オートチェス~おもち式ウォリ9のすゝめ~
どうも、ご無沙汰してますおもちです。
皆さん、オートチェス楽しめてますか?僕は最近連敗しかできずかなり悲しくなっていますw
さて今回は連敗の時にもお世話になった「おもち式ウォリアー9」としてこの記事を投稿させていただきます。
「シャーマン4環境なのに今更ウォリアー9記事なんて...」と思っている方、そう侮るなかれ。
この戦術で僕はぐっちょんさんが主催されている「水スピ杯」の予選において一位で突破させていただきました。
また、キング2帯におけるランクマッチでこの戦術で平均順位「2.8」という数値を記録させていただきました。(調査協力者&画像提供者:@new3_game)
キング3はやはりうまくいかなく時が多いそうなのですが、それでも連敗から一位が取れる可能性があり、平均して4位とポイントが少ししか吸われないため敗戦処理としては優秀。
実はかなり勝率がいい「おもち式ウォリアー9」(以下おもちウォリアーと呼ぶことにします)についてアイテム、駒、立ち回りの各細かい部分を話していきたいと思います。
・おもちウォリアーの特徴
まずこのおもちウォリアーと通常のウォリアーの違いは「パワースパイク」の差にあります。
通常のウォリアーは21R以降にウォリアー9を完成させます。そのため、早期にパワースパイクを迎えるシナジーに対して非常に弱いという弱点が存在しました。
また、ウォリ9を仮に揃えたとしても「終焉の審判者」や「海賊王」といった4G駒が重なっていないと勝てないという状況が発生する可能性があります。
それに対しおもちウォリアーは「17Rでレベル9にし、オールインしてウォリアー9をそろえる」という特徴を持っています。
これにより、17Rにパワースパイクを迎える構築などに対して有利に出ることができます。
また、17Rでのウォリアー9は大きなパワーを持っています。
これにより卓のスピードを速め、天敵である「シャーマン4」の完成を難しくするという効果も存在します。
更に更に!大きなパワーをもつということはそれ以降は連勝がしやすい、という利点があります。
これによってお金を多く稼ぎ、25R以降の4G駒が重ならないという事故を極力減らすことができます。
・重要な駒
これからは立ち回りの話...と行きたいのですがその前にウォリアー9において必須となる重要な駒を話さなくてはいけません。立ち回る上で特に集めなくてはいけない駒を覚えておかないと駒の優先順位がわかりにくいですからね。
では早速話していきたいと思います。
・深海の守護者
2Gとしては破格のスキル、ステータス。
ウォリアー4G駒より☆3にしやすい利点があり、終盤でも活躍する。
対ウィングスにおける「大樹の賢者」を崩すキー駒なので是非とも集めておきたい。
・剣聖
数あるウォリアー駒の中で唯一の魔法ダメージ火力源。
対「ウォリアー9」ではかなり活躍する上に☆3になると大きなダメージをたたき出してくれるため序盤中盤終盤隙の無い頼もしい駒である。
・終焉の審判者
ウォリアー駒全体で見ても三本指に入るほどの高火力アタッカー。
深海の守護者のみでは相手の構築の崩しが間に合わないときに採用すると一気に崩すのが楽になる。
スキルも沈黙とスリップダメージととても有用、ドラゴン5相手には重宝する。
・海賊王
ウォリアーにおける貴重な範囲スタン持ち駒。
物理火力は期待しにくいがスタン要因としての役割はとても大きく、サポートに寄った駒である。
レベル10にしたときに入れる「セイレーン」とのスタンスキルの組み合わせは相性不利すら覆す力を持つ。
・立ち回り
特徴を聞いていた皆様、きっと思ったことでしょう
「17Rレベル9にして更にガチャするなんて無理だ」と
しかし思い出してください、私たちは知っています。17Rレベル9にしてガチャをする方法を...
そう、「連勝・連敗」戦術です!
序盤から連勝・連敗してお金を稼ぐという立ち回りをこのおもち式ウォリアーでは求められます。
では大まかな流れをここに書き記していきます。
~フローチャート~
4R~5Rの間に連勝、連敗できるか確認
↓
基本利子を優先しつつ、ウォリアー駒を収集(この際重なる駒は重ねてもよい)
↓
50利子稼ぎ、50G超過分は「全部レベルに投入」する
↓
17Rでレベル9、ウォリアー9が出るまでお金を使いロール
↓
お金を貯める
↓
26Rで重なっていない4G駒を重ねる
重なっている場合はレベル10にし「セイレーン」を投入
↓
「剣聖」や「深海の守護者」を☆3にする
という形になっています。
このフローチャートの大きな肝は「17Rウォリ9を出す」という点です。ここからは各フローチャートの詳細について話していきたいと思います。
・~連勝、連敗確認~
ここでは相手の駒の重なり、シナジー、アイテム等を意識して連勝し続けることができるか確認します。
迷うよなら雑に連敗行きましょう。勝てると思ってたら実は負けました、なんてオチはおもちウォリアーは許してくれません、21Rインセクトでの30点ダメージぐらい許せません。
・~基本利子を優先しつつ、ウォリアー駒を収集~
連敗でも連勝でも言えるのですが、この構築は17Rにパワースパイクを迎える関係上、お金が不足気味になってしまいます。
少しでも多く金を、少しでも多くレベルに入れたいので利子を優先してください。
10R30Gを目標に頑張りましょう。
その間に来たウォリアー駒は利子の範囲内で取りましょう。最初の一体であれば利子を割って確保してもいいです。
(セイウチ☆2とか利子割ってでも作る価値はないですからね...)
