新入生気取りでサークル新歓に参加してみた ほか
私が大学1年の時は,キャンパスにも全く登校せず,友達もできず,サークルにも入ることができなかった.私は大学2年の途中でサークルに入ったものの,それからは新歓も主催する側に回るだけで,参加者の方に回ることはなかった.
今年にもなると,サークルの新歓もほぼ制限なしで解禁され,各々のサークルが熱心に新入生確保に興じる.ということで,良い機会だし,記念としてサークルの新歓に参加することにしてみた.合気道サークル.高校での友人などが所属していて,私にも縁が深いとしてありがたく歓迎して下さった.
研究室でのゼミを終え,念のためにコンタクトレンズを付ける.わお,付けるのは数ヶ月ぶりかもしれない.外すのを忘れないようにしないと.それにしても今日のゼミはかなり荒れていた.先輩によると,あれで普通というのだから怖い.さてさて,電車に乗って集合場所へ急ぐ.このサークルは学内ではなく,少し離れたスポーツ施設で活動しているようだ.
到着すると,私と同じく参加者が数人いた.皆B1である.そりゃそうだ,新歓だもん.でも彼らを見るととても初々しく,そんな時代があったな,あの頃は大変だったな,と回顧してしまう.
合気道の印象は,「美しくて合理的な武道」であった.他の武道と比べてうるさくない.痛々しくない.好戦的ではない.攻撃的ではない.まるで社交ダンスをしているかのように行われるのである.
今回体験させて頂いたのは,力を入れないのに力が入るという不思議な姿勢法と「楷書」.
まず,何と言っても「力を入れないのに力が入る姿勢法」が不思議なのだ.身体の姿勢を状態x,入れる力を入力uとした時に,xを所定の状態x0に保つための最小のuを求めるという,最適サーボ制御問題になる…などと頭をよぎったが,そのくらい面白い.自分の秘めた力を見たようである.
次に「楷書」を体験した.楷書は技の手順を1つずつ行なっていくものだ.ダンスの振り付けを1ステップずつ確かめていくようなものである.これが例の「社交ダンス」になるのか.とても面白かった.
途中,固め技を入れられ非常に痛く,何かに目覚めそうだった.しかし,怖すぎて自分から固め技を入れることはできなかった.昔,剣道を見学した時も(あの時は親が無理やりさせてた),結局相手の頭を叩くことができなかった.その時と同じだ.こういうのは向いていないと思った.
ちなみに,私が見たことのある「社交ダンス」は「草書」と呼ばれるもので,楷書を連続的に行なうものであることが分かった.草書は今回はやらなかったが,サークルの方に見せてもらったが,何度見ても美しい.
合気道の美しさと合理性を肌で感じることができた.今の趣味に飽きたり,将来勤める会社のサークルにあったりしたら,そこで合気道を始めるのもいいかもしれない.また,部員に親切にしてもらえて,充実した時間を過ごせた.
Stable Diffusionに人名を入れる実験
Stable Diffusion(以下SD)のプロンプトに人名を入力して複数生成させたところ,それぞれに似通った,特徴的なイラストが生成された.
条件
Model Name Anything V4.5
Sampler Euler
CFG Scale 15
Steps 30
Seeds Random
Positive <Person Name×8>, pixiv illustration, 1girl, vivid color, high quality
Negative bad anatomy, low quality, big tits
<Person Name×8>には,カンマ区切りで人名のような文字列を8回繰り返して入力する.
結果
それぞれ同一人物…?って感じにならないか?プロンプトには,見た目の情報などを入れてはいないが,"人名らしき文字列"によって見た目の判別がついているように見受けられる.
なぜ??
ということは,"人名らしき文字列"に見た目が結びついていると考えるのが妥当そうだが,これはどこから来ているのか.既に世の中にあるキャラクターが名前と共に記憶されているのか??
なんか怖い!ここがはっきりしないと,後々,既成の作品と雰囲気が似ている…などという問題が発生しそう…
結論
SDを使用する際に気を付けることは,
プロンプトに固有名詞や人名らしき文字列を入力することを避ける.
CFG Scaleを下げる.
らへんかもしれない.
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