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素人がラ・カンパネラ?🎹

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ラ・カンパネラとは、「ピアノの魔術師」フランツ・リストが作った超高難易度の曲です。

リストについてこちらから。ウィキ先生さすがです。
合わせてラ・カンパネラについてもウィキ先生より記載。
ここでは第3番 嬰(えい)ト短調を「ラ・カンパネラ」として扱います。

『ラ・カンパネラ』(La Campanella)は、フランツ・リストのピアノ曲。ニコロ・パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章のロンド『ラ・カンパネラ』の主題を編曲して書かれた。名前の Campanella は、イタリア語で「鐘」という意味である。

リストが「ラ・カンパネラ」を扱った作品は4曲存在するため、以下に作曲された順に紹介する。最終稿の『パガニーニによる大練習曲』第3番は、数多くあるリストの作品の中でも最も有名なものの一つ

https://ja.wikipedia.org/wiki/ラ・カンパネラ

リストと、第3番のラ・カンパネラについてはこちらから。

『パガニーニによる大練習曲』第3番 嬰ト短調

(Grandes études de Paganini, S. 141)

1851年に作曲された、最も有名な版(パガニーニの原曲はこの年になって初めて出版されている)。『パガニーニによる超絶技巧練習曲』を改訂した『パガニーニによる大練習曲』の第3曲にあたり、異名同音の嬰ト短調で書かれている。今日「ラ・カンパネラ」として演奏されるほぼ全てがこの作品となる。

ラ・カンパネラの左手の跳躍の例。一気に約3オクターブも下がり、二音の鍵盤の距離は46cmに達する

リストは曲全体の構成を洗練し、ピアノの高音による鐘の音色を全面に押し出した。 全体として、器用さ、大きい跳躍における正確さ、弱い指の機敏さを鍛える練習曲として使うことができる。最大で15度の跳躍があり、この跳躍を16分音符で演奏した後に演奏者に手を移動する時間を与える休止がないまま2オクターブ上で同じ音符が演奏される。ほかにも薬指と小指のトリルなどの難しい技巧を含む。

A(嬰ト短調)-B(ロ長調)-A-B-A-B-A-コーダの簡単なロンド形式で書かれている。用いられる楽想はこれまでの「ラ・カンパネラ」やパガニーニの原曲と比較しても限定されているが、主題が登場する度に様々な装飾を加えることによって単調さを避けている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%8D%E3%83%A9#%E3%80%8A%E3%83%91%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%A4%A7%E7%B7%B4%E7%BF%92%E6%9B%B2%E3%80%8B%E7%AC%AC3%E7%95%AA%E3%81%AE%E6%BC%94%E5%A5%8F%E8%80%85%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E5%90%8D%E9%AB%98%E3%81%84%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%88

そして、この作曲者のリストは手がめっちゃ大きい人だったようです。46センチの跳躍はやばいっすよ。

そして、超絶技巧練習曲と名づけちゃうくらいにはめちゃくちゃ難しいです。ワタシヒケナイ。

参考までにいつも紹介するピアニスト辻井さんのラ・カンパネラを紹介しときます。

相変わらずとても目が見えないとは思えないくらいの繊細さとミスタッチのなさです。素晴らしいですね。
そして、曲のレベルやべぇ。

そんなラ・カンパネラに日本のノリ漁師の方がチャレンジしました。

パチンコで70万負けた後、偶然見たピアノ演奏に感動した漁師…猛練習の末に到達した「場所」
2021/03/30 09:18
 リストの難曲「ラ・カンパネラ」をピアノ演奏するノリ漁師がいる。佐賀市川副町の徳永義昭さん(60)。人気ピアニストのフジコ・ヘミングさんの演奏に衝撃を受け、ピアノを始めて8年。4月16日に北九州市で開かれるヘミングさんのコンサートにゲスト出演する。「夢のようだ。猛練習して臨みたい」と意気込んでいる。(丸山滉一)

コンサートへの出演に向けて、練習に励む徳永さん
 太い指で器用に 鍵盤けんばん をたたき、繊細な音色を響かせた。「緊張するだろうが、思い切り弾きたい」。佐賀市の自宅で18日、徳永さんはほほ笑んだ。

