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7 インポジでのコールvsタイトレンジ

低レートPLOでプレーしている人の大きなミスの一つは、あまりに多くのハンドをコールし過ぎている所らしい。コールする前に目の前に置かれた状況によってコールするかどうかの判断を調整しよう

例えば相手のレイズ頻度や、自分の手はコールする事によって後ろのプレイヤーをPOTに残したいのか、それとも3betでなるべく後ろのプレイヤーを排除した状態でフロップへ進みたいのか?

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UTGオープンにBTNからコールした場合起こりうる事は、ヘッズアップでフロップへ31%、マルチウェイでフロップへ60%と高頻度でマルチウェイになりやすいのでPOTに参加する場合のハンドを調整したい所である。マルチウェイに60%の確率でなるのであれば、我々はナッツのあるハンドをプレーしたい

自分のハンドがAハイスートの様なナッツになりうる場合は後ろのブラインドのプレイヤーを巻き込んでも問題ないし、逆にダブルスートランダウン系であれば、コールでブラインドを巻き込むとフラッシュの部分での勝率が下がる(フラッシュを引いたけど勝っているかわからない状況に置かれる)ので、この辺りは3betでなるべく少ない人数でフロップ以降をプレイした方が良いだろ?と

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上がvsUTGオープンにBTNから低レートプレイヤーが取るアクションの平均値で、下がGTOの推奨するアクションの頻度。コールが推奨値よりも非常に頻度が多く、3betも若干打ちすぎな傾向にある

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もっともミスプレイされているKKxxとQQxxを例に見て行く

KKxx ds(ダブルスート)は基本的にフォールドという選択肢はない。一部のAKK2dsの様なAを抑えたAKKxのようなハンドの少し弱い部分を3betし(AKK5までだとか決めても良いかも)、残りは全部コールする。

KKxx ss(シングルスート)は3betする事が殆ど無い、AKK2r(レインボー)のようなAを抑えたKKの様な部分でセミブラフ的に3betしつつ、残りのAKKx ssやKKxxの接続性のあるハンドをコールし、その他をフォールドしている

QQxx dsは接続されていない部分はフォールドし、AQQ7dsだとかのAを抑えたQQxの部分でKKを下ろしに行くのだが、相手が降りないと分かっている場合はコールの方が良い。そして残りは全部コール

QQxx ssは74%とほとんどをフォールドし、AQQx ssの様な部分でコールする。この際AcQhQsJsのようなシングルスートもブロードウェイ4種であればコールして問題無いし、QQ98ss(この辺りが加減か?)の様な接続性があるのであればこれらもコールして戦って良いみたい

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次にランダウン系を見て行きますよと

ダブルスートランダウンでもギャップがあり過ぎる部分はフォールドになる。パーフェクトランダウンや、1ギャップランダウンでも8ハイであるハンドはコールをして、3betの許可が下りるのは0ギャップ、1ギャップの9ハイランダウンからである。ちなみに9854dsはフォールドとなっているので、2ギャップの評価はGTO的にはかなり低くなっているのがわかる

シングルスートランダウン系は過大評価されていて、実際は74%はフォールドしなければいけないとの事。ローカードで構成されたパーフェクトランダウン系は上手く機能するのでコールで扱いたく、残りはブロードウェイカードにほぼほぼ偏ったランダウン系がコールになる。下限はKT98ss辺りになる。AcQhJsTsの様なAを抑えているけど、Aでフラッシュを完成させられないようなブロードウェイ4枚の辺りでセミブラフ的に3betを打つのが良いだろう。フロップ以降も十分に戦える余地を残している

3ブロードウェイ+1ノンブロードウェイdsの形もコール以上に適している。85%以上をコール以上とし、3bet候補としてはAJTxの様な降りるには勿体無いけれども、コールだと他の候補よりは劣るようなA持ちの一部で行おう

そして3ブロードウェイ+1ノンブロードウェイssはこれも過大評価されがちで、82%がフォールドとなる。コール出来る候補としてはAKQ2ss,AJT4ssの様にスーテッドAが無ければすべてフォールドして良い

今回は以上でーす!
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