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意図した方向ではない生き方でも…

人生、どうにかなるもんだという話。

先日、40年?ぶりに行った場所

綺麗ですね。
芝桜もハートで、ホッコリします。


ここは札幌の五天山公園。


昔は採石場で、山は岩肌が見えており、段々になった山肌にトラックやダンプカーが走っており、周囲はホコリっぽく、通るのが憂鬱な場所でした。

当時、この近くにピアノの先生が住んでいたので、山を見ながら歩いていたのです。

頑張ってはいたものの、ピアノの実技レベルがあと少しのところまでで基準に及ばず、音大の受験を諦め、やさぐれながら、この山を見ていた時期がありました。

ホコリが舞い、トラックやダンプカーが走る、茶色く夕方の薄暗い場所に、超ダークな負のオーラ全開の高校生がイライラしながら歩くという構図。

おー怖い😱

実家は経済的に苦しく浪人生活ができる状況ではなく、

大学へ行けない=働く

という選択肢しかなかったのです。

当時、オンナが大学へ行ったら嫁の貰い手がなくなるぞ!働け!なんていわれたりして、ヤバいぞ、自分!後がない!!!という感じでした。
高校を卒業したら家のために働かないといけないプレッシャーもあって、しんどかったな…。

40年経って、採石場は都市公園に生まれ変わったように、

当時、やさぐれて、高校を卒業したらススキノで働くぜ!!とふてくされていた人間も科目は違えど他の大学へ進み教師になりました。

辞めちゃたけどね…。

何の因果か、養護学校では、オルガンを弾いて、小学部の子どもたちとアンパンマンの歌やミッキーマウスマーチを歌ったりして、あー、ピアノを頑張っていたのは無駄ではなかったと思ったものです。

何がどう転ぶかはわかりませんな。

ただ、人生は、自分が意図した方向でなくても、動いていくということは確かなようです。

そして、悩んだことも全て、無駄にはならないようです。

ただ、自分で自分の人生を諦めないこと、終わらせないこと。

それだけ頑張れば、時間が解決してくれることが多々あると思っています。




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