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東海オンエアの動画が6.4倍楽しくなる本 虫眼鏡の概要欄

虫眼鏡さんの書籍二冊。

好きを公言しながら発売後二年の時を経て、しかもメルカリで購入。最低最悪の行為ですが、次に発売される第三弾はちゃんと本屋さんで買うので許してください。


正直自分は東海オンエアのヘビーリスナーと自覚しているし、なかでも虫さんがすこぶる好きなので色メガネを通して見ているとしても過言ではないが、ほんっとうに面白い本なのですよ、これは。(今度なんの予備知識もない友達に読ませて率直な感想を聞き出してみよう。実際の所どうなんだろう。)


やっぱり虫さんの文章の気持ちよさの一つに、「そうそう、それそれ!めっちゃわかるわ。」という数々の名前を付けることができないような事象を言語化してくれるところにある。たまに、全然そんなこと考えたこともなかったけど、なんかそんな気がする~ってこともありますが。

虫眼鏡さんの意見を包み隠さず(まあ多少は隠すけどさあ、人間だもの)、話し言葉で、誰にでもわかりやすく、誰に肩入れするでもなく、思ったことを淡々と上級のオチを添えて綴られた言葉たちは、「虫眼鏡さんに書かれた文章で~~す!!」と叫んでいる。

虫眼鏡さんは、自身の著書に「学ぶことなんて一つもない」と断言されていますが、そもそも読書は娯楽なんだから、学ぶことなどなくていいと思います!!!文章で人を笑わすことをできるのって、とっても才能のあることだと思います。それも声付きで。小難しい自己啓発本より、何倍も人間という面白い生物を考えるきっかけが詰まっています。


特に、第二弾の書き下ろしエッセイに掲載された、「平成生まれの僕が、後ろを振り返ってみる」(みたいなやつ)。あれがめちゃめちゃ印象的でした。(一番最後の章だからってわけじゃないよ、たぶん。)

教員からyoutuberになった自分のことを、今もなお「決断する力がない」と言い切っちゃってるんですよねえ、、、。そんなことは99%ないはずなんですけど、まあ本人がそう言っているからそうなんでしょうねえ。それって、めちゃくちゃかっこよくない~?

ほんで自分の人生をきちんと振り返ることができている。かなり波乱万丈なはずだけど、それに自己陶酔することなく、冷静に俯瞰して分析(というほどではないかもしれんが)することができてる!すごいなあ~~。



おしまい!

虫眼鏡という人間の、(今画面の外から見えている部分の)全てが好きです!