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DropTap リンク機能を使って音声を連続再生する

TOP画像はDroplet Projectより。

「Step by Step」というVOCAがあります。

ざっくり言えば、録音した複数の音声を、1つのスイッチで連続で再生するものです。例えば、「起立」「礼」「着席」といった一連の言葉を、1つのスイッチで言い進めていけるものです。

同じようなことをできるiPadアプリとして「ぼいすぶっく」があります。画面をタップして、ひとまとまりになった音声を連続で再生できます。製作者はDropTapのプログラムもされているあっきーさんです。

これらは「複数のタップ(スイッチ操作)は難しいけれど、1つのタップで(スイッチを押して)進めていくことはできる」場合に活用できます。

さて、今回はこのような連続できるボードをリンク機能を使って作っていきます。

レッツゴー。

ここでは、「起立」→「礼」→「着席」と進めていくものを例にします。

1 ボードに1つだけシンボルを配置したボードをつくる(ここでは、「起立(立つ)」「礼(おじぎ)」「着席(座る)」の3つ)。
2 「起立(立つ)」から「礼(おじぎ)」にリンクする(移動する)設定をします。ボードの編集画面でシンボルをタップして「編集」をタップ。
3 「リンク」をタップ。
4 リンク(移動)先の「礼(おじぎ)」のボードをタップして選択し、「画面遷移時の読み上げ(オプション)」欄に「起立」と入力します。

※DropTapでは、リンクを設定したシンボルは読み上げを行いません。今回のようなときには、「画面遷移時の読み上げ(オプション)」欄に読み上げたい言葉を入力する必要があります(シンボルと紐づけられているデフォルト音声の使用は不可)。4の設定をすることで、「起立(立つ)」シンボルをタップしたときに「起立」と読み上げて「礼(おじぎ)」のシンボルがあるボードにリンク(移動)します。

5 「礼(おじぎ)」シンボルには、「着席(座る)」のボードにリンク(移動)するように選択し、画面遷移時の読み上げ(オプション)」欄に「礼」と入力します。
6 「着席(座る)」シンボルには、「起立(立つ)」のボードにリンク(移動)するように選択し、画面遷移時の読み上げ(オプション)」欄に「着席」と入力します。
7 全てリンクの設定ができたら「完了」をタップし、ボードを実行してみましょう。

シンボルをタップすることで、読み上げつつ次のボードに移動する…の動きが確認できたでしょうか?

上の動画では画面をタップして操作していますが、外部スイッチの設定を行えば、タップの代わりに1つのスイッチを押して同じように進めることができます(オフィシャルマニュアル動画参照)。

やってみてね!

※連続再生系は、使用者の認知面に応じて適切に活用しましょう。

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