 同市出身で、高校を卒業後はノリ漁師一筋。収穫期には、海での作業と自宅での休憩を6時間ごとに繰り返す過酷な生活を送る。
 ピアノを始めたのは52歳の時だった。パチンコで2か月で70万円も負け、手元の現金がなくなった。「ここまで落ちたか」と反省した。パチンコをやめて時間を持てあましていたある日、たまたまテレビでヘミングさんがラ・カンパネラを演奏するのを見た。演歌が好きでクラシック音楽に関心はなかったが、繊細な響きや柔らかい弾き方、間の取り方など全てに感動した。「この曲を弾きたい」。そんな衝動に駆られた。
 早速、音楽大学卒でピアノ教室の講師を務める妻の千恵子さん(59)のピアノを借り、練習を始めた。しかし楽譜が読めない上に、太い指でうまく鍵盤をたたけなかった。千恵子さんから「絶対に無理」と反対されたが、ラ・カンパネラに合わせて鍵盤が光る練習の動画を動画投稿サイト「ユーチューブ」で見ながら、1音ずつ指の動かし方を覚えていった。
 1日数時間の練習を繰り返し、熱中しすぎて12時間に及ぶこともあった。冬場の収穫期にノリ漁に出かけた後は、かじかんだ手を温めてピアノに向かった。上達する過程を残そうと、演奏の様子をユーチューブに投稿すると、「勇気をもらった」「ひたむきな演奏に感動した」などと感想が寄せられ、全国各地の小中学校などから演奏依頼が舞い込むようになった。
 2019年にはテレビ番組の企画でヘミングさんと念願の共演を果たした。目の前でラ・カンパネラを演奏した。その際、ヘミングさんからコンサートへの出演を依頼されたが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。
 4月16日のコンサートは午後6時半から、北九州市小倉北区の北九州ソレイユホールで開かれる。約2000人の観客の前で演奏する予定の徳永さんは「憧れの人のコンサートに呼ばれるのはとても光栄だ。実感は湧かないが、楽しんで演奏したい」と話している。

https://www.yomiuri.co.jp/culture/20210328-OYT1T50000/

8年続ければ素人でもラ・カンパネラが弾ける・・・??
覚悟が決まった人間が継続は力なりをやるとすごい成果が出るってほんとなんだなぁ。
私はピアノ歴は長いだけですが、弾けないんだよなぁ。
難しすぎるもん。あれ。もんもんもん。

根性凄すぎるのと、奥さんピアノの先生って羨ましいなぁ。

何よりもすごいのが、先日亡くなった世界的ピアノ奏者のフジコ・ヘミングウェイさんと共演していること。
ありえんってほんと。なにこの奇跡。
でも、自分で起こしたんだよなぁ。

徳永さんの演奏はこちらから。

ちなみに映画化するそうです。

52歳で始めたピアノ 「ラ・カンパネラ」奏でるノリ漁師を映画化

野上隆生2023年10月18日 12時28分

支援する会の発会式で「ラ・カンパネラ」を演奏する徳永義昭さん=2023年10月16日午後4時26分、佐賀市与賀町、野上隆生撮影

 フランツ・リストの難曲を独学で習得した佐賀市川副町のノリ漁師、徳永義昭さん(63)をモデルにした映画「ら・かんぱねら」が制作されることになり、県内の経済、漁業、農業団体などでつくる「支援する会」の発会式が16日、佐賀市のホテルであった。パチンコやめたノリ漁師 奏でる難曲「ラ・カンパネラ」

 徳永さんはピアニストのフジコ・ヘミングさんの演奏に心を打たれ、52歳のときにピアノを弾き始めた。ノリ養殖のきつい作業のかたわら、1日に10時間練習するなどの努力の結果、プロでも難しいとされるリストの「ラ・カンパネラ」を弾きこなせるようになった。

 こうした1人のノリ漁師の人生にひかれた鈴木一美監督は、3年間徳永さんのもとに通い、シナリオを練り続けた。徳永さんの努力と、それを支えた夫婦愛、家族愛、ノリを育む有明海の美しさ、ノリ養殖の厳しさなどを盛り込みながら描くという。

 会には経済界や農協関係者、そして、徳永さんのノリ漁師仲間の漁協関係者ら100人以上がそろった。参加者を前に、徳永さんが太い指を鍵盤上で鮮やかに弾ませながら「ラ・カンパネラ」を披露。「緊張して綱渡りの演奏でした。俺のような者が映画のモデルになり、うれしく、恥ずかしく、そして光栄だ」と話した。

 支援する会の会長に就任した陣内芳博・県商工会議所連合会会長は「徳永さんは努力と周りの支えで夢を実現した。ぜひ子どもたちに見てほしい。我々も一致団結し、いい映画を作り上げてほしい」と訴えた。

 発会式では、1級船舶免許をもち、映画「硫黄島からの手紙」「半落ち」などに出演した伊原剛志さん(59)が主演に決まったことも報告。徳永さんは「あまりにかっこいいんじゃないか」と感想をもらし、会場の笑いを誘った。伊原さんはさっそくピアノの特訓を始めているという。

 音楽は、広島大水産学科出身で、ノリ養殖の実習経験もあるというジャズサックス奏者の坂田明さんが担当する。

 今月末から始まるノリ養殖の様子を先行撮影。来年秋の公開を目指す。

https://www.asahi.com/articles/ASRBK6TL5RBKTTHB001.html

私もいい刺激もらってピアノ弾きたくなったので、練習してきます!!

ドカベンの殿馬も言ってました。
「音楽はいつでもできるづら」ってね。
いつでもできるのがピアノの、音楽の良さだと思っています。

おわりです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

フジコ・ヘミングウェイさんの冥福を心よりお祈りします。
あなたの演奏、とても好きでした。好きすぎて演奏CDもってます。
2015年、彼女が82歳の時のラ・カンパネラ置いておきます。
とても、優しいタッチです。

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