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フリープラグインで打ち込みメタルコア系ベースサウンドを作る方法
今回はTrilian、MODO BASSやNeural DSPなどなど有料音源&プラグインが音色が豊富で良い音なのは重々承知…だけど金ねンだわ。って人にフリープラグインのみで歪みが効いたメタルコア系ベースサウンドを作る方法を紹介します
サンプラー
・sforzando
![](https://assets.st-note.com/img/1671456815143-IB7VcvRbqA.png?width=800)
まずこれをダウンロードしなければ始まりません
sforzandoとはsfrやsoundfontなどを再生することができるフリーのサンプラーで…などと最初は難しいことは理解しなくてもとりあえずダウンロードすれば大丈夫
有名どころでいうとKontaktと同じ役割のプラグインです
sforzandoダウンロードURL
https://www.plogue.com/downloads.html
ベース音源
・Unreal Instruments - Standard Bass
![](https://assets.st-note.com/img/1671754444678-yCDTIxB14b.png?width=800)
ダウンロードURL
https://unreal-instruments.wixsite.com/unreal-instruments/standard-bass
自分は有料ベース音源のMODO BASSを使っているが稀に「Standard Bassのが良くないか…?」と思うこともあるくらい充分力を発揮してくれるフリー音源
ベタ打ちでもゴリゴリのピック弾きベースサウンドが鳴らせるので歪みがいらない人はこの時点で完結する人もいるかも
音作りポイント
・Magnetの%量でパッシブからアクティブのようにプリアンプEQをかましたアグレッシブなサウンドに
・リリース後の余韻、ノイズっぽい音が気になるときはRel_Shape(CC24)とRel_Level(CC25)を調整(説明書必読)
・Djentのように余韻をバッサリと切りたい人はRel_Shape(CC24)を0%
![](https://assets.st-note.com/img/1671755370321-Eceqq5jehb.jpg?width=800)
sforzandoにStandard Bassを読み込ませる方法はこちら、そして躓くとしたら多分ここ
Unreal Instrumentsの音源の使用方法
https://unreal-instruments.wixsite.com/unreal-instruments/installation-guide
↑で理解できなくても「Unreal Instruments 使い方」で検索すれば様々なサイトで紹介されているのできっと自分にとってわかりやすいサイトが1つはあるはず
エフェクタープラグイン
・TSE - B.O.D
![](https://assets.st-note.com/img/1671720513894-lA2GWVw77f.png?width=800)
ベーシストなら誰もが知っている超有名プリアンプ/D.I.のSansAmp BASS DRIVER DIをシミュレートしたプラグイン
僕も実物のSansAmpはずっと手放さず常にONにしてボードに入っている愛機
このプラグインを刺すと迫力のあるドンシャリサウンドになります
音作りポイント
・Lowノブで低音を調整、上げすぎ注意
・High、Presenceノブでピッキングのガリッジャリッとしたハイを強調させます
・Driveは次のプラグインで歪みを足すので12時は超えない程度に控えめで
・audiority - DR DRIVE
![](https://assets.st-note.com/img/1671720532599-diBSdrMmCB.png?width=800)
HORIZON DEVICES - Precision Driveというディストーションペダルをシミュレートしたプラグイン
ギター用ディストーションですがベースのハイ成分に良い感じに歪みが乗ってエッジが立ったメタル系ベースサウンドに
音作りポイント
”高音だけ"を歪ませるような感覚でBRIGHT、ATTACK、MIXを一番美味しいポイントまでじっくり探るのがポイント
・BRIGHTノブは上げすぎると低音の質量感が減るので注意
・ATTACKノブで歪みのキャラクターが変わるので好みの歪みを探します
・MIXを一度100%にしてやりすぎかな?ってくらいアグレッシブなサウンドを作ってからMIXを下げて原音と混ぜる(10〜20%くらい)
アンプシミュレーター
・IGNITE AMPS - SHB-1
![](https://assets.st-note.com/img/1671720568345-8J7P2po57b.png?width=800)
ダウンロードURL
https://www.igniteamps.com/
音作り最終段階です、納得するまで音を作りましょう
きっとエフェクターに戻ったり、あーでもないこーでもないとハズ…
でも音作りしてる時が一番楽しいからいいよね!
フリーのベースアンプシミュレーターがSHB-1くらいしか見当たらなかったので今回記事に採用してますが、モダン系のベースアンプシミュレーターなら基本なんでもいいです
元々DAWに付属しているのでもOK
![](https://assets.st-note.com/img/1671459319752-Fy60EKorHi.png?width=800)
音作りに納得できたらこれにて完成(↓サウンドサンプル↓)
Beartoothの1stアルバム「Disgusting」のようなハイがゴリゴリに強調され歪んだベースのようなサウンドに
このアルバム大好き
まとめ
大雑把におさらいすると
(1)サンプラー sforzandoとベース音源 Standard Bassで基礎となるベース音を立ち上げる、Magnetでパッシブ風、アクティブ風かを調整
(2)B.O.Dでピッキングのガリッとした音を強調させる
(3)DR DRIVEで(2)で強調した高音域に歪みを足す
(4)アンプシミュレーターで最終的な音作り
歪みプラグインを別のものに置き換えたり、キャビを追加したりなど是非自分好みに改造してください
この組み合わせが良かったぞってのがあったら是非コメントで教えてください
ちなみに打ち込みだけではなく実際に弾いてみてもアリなので(2)以降のプラグインを挿して試してみてください
最後に
元も子もないことを言うとモダンなベースサウンドを手に入れたければLoki Bassを買えば一発です。
けれどコストをかけずに試せる一つの提案を、と思いnoteに書き連ねました
実践してくれた方は是非ツイッター等で報告してくれたら励みになります
以上「フリープラグインで打ち込みメタルコア系ベースサウンドを作る方法」でした
前回投稿記事「マイケミにSaosinなどなど最強のメンバーが揃ったバンドL.S. Dunes」も未読の方は是非
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