見出し画像

コロナ後遺症のような症状がぶり返したけど、治療して改善した話



はじめに

2021年にワクチン接種後、コロナ後遺症のような症状が出ましたが、一度は寛解しました。
その時の記事は下記にまとめてあります。

その後復職し順調に働いていたのですが、2023年9月頃の風邪をきっかけに症状が再発してしまいました。

熱が下がった後に残業続きだったのですが、
安静時の心拍がじりじり上がっており、体が悲鳴を上げ始めました。

今回の主な症状は下記です
 ・強い倦怠感(特に朝起き上がれない)
 ・胸の痛み
 ・安静時心拍上昇
 ・睡眠の質の低下(中途覚醒)

特に心拍上昇が不安で減塩をしてみたのですが、これが実は間違いであることに後々気づくのでした…(安静にすること自体は大事)

さて前置きはこのあたりにして、今回どのように治していったのかを綴っていきたいと思います。
2021年とはかなり異なるアプローチで治しました。
大きな変化点は、EAT療法を一切やっていない点です。
※EAT療法自体に少なからず効果はあると考えていますが、今回はそれに頼らずとも回復しました。

今回のポイントは下記です
・低カリウム血症を改善するためのミネラル補給
・代謝性アルカローシスを引き起こす過剰な重炭酸イオンの排出
・ミネラル補給と重炭酸イオン排出を促進するための血流改善

上記の治療に至った詳細な考察は以前投稿した下記をご参照ください。

↑の記事の補足説明は↓に書きました


治療内容と効果

①カリウム

今回の治療の根幹は間違いなくこれです。
長らくME/CFS症状で苦しんでいる妻がカリウムと生理食塩水を飲んで劇的に回復しました(妻は現在ギッテルマン症候群の遺伝子検査の結果待ち中)
私も試しに飲んでみたところ、倦怠感が劇的に回復しました。

前回と今回の治療経過を下図のグラフでまとめました。
前回の休職時は、PS6⇒PS1になるまで約5.5か月要しましたが、
今回は3か月 つまり、ほぼ倍のスピードで回復できました。

上記にも書いていますが、カリウム摂取により肝臓が修復し、
PSが急速に改善したと考えています。
肝臓の数値と修復については下記をご参考まで。

カリウムの分量はサプリの容量を守って飲んでいます。
私が飲んでいるカリウムサプリは下記です。

このサプリは粉末なので、毎食後、お湯に溶かして飲んでいます。
このサプリは1回分の量が小さじ1/8なので、下記のようなものがあると便利です。

このサプリを1日3回飲んだ場合のカリウムの摂取量を計算すると下記になります。(高校の化学の授業を思い出しますね)

つまり、小さじ1/8×1日3回で、おおよそ平均的な不足量(1200mg)を、
ほぼ補うことができる
と考えられます。
※あくまで上記のサプリの場合です。上記サプリ以外の場合は自分で計算されることをおススメします。


何故カリウムが効くかの詳細な考察は、以前投稿したこちらの記事にて。

平畑先生もツイートされてますね。


②生理食塩水

当初安静時心拍が上がったときは「自分は塩分の摂りすぎではないか?」と早とちりして控えてみたのですが、後日冷静になって血圧を測ってみると、割と低血圧でした(最高血圧100,前後 最低血圧60前後)
カリウムに加え生理食塩水も毎食後飲むようにしたところ回復が加速しました。現在も、前述のカリウム粉末と天然塩をお湯に溶かしたものを毎食後飲んでいます。

天然塩は、ぬちまーすは高いので、スーパーで入手できる下記を使っています。マグネシウムは後述の③で補っています。

3か月近く、一日1L程度の生理食塩水を飲んでいますが、高血圧になることなく正常血圧をキープしていることから、少なくとも私は慢性的な塩欠乏性脱水であると考えられます。
とはいえ、念のため血圧を確認しながら飲用することをおススメします。

当初心配していた安静時心拍はグングン下がりました。
最近は60bpmを切り、58bpm程度です。
運動してもそこまで心拍が上がらず、明らかに疲れにくくなりました。