ただし利子を割ってでも確保したい駒は複数存在します。それが4Gウォリアー駒と
・深海の守護者
と
・剣聖
です。
こいつらは30R~の戦いの中でも戦える子であり、エースになりえる駒です。
終盤はこいつらを☆3にしていく動きになっていくのでぜひとも序盤のほうから集めておきましょう。
・~50利子稼ぎ、50G超過分は「全部レベルに投入」する~
もうそのまんまの意味です。50利子を稼ぎ、オーバーした金の分はレベルに入れましょう。
ただし上記にある確保したい駒は利子の範囲内で是非とも確保しておきましょう。
・~17Rでレベル9、ウォリアー9が出るまでお金を使いロール~
ここがおもち式ウォリアーの肝となる部分です!ここは特に細かく説明していきます。
17Rはお金を使ってレベル9、ウォリ9を一気に出します。ここがパワースパイクとなる場所なので金は出し惜しみしなくても大丈夫です。どうせここから連勝するので金はいくらでも貯まります。
最悪は出せなくてもいいですが、最低でも「深海の守護者」と「剣聖」は☆2にしないと勝てないので、そこら辺は絶対に重ねてください。
ウォリ9が出せて、なおかつお金が余っている場合は貯めておきましょう。17R~25Rに向けてはウォリ9だけで勝てるはずです。
アイテムは基本すべて深海の守護者に持たせてください。終焉が☆2になり次第持たせなおしてください。
終焉の審判者はエースとなる駒です。見かけたら全部回収しましょう。
・~お金を貯める~
26Rロールとレベル10に備えて早めにお金は貯めていきます。ですがここでは序盤の絶対的利子優先とまではいきません。
重なってないウォリアー4G駒が来るのであれば確保してください、無理に利子を稼ぐ必要はありません。利子優先してリーチを逃すのは本末転倒ですからね。
・~26Rで重なっていない4G駒を重ねる~
重なっている場合はレベル10にし「セイレーン」を投入
26Rからは「ドラゴン5メイジ6」や「ケーブ6シャーマン4グレーシャー4」といった遅めの構成のパワースパイクを迎えます。
ここで4G駒が☆1だとこちらの編成のパワーが足りず、負けてしまいます。
なので4G駒が重なってなければここでお金を使い重ねに行きます。
逆にもう重なってる場合はレベルに入れて「セイレーン」を入れましょう。
この段階のドラゴン5メイジ6であればパイソンとマリーン2があればなんとかゴリ押せる可能性があります。
・「剣聖」や「深海の守護者」を☆3にする
最後の工程です。剣聖や深海の守護者を☆3にしましょう。
シャーマン4に対してこの構築は不利です。しかしそれもキャリー駒を複数用意すれば解決します。
剣聖や深海の守護者は終盤でも大きくダメージに貢献し、特に深海の守護者は硬い敵(アルケミストやセイクリッドランサーなど)に対してスキルで大きく耐久を下げてくれるのでぜひとも狙っていきたい駒です。
・構成
17Rのパワースパイクを迎えるときの構成
↓
この形+剣聖と深海の守護者が2になれば基本は25Rまでは連勝できると思います。
26R時のロール時の構築
↓
この形が理想ですが、セイクリッドランサーは競争率がとても高く実際はなかなか手に入らないと思うので入れ替え先として「人狼」をおすすめします。
この時点でのポイントは「デーモンシナジーは絶対出してください」。
終焉やロストガーディアンはデーモンが消えてしまうと火力が大幅に減少してしまうからです。
ビースト型9ウォリアー
↓
こちらは「ビーストシナジー」を発動させる形のウォリ9です。
ビーストシナジーは攻撃力を10%上昇させる効果があるので通常のウォリアー9と比べ攻撃的な編成となります。
また、1~2G駒が多く、作りやすいのも利点です。
アンデ型ウォリ9
↓
こちらは「セイレーン」の代わりに「不死の教皇」を採用し、アンデッドシナジーを発動させた型です。
ビースト型よりも攻撃性能が高まりますが、魔法防御面はかなぐり捨てた正に「猪突猛進型」といえるでしょう。(またの名を脳筋ともいう。)
・配置
ウォリアー9の配置は特に深く考える必要はありません。基本は横に並べるだけです。しかし横一列に並べるにしてもやはりコツがあります。
それをこれから説明していきます。
(注意:配置は状況によって大きく変化します。個人的な信頼や意図がある場合はそちらを優先してください。これはあくまで一例です。)
・物理火力
物理火力が高い駒は基本右端に配置しておきましょう。
相手側は基本端にはタンクは置きません、大抵は耐久の低い駒を置いてくるのが大半です。
ここから相手の編成を崩すために物理火力はここに配置しておきましょう。
・タンク
耐久が高い駒は中央に寄せておきましょう。
相手方の火力は基本中央に集中することが多いです。
ここに耐久の高い駒を置くと火力が集中してもほかの耐久の低い駒と比べ時間稼ぎになる=こちらの火力枠が相手の編成を崩す時間を稼いでくれる
