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20240425【定点観測】

「おいしそう」という自分のつぶやきで目覚めた。

うっすら目を開けたら、布団の中でスマホを見ていた夫と目が合った。
「何がおいしそうなの?」と聞かれて、ポヤポヤしながら、「冷凍の、みかんが、あって、それにソーダをいれて、、しゅわしゅわな飲み物で、、、、」と答えながらまた寝た。

冷たい飲みものが苦手なのに、それはまさに夢のように涼やかでおいしそうだった。グラスは汗をかいている。炭酸の泡と、それによって押し上げられて浮かんでくるみかんの房。

現実味がなくて、PVっぽいイメージ。

夜になって、その夢を思い出したら、脳内でけものの「めたもるセブン」が流れてきた。いつぶりだろうか。お皿を洗いながら鼻歌を歌う。気分がよい。
どんなPVだったかなあと先ほど見てみたらびっくり、クリームソーダから始まるんだったけね。あの清涼感は、このイメージだったんだなあ。
不思議だなあ、脳。

そして、久しぶりに聴いたけど、やっぱりすきだなこのアルバム。

***

昼間、洗濯物をたたんでいたら、夫の仕事部屋からのどかな口笛が聞こえてきた。前にも書いたけれど、この口笛が聞こえてきたら「今日はいい日!」認定をこっそりしているのだけれど。

ん?
となるとこの2週間、ほぼ毎日いい日だぞ。

しかし、その実情は、珍しく年末からの繁忙期が例年よりもダラダラと長く続いているようで、ここ数週間も夕食後に仕事部屋に戻って深夜まで作業している日が続いているのだ。

さすがである。
ミスターホメオスタシス!!!
(ホメオスタシス、イメージだけで使ってるけどあってんのか?とんちんかんだったら、なんらかの権威にごめんなさい!!!)


自分の心身のバランスを保つことが大の苦手なわたしとは真逆に、
彼はいつもだいたい同じ温度、同じごきげんぐあいである。
もちろん多少の抑揚はあるが、基本的におっとりごきげんマンorにぎやかごきげんマンでいてくれる。

付き合い当初は、そういうひとなんだなあと思ってそこが大好きなところのひとつだったわけだけど、それは彼がで工夫して、努力して、そうしているということが次第に分かってきた。

メソメソもクヨクヨもイライラも、自然にそうなるものと何十年も思って生きてきたけれど、そうか、みんなごきげんでいるための筋トレをしてこれまで生きていたのか!と気づいたときは目からうろこだったし、気分にながされ、甘えている自分が恥ずかしい気持ちになった。

夫の近くにいて、色んなアドバイスをもらって、昔よりはだいぶできるようになってきたはずだけれど、それでも簡単にバッドになる。
生理中はまあ許してくれだけど、それ以外でも多々ある。

そんなわけで、彼ののびやかな口笛は激務から来ていたのかと気づいたら
のんきな自分を反省するとともに、相変わらずあいつ最高だな!と我が夫へのリスペクトを深めるのであった。

今のわたしは、夫のパジャマをうばって二度寝したり、部屋を散らかし、部屋を片付けるの繰り返しで、
なるべくおいしいご飯をつくるくらいしか努力ししていることがない。
せめて毎日ごきげんでいられるように、わたしも口笛を吹いたり、鼻歌を歌ったりしながら過ごしたい。

そんなわけで、今日はとってもいい日でした。まる。