2022/08/18

最近寝る時間が遅くなっていて0時に寝ようと布団に入ってから眠りにつくのは2時とかだったりする。これも全て今日が終わってほしくない、というか明日が来てほしくないという思いが俺の睡眠を遅延させている。最近ほんとに朝が辛くて…毎朝9時に出社しようと思っていてもなんだかんだ11時とかに出社している。月の労働時間足りてるのだろうか。まぁ足りてなくてもいいか。足りてなかったら…まぁいいか。
終わってほしくない今日を眠ってやり過ごしたらまた同じ今日が来る。これってウケませんか?明日っていつ来るんですかね。「明日って今さ」ってのは物凄い名言だと思う。
朝起きてまず歯磨きをする。歯磨きをしている時、象の身体をブラシで洗っている映像が常に思い浮かんでいる。髪を濡らして多少セットする。お前はほんとにそれでいいのかと俺は毎朝俺の髪形に問うている。そのあとはうんこをする。俺って毎朝うんこをしている。俺の大腸は自己肯定感が高くて羨ましい。
カッコよくなりてぇな~と思いながら朝の通勤電車に揺られる。俺が生きてるのはカッコよくなりたいからであり、これからもきっと変わらないと思う。リヴァイ兵長みたいになりたい。ただ...それだけ...。Twitterでみんなが上手く生きている様子を見る。みんな上手に世界を生きている。俺は一度怒られただけでかなり無理になってしまうほど下手にしか生きれていないというのに。

会社に着く。椅子に掛けてある冬に着る用の長袖ジャンパーの袖が常に地面についていてあーん汚いと毎朝思う。思うだけ。あとは日記や小説をExcelに打ち込んで仕事しているふりをする。ほんとに仕事をしている日もままある。時々息抜きで窓の外の空を見る。雨でも晴れでもどこかに行きたいなと思う。友人と当てもなく電車に乗り、知らない駅で降りて広いスーパーと安いカラオケがあるだけの駅前広場で少し話す。全く知らない街でも駅前のスーパーのレジには人が並んでいるのを見て、なんかいいなと思いたい。そこまで想像を膨らませたところで結局は戦うしかないでやんすねと悟り、目の前の溜まった仕事にやっと手を付け始める。これが俺の助走。

気づいたら仕事が終わっていて、気づいたら12月とかが来ている。気づいたら土の下にいるんだと思う。気づいたら退勤していたので、帰り道が一緒の同期と電車に揺られる。彼はオタクみたいな奴でオタクみたいな喋り方をする。俺はそれが心地いいと感じている。オタクみたいな同僚は品川で乗り換えるのでオタクみたいな同僚に手を振ってバイバイをする。彼と別れるとオタクみたいだったなと毎回思う。そして俺は何みたいだろうと考える。俺って何みたいですか?品川で降りた人の尻のぬくもりを感じながら座って電車に揺られる。Twitterで他人が他人の足を引っ張りあうのを見て明日は我が身...と思う。Twitterって朝は薄い青色だけど夕方は赤黒く見える。AV男優をバカにする奴だけは許さん。自宅から一番近い車通りの少ない交差点で律儀に信号を守っている人を見て胸が苦しくなる。俺が誰を許さんと言うことが出来ようか。

季節によって夜の長さが違うのは、変わらないものはないと暗に言っている気がする。いつまで経っても変わらないものはない。見てきた物や聞いた事今まで全部でたらめだったらほんとに面白いと思う。過ぎた今日も来るべき明日も全部でたらめならいいなと思いながら布団に入る。明日来ないでくれと願いながらしっかり目覚ましをかけている自分に違和感を覚えながらも結局は俺も大人に成り下がったなと諦める。叶姉妹のポッドキャストを聞いていたら眠りについていた。来てほしくない明日は今日だった。これってなんかウケませんか?

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