のでタンク駒はここに置いておきましょう。
・スキル火力
スキル火力は左端に配置しておきましょう。
相手は基本(こちら側から見て)右側に配置することが多いです。
スキルがメインの駒はスキルが打てないで退場すると一気にこちらの状況が不利になってしまいます。
なので敵の攻撃を受ける機会がないこちらに配置しましょう。
総合するとこんな感じ
・アイテムについて
ここからはアイテムの優先順位について話していきたいと思います。
話を円滑に進めるため便宜上各アイテムをS,A,B,Cの順番で序列をつけていきます。
Sは必須級のアイテム
Aは必須とまではいかないがあると勝率が大きく変わる
Bはあると便利、後半に作るべしアイテム
Cは余ったら作ろうという感じです。
Stier:シャドウブレード、アイスプレートメール
Atier:テレポート短剣、パイソンワンド
Btier:黒氷ランス、メイス
Ctier:サンダーハンマー、呪われの吸血マスク
の順です。それでは細かく話していきたいと思います。
Stier
・シャドウブレード
こいつはとても優先順位は高め。範囲攻撃がスキル含めて乏しいウォリアーは数の暴力に対して弱いため、通常攻撃で範囲攻撃となるシャドウブレードはとても重宝。
・アイスプレートメール
言わずと知れた強アイテム、装備者の防御も上がるためウォリアー9との相性も良い。
進化先の「氷棘の鎧」も後にいれる「セイレーン」に持たせるとすぐにスキルを打ってくれるので腐りにくいアイテム。
Atier
・テレポート短剣
相手の後衛から崩すのに最適なアイテム、これを剣聖に持たせると敵が溶けるかのように倒せる。対「インセクト」戦では強い虫を先に倒せるためこいつ一個でゲームセットまで持っていける...かも?
最終盤は「セイクリッドランサー」等に持たせると吉。
・パイソンワンド
ウォリアー9が苦手とする「ドラゴン5メイジ6」に対して強くなるアイテム。終焉の審判者や深海の守護者に持たせるとかなり勝てるようになる。
Btier
・黒氷ランス
スピリットランス用アイテム
これだけでBに属するので以下にスピリットランスが強いかわかりますね。
・メイス
ウィングスがいるときは必須級、ウォリ9はウィングスに対してはあまり強く無い部類なのでこいつ一本で勝敗が決するときもある。
Ctier
・サンダーハンマー
追加の魔法ダメージがつよい。ウォリ9ミラーでは重宝するが、こいつよりパイソンのほうが優先度は高いため余り物で作るとよい。
・呪われの吸血マスク
木の棒が余ってかつ吸血マスクがあるときには作ろう、間違ってもシャドウブレードやメイスより先に作ってはいけない。
セイクリッドランサーやバーサーカーに持たせると一気にエース級駒に変身。
・負け筋、敗因
ここからは敗因や負け筋となりえることを説明していきます。
1.連敗、連勝を止められる
これは結構あることです。連敗の場合はすぐに連敗を再開できるため比較的ダメージは少ないですがやはりできるなら止められるのは避けたいです。
同じ連敗勢がいる場合は当たり順、場に出している駒に目を光らせ、こちらが連敗をするように動きましょう。
連勝している場合はちょくちょくでもいいのでお金を使って自分の盤面を強くしましょう。
2.マリーンが出ていない状態でドラゴン5メイジ6にあたってしまう。
しょうがない部分がありつつもこれは敗因になりえます。
連勝が止められてしまうとお金が少ない量しか貰えず、結果26Rでのロールの回数が減ってしまいます。後半は4Gが重なっていないと厳しいので早めに「パイソンワンド」を作る等の対策をしましょう(それでも負けるときは負けますが...)
3.重ならない
もうよくあることです。このおもち式ウォリアー(連敗)の敗因は6~7割がこれを占めています。
4G駒が重ならないはもちろん、「深海の守護者」や「剣聖」が重ならないとほんとにきついです。
これを避けるためにはできるだけ多くの連勝を稼ぐというのが重要です。気合で連勝しましょう。
毎回ロールするごとに「重なれ!」と声をあげて回すと重なりやすいです。
・あとがたり
さていかがでしたでしょうか。
今回はおもち式ウォリアーについて説明させていただきました。
もちろん連勝から入ってほかの強い編成に行ければそれに越したことはないのですがそう上手くはいかないのが現実。
そんな時にこの記事を思い出して、上手く敗戦処理していただければとおもいます。
6000文字を超える超大作となりましたが、ここで〆させていただきたいと思います!
それでは、良いオートチェスライフを!
質問はこちら。おもちのTwitter↓
@Omochi_Chess
今回勝率の調査に付き合っていただいた方:乳酸
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