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これはお酒の話

中学生の息子の友だちに、ワルがいる。

我が息子は生徒会とかやるような真面目な部分と
友人たちとはわいわい楽しくやりたい陽気な部分を
合わせ持っているためワルの友だちもいたりする。

親の私は
「君がそやつと親しくしていても
刹那的な楽しさというメリットはあるかもしれないが
デメリットの方が多いと思うぞ」
と何度か言ってきた。

息子は、そやつが何かしでかす度に距離を置いてはまた近づく
を繰り返してきた。

ある日、そやつ他数人が散らかしたゴミのせいで
その場にいた赤の他人のおじさんに叱られる、
という出来事があったらしい。息子は散らかした奴らとは
離れた場所にいたらしい。
奴らはその場から逃げ、その場にいた息子たちがおじさんに
「君たち友達だろう」と叱られたそうな。
尻ぬぐいは息子である。おじさんに息子一人が謝りに行き
奴らが散らかしたゴミを持ち帰ってきた。

この一連の話を聞いて息子に
「これら入れるゴミ袋ある?」
と言われた私はと言うと…
「なんで奴が散らかしたゴミを家の有料ゴミ袋を使って処分しなきゃいけないんだよ!!」
とキレた。(自分に苦笑。)
さらに
「そいつら最悪じゃん!前から言ってるけどもうそいつらと遊ぶなよ!!」
と言いながら、我慢していたビールをガブガブ飲んだ。

息子、ほんと可哀そう。
褒められても良いような事してるのに
責められちゃって。。。

ビールでほろ酔いになった私は
「すぐにやったこと褒めてやれなくてごめんね」
と言ったら
息子は
「その言葉があれば全然いいよ」
と言った。

そして、毎度のことではあるが
ワルたちとのグループラインを退出したらしい。
毎度の事なので、
私はまた遊ぶんじゃないかなぁと思っている。
きっと、多分、確実に、高校は別になるだろうから
それまではそういう感じなんだろうな、と思っている。


本日言いたかった事は、
お酒は素直に言葉を伝えるツール
ということである。


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