③マグネシウム

①②に加え、下記を数滴たらしています。

入浴時は塩化マグネシウム(=にがりの主成分)を入れています。

前回休職時はエプソムソルトを使っていたのですが、少量で効くのでコスパが良いこともあり塩化マグネシウムに乗り換えました。


マグネシウム補給は、カリウム欠乏の予防にも重要です。

低カリウム血症はときに低マグネシウム血症(血液中のマグネシウム濃度が低くなった状態)とともに発生するか、または低マグネシウム血症により引き起こされます。

MSDマニュアルからの引用

④ルンブロキナーゼ

身体に溜まった重炭酸イオンを排出する必要があると考えており、それを促進するためには血流改善が必須と考え、血栓を解消するためにこれを試しました。
私は下記を飲んでいます(朝、夕方1カプセルづつ ナイアシンと共に)

飲用開始当初はお腹がゆるくなりました。
現在は排出が終わったためか、そうでもありません。

⑤ナイアシン

④で血栓を解消しつつ、血管を拡張するために一緒に飲んでいます
下記を朝夕1カプセル(500mg)づつ。

症状として睡眠の質の悪さが最後まで残っていたのですが、ルンブロキナーゼ+ナイアシンの組み合わせでかなり改善しました!

⑥亜鉛

今回も亜鉛低値だったので、飲んでいます

⑦難消化性デキストリン

排出を促すために、毎朝、①②③とともにお湯に溶かして飲んでいます。

⑧タイムリリースビタミンC

これは前回の休職時と同様に摂っています。
ビタミンCは一度に大量に摂取してもすぐに排出されてしまうので、徐々に溶け出すタイプを飲んでいます。1日1カプセル。朝食前に。

⑨BCAA

ミネラルの吸収が促進されるので当初は毎食後に飲んでいました。
ただ最近は飲み忘れても(たまに飲む程度で)問題ないです。


⑧鼻うがい

これは毎日欠かさず続けています。
入浴時にお風呂でやっています。

⑨ペーシング

私の場合は何段階かを経て負荷を増やしていきました。
※あくまで下記は私の場合であり、絶対的なやり方ではありません。
お世話してくれる人がいない限りStep0と1の切り分けは難しいですが、
まあ、同時並行な感じで。

Step0. 休息
 まず休む 通院はタクシーで! (出費が痛かったですが…)
Step1.  家事
 家の中でできることをマイペースでこなす
(掃除、皿洗い、風呂洗い など)
 ※毎日やらなければならないことなので、椅子に座ってやるなど、
  なるべく楽な方法でこなす

⇒カリウムの効果を実感でき、少し余裕ができたのでStep2へ。

Step2.PC作業
 インフィニティチェアでマイペースでやる
 (調べものや、傷病手当金の申請など)
上記の一環で執筆したのが下記(やりすぎ感…)

⇒家にいる限りは日中眠くなることがなくなったので、Step3へ。

Step3.  電動自転車サイクリング+散歩
 
⓪行き先を決める(自分の体力と相談 私の場合は所要時間30分程度の場所)
  【注意点】
  ・駐輪場を探しておき、そこを目的地とする
   (行き当たりばったりで駐輪場を探すと時間と体力を浪費するため)
  ・Googleマップを使うのが便利(当たり前か…笑)
  ・ショッピングモール(付近)の駐輪場は1~2時間無料なのでオススメ
  ・月極の駐輪場でないか(一時利用可能か)は確認しておくこと
   (行ってみたら駐輪できなくて泣くことがある)
  ・坂道は回避する
①電動自転車で散歩スポットに向かう
  【注意点】ゆっくり漕ぐ
②30分程度散歩する
  【注意点】速足で歩かない(体力と相談)
③電動自転車で帰る
  【注意点】ゆっくり漕ぐ

⇒体を動かす労作で疲れにくくなり、睡眠(起床時間、就寝時間、睡眠の長さや深さ)が安定し、一定の生活のペースを回せるようになったのでStep4へ。

Step4. PC作業② ←イマココ
 
テレワークを意識し、椅子に座って時間を決めてやる
(このnote記事執筆など)
 
⇒そもそもこの記事も書ききってしまい、作業内容も尽きてきたので作業ネタも探したい…仕事に関係するなんかの勉強?後遺症メカニズム考察の説明をもっと詳細にやるか…?

おわりに

ひとまず今回の治療についてつらつらと綴りました。
文章を見直しながら適宜補足・修正は重ねたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?