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約束

※半分実話です 「俺、いつ死んでもおかしくないらしい」 唐突だった。 急で信じられなくて理解できなくて、代わりに涙が出てきた。 「ね、俺と約束して」 大我(たいが)は困ったようなすでに諦めているかのように微笑んで言った。 ──── 大我とは2年前ネットで知り合った。隣県なのもあっていろんなところで遊んだりくだらないことで笑い合ったり…私の大切な友達だ。 「ずっとこんなふうに笑い合っていたい」 大我の口癖だ。 別れ際になると名残惜しそうにいつも小さく呟いていた。 ある日