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ベトナム一人旅みそ5

今回は、私が勇気をもらった一人の女性の話をしよう。

カウンターでピンクのシャツを着ている彼女である。

彼女との出会いは4日目の宿。

15時頃にチェックインに行ったが、誰もいないので、大声で「こんにちは」「Hello」とか叫んでみる。

しかし誰も出てこない。
仕方ない、疲れてるし、ロビーのソファで少し待とう。

と、15分くらいした頃に、奥の部屋の扉がガラッと開いた。
そこにはボサボサヘアーと不機嫌そうな顔の彼女。
おまけに上下ド派手なピンクの

パジャマだろソレ。
明らかに寝起き。
なんか口の横に白いのついてるし、歯磨き粉?

いや、寝てたんかい。と思いつつ、チェックインをお願いする。
しかしどうやら彼女、英語が話せないようで、いきなり受話器を渡された。

電話先の人とイングリッシュトーキングandチェックイン。
彼女は部屋の鍵を渡す時まで不機嫌そうな顔だった。
おまけに説明なしで謎のパスワードが書かれた紙切れもくれた。(wi-fiではなかった。一体なんだったのか、分からず終いである。)

部屋からの風景
ホテルのアメニティ
Bath room

一晩過ごして翌日午前10時頃にチェックアウト。

しかしカウンターには誰もいない。
またか・・・・。

きっと昨日出てきた部屋にいるのだろうと思って奥の部屋を覗いてみる。

するとそこには案の定、彼女がいた。昨日と同じ服装で、暗い部屋で、絶賛睡眠中の。

起こす、、、、のか、、
いや、、、、いいか、、、、

う〜〜ん、、、、
でも、カギ、、、あるし、、なぁ、、、、、、。

数分悩んだ末、
エクスキューズミーで起こしてチェックアウトプリーズ。
最後まで不機嫌そうだった。

いや、寝起きだもんね、起こしてごめんね、、

いやいやいや!?待て待て待て!?
何すかこの感情丸出しの接客!?
日本でやったら大ブーイングでしょうよ!

でも、でもでも、

不機嫌だし、ずっと寝てるけど(いつなら起きてるん?)まぁ、仕事はしてるんだよね。

チェックインとチェックアウトに必要最低限の
作業はちゃんとしてるもんね。

『やりたくないことはめっちゃやりたくないです感出してやる』『寝たい時は寝る』

これでいいのだ。
そう彼女から勇気をもらった、ベトナム最終日の朝。

まぁ最終的に何が言いたいかっていうと、
私含め、日本人みんな超真面目だな
偉いな、気遣いすぎだな、働きすぎだなってコト。


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