ぬるい時間、母からの贈りもの
過日、1年ぶりに母と再会した。
閃いたかのように家を訪ねてきてくれ、毎日ご飯を作っては一緒に食べてくれた。だらだらと話をしたり、スーパーへいったり、散歩もしたりと4日間。
ゆらり、ぬるい時間を共に過ごした。
起きれば「おはよう」、帰ってくれば「おかえり」と言ってくれる。
そういった今や自然じゃなくなったことが、再び目の前であたかも当然かのように繰り返されるだけで気持ちがホッとした。
両親が健康でいてくれて成し得るものなのだと、感謝が込み上げた。
翌週、母が去った後は何を