裏筋帝国 ゴールデンボール騎士団 第四団長 カウパー・トロリア

ある国の外れ、巨大な湖を国の象徴として臨む丘の上にとある城が聳え立っていた。それの歴史は2世紀頃まで遡り、経済の発展に躍る裏筋帝国の象徴として君臨していた。
領主はその城を拠点として国を治め、8000人からなる騎士団、ゴールデンボール騎士団を所有し、一大軍事国家として裏筋帝国の名を世界に轟かせていた。
帝国所有の騎士団は第一から第十三までの連隊でなり、それぞれの隊に騎士団長を置き統率をはかっていた。

裏筋帝国ゴールデンボール騎士団第四団長であるカウパー・トロリアは先の遠征で疲れ切った身体を自宅で癒していた。カウパー・トロリアには、美人と知られた妻とクリとトリとクリトリスという3人の娘がいた。カウパー・トロリアは裏筋帝国最強と謳われた騎士であると同時に家庭に恵まれた父でもあった。
先の遠征では帝国自治領区に度々現れ災害を引き起こしていたドラゴンの討伐を遂に果たし、その首級を帝国に持ち帰る大戦果であった。これによりカウパー・トロリアはドラゴンスレイヤーの異名でも知られるようになった。

人々はカウパーを英雄と讃えたが、行き過ぎた英雄視が人々に畏怖という名の恐怖を与えるのも当然であった。最初のドラゴン討伐から勢いに乗ったカウパーは帝国各地のドラゴン・大型魔物を次々と征伐。その力は人の理解を超えるものになりつつあるのもまた事実であった。そうして人々はカウパーを表立っての批判こそしないもの裏ではカウパーの事をその力故に恐れるようになった。
そしてその畏怖の念はカウパーの娘である、クリ、トリ、クリトリスの3人娘にも向いた。人々は3人娘を魔神の如き力を持つ父に擬え魔女と揶揄し、冷淡な視線を街中で隠す事なく向けた。
必死に耐えた3人娘であったが時が経つごとに彼女らへの蔑視はエスカレートし、遂にこれに耐えかねた三女のクリトリスはこの事実を父に伝えた。
カウパーは怒りで震えた。自らの強さに苛み、人々の弱さに憤った。そしてクリトリスの訴えを聞いてすぐカウパーは帝国の国民を皆殺しにした。

伝令「王!大変です!カウパーが国民全員を殺しました!」
王「えっ!!!!!????ぜ、全員???全員!!!!?!?!!?!」

こうしてカウパーがあまりにも先走り裏筋帝国の国民全員を殺したことから、カウパー=先走りと呼ばれることとなった。[要出典]

※wikipedia「カウパー」より
https://onl.bz/3Lt2wj4
(2022年9月27日時点)

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