のもんじゃにルーツを持つラジオ焼が1920年頃に流行し、ここから1930年代にたこ焼が生まれたという流れですね。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 16, 2019
ソースをかける今のたこ焼が1950年代に一般化してからはや半世紀以上。たこ焼は変わることなく、丸く熱々で美味しいです。
40. チェコ語（2019/2/17）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 17, 2019
チェコ語https://t.co/9tGzkwgyrG
今回ゆえあってチェコ語の歴史について調べてみました。
チェコ語はロシア語などと同じルーツを持つスラブ系の言語で、西欧諸国との接触、キリスト教の受容などを経て、17世紀にボヘミア王国の公用語として確立しました（続く） pic.twitter.com/33YMujc24z
ボヘミア王国はやがてオーストリア＝ハンガリー帝国へと変化し、その中で民族意識が高まります。19世紀には科学用語のチェコ語翻訳なども行われ、文化でもスラブ的な面を強調したものが生まれます。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 17, 2019
20世紀前半にはドイツ語の影響も受けつつ、チェコ国民の96%が話す公用語として現代に至っています。
ちなみにチェコ語は、ラテン語のように語順の自由度が高く変格活用が多いため、難易度が高い言語とされます。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 17, 2019
ほか、以前ともにチェコスロバキア連邦を形成していたスロバキア語とは方言程度の差しかないとのこと。もっとも同じスラブ語族でもこれは例外的です。
言語は歴史の写し鏡。興味深いですね。
41. スラヴ人（2019/2/18）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 18, 2019
スラヴ人https://t.co/cIALx3z5bc
中欧～ロシアの多くを占めるのがスラヴ人です。
日本ではロシア以外なじみが薄いですが、世界的にも大きな集団の一つです。
元は現在のルーマニア辺りの諸部族が、イラン系の遊牧民族と交わったのち、世界に広がったとされます(続く) pic.twitter.com/kEONuD8puT
現住地から世界へ広がり、東はロシア、南はブルガリア、北はポーランド、西はチェコまで。欧州の半分はスラヴ人といえます。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 18, 2019
もっともスラヴ人は元々多部族から成る上、世界へ広がる際に現地の民族と混交したため民族的なカラーは薄いです。
この辺がスラヴ人と聞いてピンと来ない理由かもしれません。
実のところスラヴ人とは、民族というより言語的な分類なのです。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 18, 2019
起源を同じくしつつも、スラヴ人はイラン系、トルコ系、ゲルマン系など世界中で多くの民族と交わり、もはや人種的な分類とはなりえません。
裏を返せば、そこまで入り混じっても言語から民族のルーツを辿ることができるのです。
人種、言語、民族、そして遺伝子といった手がかりからルーツを求めて過去を辿ると、移住や侵略、融和や分離など、ある人々が経てきた様々な歴史的なできごとが想像できて、世界というものの広さと歴史の雄大さを実感しますね。人類学というのは面白いものです。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 18, 2019
42. きずし（2019/2/19）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 19, 2019
きずしhttps://t.co/rtLHETytA9
魚を酢締めした料理をきずしといいます。私の好物のしめさばはサバのきずしです。
魚を塩漬けにした後、改めて酢漬けしたもので、魚の旨味と酢の酸味が合わさりとても美味です。
この寿司を鯖寿司といい、京料理の一つとされます（続く） pic.twitter.com/vVo44Iv0If
実はきずしは元々は保存食でした。実際、塩漬け・酢漬けには殺菌効果があります。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 19, 2019
特にサバのような足が早い魚を、日本海から京の都に運ぶため、このような工夫がなされたと考えられます。鯖寿司が京料理とわれるのもこうした歴史が背景にあります。
料理一つにも様々な歴史や工夫がつまっていますね。
43. ポンド（2019/2/20）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 20, 2019
ポンドhttps://t.co/HAYZOULWHw
ポンドは重さの単位です。かつては英国を中心に世界的に用いられましたが、現在使うのはアメリカぐらい。なのに何故かなくならない…。#ところでヤード・ポンド法は滅ぼさなければならない （続く）https://t.co/l1PC2y9AwS
元は大麦の粒の重さを基準に定めたとされ、14世紀に英国で標準化される以前も長い歴史を持ちます。1ポンド≒450gの小麦は1日分のパンに相当するそうで、日本で言う「俵」に当たりますね。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 20, 2019
国際的に認められているとはいえ、KMS単位系のkgが常識の現在、既に「古い単位」なのは間違いないのですが…
単位系というのは難しく、一度その基準にしてしまうと変更が難しいのです。例えば今まで1ポンド、2ポンドとキリよく使えていたものが、453g、906g…と半端な量になってしまいます。計測機器については言うまでもありません。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 20, 2019
