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DropTap 音声ファイルをシンボルタップ時の読み上げ(発声)に使う

TOP画像はDroplet Projectより。

今回はVer.3以前からある機能について。

DropTapでは、シンボルに紐づけられたデフォルトの音声のほか、入力したテキストや録音した音声を使って、シンボルをタップしたときの読み上げ(発声)をすることができます。

単語としてではなく、任意の文章として読み上げ(発声)をしたいときにはとても助かる機能です。

しかし、テキストの合成音声の読み上げが聞き取りづらかったり、環境音に埋もれてしまったり、また小学生の低学年の子が使うときに担任のオジサマ男性教師の声になってちょっとなあ…と思うこともあります。また、子どもがタップして「あいさつ」とだけ読み上げ(発声)して、結局隣にベタ付きの教師が「はーい、じゃあ挨拶しまーす。おはようございまーす」なんて場面も。

さて、DropTapには、音声ファイルを読み込んで読み上げ(発声)する機能があります。そこで今回は、任意の言葉の音声ファイルを作成できるサイトと、この音声ファイルの読み上げ機能を組み合わせる例を紹介します。

レッツゴー。

今回の例は、朝の会の進行をイメージしたスケジュールボードです(例なので項目は2つだけ)。

「はじめのあいさつ」をタップしたときには、「今から朝の会を始めます。礼。」を、「朝のあいさつ」をタップしたときには「朝のあいさつをしましょう。みなさん、おはようございます。」と読み上げ(発声)するようにします。

★1 音声ファイルを作成する

今回は、「音読さん」というサイトを使います。このサイトでは、入力したテキストをいくつかの声質から選んで読み上げ、音声ファイルとして保存することができます。

では、音声ファイルを作るよ〜。


1 サイトにアクセスすると、すぐにテキストを入力する画面が表示される。
2 読み上げたい言葉を入力して、[読み上げ]をタップすると、読み上げ音声が作られ再生されます。
3 ここをタップすると、音声(声質)を選べます。
4 ここのスライダーで、読み上げ速度や声の高低を調整できます。声質や速度、高低を変更した後は必ず[読み上げ]を押して変更後の音声を出力させましょう。
5 音声ができたら[ダウンロード]をタップ。
6 確認メッセージが出るので[ダウンロード]をタップ。

で、ダウンロードした先はどこにいくかというと、「ファイル」アプリの「このiPad内」→「ダウンロード」内に保存されます。

7 保存されています(ファイル名をわかりやすく変更できますが、ここでは割愛)。

★2 DropTapのシンボルに音声ファイルを設定する

8 編集画面で音声を設定したいシンボルをタップして、[詳細編集]をタップ。
9 音声項目の[録音/ファイル]をタップ。

ここで、このままホームボタンを押してDropTapを閉じます。
再び、先ほどの「ファイル」アプリを開きましょう。

10 「ファイル」アプリから先ほどの音声ファイルをタップ。
11 右上のマークをタップ。
12 [コピー]をタップ。

これで、音声ファイルがコピーされました。「ファイル」アプリを閉じ、DropTap(シンボルの編集画面)をまた開きましょう。

13 [コピーしたファイルを読み込む]をタップ。
14 [ペーストを許可]をタップ。
15 [音声ファイル]の再生マークが青くなったらOK。右上の[完了]をタップして、ボードを保存したら実行してみましょう。

同じ手順で、「朝のあいさつ」にも音声ファイルを設定してみましょう。

使用者に合わせて声質や速度を変えることで、その子(人)の声という感じが出て、よりコミュニケーションが楽しくなるかもしれませんね。

やってみてね!

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