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「悪人伝」ヤクザ×刑事の最強タッグ

自分を襲った連続殺人鬼に復讐するため、破天荒な刑事と手を手を組むヤクザの組長を描いたバイオレンスアクション。組長役にマ・ドンソク(写真前列左)、刑事役にキム・ムヨル(写真前列右)。

いや〜めっちゃくちゃ面白かった!!特にサスペリア観た後だからかな、こういうアクション映画は心が疲れなくてほんとに良い!!!ヤクザの組長と刑事のタッグは最強すぎる。最初はお互い反発するけど、共通の敵を追い詰めるために徐々に仲間意識が生まれていくのもいい。しかし、馴れ合うのではなく「犯人鬼を殺そうとするヤクザ側」「逮捕しようとする刑事側」と、お互いの立場による主義信条がはっきり分かれていて、最後まで相手に遠慮せずにガツガツしてたのが気持ちよかった。タッグものって結構馴れ合い譲り合いの関係になることが多いから、、

あと組長役のマ・ドンソクのガチムチな肉体についつい目がいっちゃうな。平手打ち数発で相手を倒せるんだから強すぎる。映画後半で女子高生に傘差し出すシーンも「はいはいギャップ萌えね」って頭では分かってるけどそのシーンしっかり5回も見たもん。
表情一つ変えず物事を俯瞰で見てそうなドンソクとは対象に、破天荒で型破りな捜査をする刑事役のキム・ムヨルもこれまた適役。誰かに似てると思ったら鈴木亮平を薄めて武井壮足して2で割った感じ。想像するだけで暑苦しいな。

全体通してバトルシーンやカーチェイスがド派手で、見ていてとにかくドキワクするし、正反対の2人がタッグ組んで犯人を追い詰めてく的展開が好きな人は絶対観たほうが良いと思います。ラストの少し含みを持たせる感じも私は好きでした。
結局、正義VS悪の二項対立ではなくて、邪悪に悪をぶつけて制そうぜ!って映画なのだなと。ヤクザも殺人鬼も悪のベクトルや性質が違うだけで、法を犯してることに変わりはないんだけど、それでもヤクザ側に立って観ちゃうのが人間の性ってもんですね。
欲を言うなら、もう少し殺人鬼側の過去とかにフューチャーしてほしかった!!

ハリウッドでのリメイクも決まってるようで、監督はシルヴェスター・スタローンらしいので結構気になってます。でも組長役がドウェイン・ジョンソンとかスティーブン・セガールだったら殺人鬼に襲われても返り討ちにしそうで物語が一向に始まらないだろうなと思います。

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