疎まれながらも、ポンドはまだしばらくは世の中に姿を留めることでしょう。
ちなみに1ポンド(lb)＝453g、1オンス(oz)＝28gです。輸入食品等でたまに見ますね。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 20, 2019
またトン(t)は、実は元々ヤード・ポンド法の単位。現在は1t=1000kgのメトリックトンとして使われますが、本来は微妙に違うのです。
他、文中の単位「俵」は、1年に1人が食べる米の量を基準とした日本の体積単位です。
44. インチ（2019/2/21）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 21, 2019
インチhttps://t.co/OllRgF9OWn
インチとは、ヤード・ポンド法の長さの単位です。
これまた古代ローマから用いられる歴史ある単位ですが、既に使用国はアメリカのみ。
さて、なぜヤード・ポンド方、特にインチが各所で忌み嫌われているかという理由ですが…（続く） pic.twitter.com/kjHGFrY1FX
1インチ＝25.4mmとキリが悪いのも一因ですが、致命的なのは「工具のサイズが合わない」ことです。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 21, 2019
たとえばメートル規格のレンチは10mm、11m、12mm、13mm…と1mm幅で用意されていますでが、インチ規格のネジだとボルト頭が7/16in(11.1mm)とか1/2in(12.7mm)になってしまい、締め付けができないのです。
サイズのズレた工具で誤って締めると、ボルトをナメてしまい、取り外しもできない最悪の状況に…。インチ規格の危険さがおわかり頂けたでしょうか。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 21, 2019
ちなみにPC部品、自転車等では今でもインチ・ミリが混在しています…。#ところでヤード・ポンド法は滅ぼさなければならないhttps://t.co/jIRiuBhi5B
PC部品はインチを使用するアメリカが強い分野のため、また自転車はかつてインチを使用していたイギリスが世界標準化した規格が世界中で生き残っているため、その他の国の部品と組み合わせた時このようなインチ・ミリの混在が起きてしまいます。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 21, 2019
さあ、皆さんの力でヤード・ポンド法を滅ぼしましょう！
45. ネコ（2019/2/22）
#思惟かねの今日のwikipedia
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 22, 2019
ネコhttps://t.co/LzUkvtjAro
猫と人類の歴史は1万年に及びます。
今や昼寝が仕事の可愛いペットですが、かつては猫はネズミなどの害獣から穀物の蓄えを守る立派な番人でした。
故郷の中東から中国を経て、日本へやってきたのは奈良時代のことです（続く）#猫の日 pic.twitter.com/kncDWS8gah
以来、猫は犬と並ぶ人類の友として歩んできました。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 22, 2019
特に面白いのは船乗り猫です。鼠の駆除のため船に猫を乗せたのは古代エジプトとされ、今なお世界中に船乗り猫がいます。
有名な猫として、第二次世界大戦で軍艦に乗り3度の沈没を生き延びたオスカーの逸話をご存知の方も多いのではないでしょうか。 pic.twitter.com/W9gajrSp4n
イギリス人とアメリカ人の猫好きは有名で、4軒に1軒の家が猫を飼っています。他、英国やカナダには「鼠を捕まえる仕事」に就く公務員（！）の猫がおり、英国首相官邸の猫などは500年以上の歴史を持つ伝統ある役職だそうです。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 22, 2019
現職のラリーはオバマ大統領にも面会したことがあるとか…。#猫の日 pic.twitter.com/ucEK3pLkVf
なお猫の起源は中東のリビアヤマネコにあるそうです。これが家禽となり、今の家猫につながります。
— 思惟かね(オモイカネ)📕知識系VTuber＠note書いてます (@omoi0kane) February 22, 2019
もっとも猫の遺伝子は野生の頃からほぼ変わらないという研究もあります。
これは猫と人間が相性がぴったりの生き物だという表れでしょう。これからも猫と人間はよい友人であり続けるでしょう。#猫の日
⇒思惟かねの今日のwikipedia 過去ログ04 へ続く
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#思惟かねの今日のwikipedia、お楽しみ頂けましたか？
私の知的好奇心を形にしたツイートが、僅かばかりでも皆さんの中に残れば嬉しい限りです。
引用RT、リプライ等でのコメントも喜んでお待ちしています。
Twitter: https://twitter.com/omoi0kane
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マシュマロ(お便り): https://marshmallow-qa.com/omoi0kane
note: https://note.com/omoi0kane
○引用RTでのコメント：コメント付のRTとしてご自由にどうぞ（基本的にはお返事しません）
○リプライでのコメント：遅くなるかもしれませんがなるべくお返事します
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