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ラストマイル📦(ネタバレあり)



先日ついに念願だったラストマイルを、観てきましたー!!!🎬


一言で表すのが難しいけれど、とりあえず面白すぎてひっくり返るかと思いました(真顔)
1人で家で見てたら多分、「ッアー!!!!」とか、「ッキャー!!!」とか、「ハッ!?!?」とか言いまくってたと思います。笑

私、ドラマ"アンナチュラル""MIU404"がとっっっにかく大好きでして。
多分、数十回ほど観てます。
再放送される度、大喜びで観てます🤭

今回の映画ラストマイルでは、劇中でアンナチュラル やMIU404に出演していたメンバーが勢揃いで、嬉しくて嬉しくて!!!👏
しかも!!!アンナチュラルの7話に出演していた望月歩くん演じる白井くんが出ていて、しかもお仕事をしていて!!感動しました。

あと、MIU404のほうは、元陸上部の青年役の1人でであった前田旺志郎くん演じる、勝俣くんがなんと機捜の一員として陣馬さんと捜査に参加していて!!!
きちんと更生して立派に働く姿に感動しました…!

そしてなんと言っても、主演の満島ひかりさんのキラキラと眩しいフレッシュな存在感と、岡田将生さんのヒンヤリとした空気感とその中に光る、熱感というか魂と言いますか…!!
このお二人の掛け合い、素晴らしかった…!

脇を固める豪華な俳優さん方も!くどくないユーモアが散りばめられていて、1人で「ブフフ」と笑っちゃうシーンが多かったです☺️(いや、笑い方…)
俳優さん達の演技力、ストーリー構成、音楽、全てパズルのピースのように綺麗にバチィン!とハマっていて、始まった瞬間から物語に惹き込まれました。

Amazon的な大企業が配送する荷物の中に、爆弾が仕掛けられている。というお話(ザックリ)なので、爆発のシーンが多い今作なんですが、物凄くそのシーンがリアルで、爆発音が大きくて臨場感…!
1人で見に行っているのに、驚いて思わず肩がすくんでしまいました😂
「ウワッ!」って何度か言いました、多分。
物流業界の現実と闇、それに関わる人々、胸が苦しくなる場面もありつつ。
(こちらの作品、炎とか大きな音が苦手な方は、ご注意です⚠️)

中村倫也さんも、出演時間は少ないのに凄く存在感がありました🤔
彼が出演する作品を色々観ていますが、本当に演じることがお上手というか…演じている感じがないんですよね、本当にこんな人なんじゃないのかな?みたいに錯覚しちゃいます。

あとあと!!ロッカーの番号が404だったところにも大興奮でした🔥
アンナチュラル、MIU404と同じ世界線の中で、違和感なく物語が展開されていったラストマイル。
今年観に行った映画の中で1番、心揺さぶられ 胸を締め付けられるような思いが溢れ、グッとくる作品でした。

野木さんの脚本はやっぱりストーリー展開が凄いんですよね。しかも社会問題について、直接的に言われているわけではないのに、ジワジワと、けれど凄まじいエネルギーで観る側に問い掛けてくるんです。

架空の物語だけれど、どこかで起こっているかもしれないことたち、またはこれから起こり得る可能性がゼロではないことの数々、自分や家族が当事者に、加害者や被害者になるかもしれないという、目を背けられずにはいられない、向き合わずにはいられない可能性とリアリティが散りばめられています。

アンナチュラルでは、主人公である石原さとみさん演じるミコトが殺人犯に対して「不幸な生い立ちなんて興味はないし動機だってどうだっていい」と話すシーンがあるのですが、法医学に携わる者として語られたこの言葉は、重みがあり印象深く心に残っています。
ラストマイルは、犯人の犯行動機や、犯人自身の背景も描かれているので 少し犯人に同情してしまう気持ちが正直ありました。
それで、このミコトの言葉を思い出したんですよね。
これって、自分が傍観者であるから持てる感情であり、凄く傲慢な感情なんじゃないかな?と。
私は少し恥ずかしい気持ちにもなりました。
そしてこの傍観者目線が、見えない誰かを、見ようとしなかった誰かを、孤独にしていくのではないかとも、思いました。

現実世界と同じように、このシリーズのお話では全てがスッキリ解決!みたいなことはなくて 闇はすぐそばに、誰のそばにも確実に存在している、闇と光は表裏一体であり 紙一重であることを、ヒリヒリと実感させられます。ラストマイルを観ても、同じように感じました。
人は考え、感じる生き物であって、無関心でいることって難しいけれど 目を背けることは簡単なんですよね。
それでも目を背けたくないと私は改めて思いました。人は、目を背け続けるとそれに慣れてしまって、忘れてしまうんですよね、私もそうです。

野木さんの作品を観るたび私は、様々な社会問題について考えることを、やめてはならないし、やめたくないなと感じます。
生きている限り、正しい自分であろうとするが為に、その正しさと過ちの線引きが曖昧になってしまうこともあって。
人の数だけある正しさとは、一体なんなのだろうな。となんだか無力感を感じることもあったりして…。
でも私たちは、正しいだけの自分ではいられないことを受け入れなければいけないし、社会の求める曖昧で危うい正しさを見極める必要がある。
だからといって、人の道に外れるような、人を傷つけるような、誰かにとっての正しさは許される訳ではありませんし、許してはいけないと思います。

この映画をみて、私は何か特別な結論を得たわけではなくて、それでも大切な、忘れてはいけない感情や目を背けてはいけない現実を思い出した気がします。

なにがともあれ、私にとっては今年1番最高の映画でした。
また、アンナチュラル、MIU404、ラストマイルの世界線を生きる人々に会える日を願っています。
素晴らしい作品をありがとうございました🌸


愛を込めて💫


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