2024/06/03

週末なにをしていましたか?俺は何もしていません。強いて言えばオーバーウオッチ2をしていました。しかしタンクを嫌ってダメージとサポートばかりやっていたらウェスカーみたいに弾を避けるトレイサーに粘着されたり、高所をとったと思ったらDivaに激プッシュされて惨たらしく爆死するジャンクラッドをやっていたら遂に味方から「下手すぎ辞めろカス」とチャットを受け悲しくなり結局ベッドの上ですすり泣きとシコって喘ぎ声をあげるだけとなってしまった。
日記に書くようなことが部屋の中で発生するのは稀で大体は外で発生するのが普通である。特に俺のような練馬区の端、ワンルームにベッドとパソコンしかないような部屋では物語など発生するわけなく、特に良くないのはパソコン。パソコンなんて物語性から一番遠い物質であってパソコンがあるだけで俺は主人公になれない。エロい男の家にパソコンがありますか?エロい男の家には何があるか?何があるのか。

腐っても俺はゲイなのだからゲイとしての公共福祉を享受する権利はあるわけでゲイバーの扉前には会員制と書かれているがあれを一見さんお断りの舞妓さんのようなシステムだと思っていたのはずいぶん前であるが、あの会員制はゲイなら歓迎ですよとのことらしいので週末はゲイバーに行くのがゲイらしいと言えばゲイらしいのだが、ゲイバーに行くのってかなりハードルが高いとこれをわざわざ読むような陰気な金玉たちは思っていることだろう。陰気な金玉は俺も同じでそれに加え俺は仮性包茎、人間包茎であるのだから一人でゲイバーになど行けるわけがない。まずもって立地がかなり難易度高くてゲイバーのほとんどは雑居ビルの中にしかないので雑居ビルの中に入るなどシーシャを吸いに行くかヤクザの事務所に入るかのぐらいしか連想されないのでどちらにしても経験のないことである。路面にでも面してちょっとテラスでもあるゲイバーでもあれば俺たちのような金玉人間にでも入りやすいだろうが、それは俺が言ったところでどうにもならないだろう。とりあえず雑居ビルに入り次にご対面するのは断頭台のようなエレベーター。ゲイバーの入っているビルでエレベーターに乗ると大体ゲイが乗っているので相対すと気まずくなる。アキレス腱でも伸ばすふりでもしたいがゲイバーのエレベーターはめちゃくちゃ小さいのでそれも出来ない。しかもめちゃくちゃ盛り上がっている集団が乗ってきたらもう終わりで一人の俺はもうその時点で帰りたくなる。いや、そうなった場合は帰るべきだろう。人は傷つくために生まれたのではなく幸せになるために生まれたのだから。
エレベーターを過ぎたら後は入るだけなのだが入るのがめちゃくちゃ緊張する。職員室に入るのを躊躇っていた感情が思い起こされ嫌な気持ちになる。入ってしまえば後は野となれ山となれだが、大体は2時間くらいいて一言も喋らないのが予想できる。
すいません、金玉人間である自分に胡坐をかいて意味のないネガキャンをしてしまいました。ゲイバーも友人と行けば楽しいと思う。ほんとに友人ですよ。俺たちは友人がいればゲイバーも楽しめるし船だって編める。そうしてみんなで南の大きな島に行き木を伐採し家を建てよう。海を臨み宴をして歌を歌い、いつかあなたに手紙を書きます。


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