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松重豊さんと同じこと思ってて少しうれしかった件。音楽はこどもに教えてもらおう。

先日、松重さんがNHKの朝のワイドショーに出てました。

わたくしの中では、孤独のグルメの印象が強すぎて、頭の中ではずーーーっと井之頭五郎のテーマが鳴っていましたが、元々甲本ヒロト氏とバイト仲間だったり、フェスを主催したいほどの音楽好きとのこと。

そこで、56歳の松重さんが、好きな音楽はこどもに教えて、そして反対に教えてもらっているみたいなことをおっしゃってた。

そのくらいの歳にもなれば、普通は新しい最近の音楽なんて受け付けなくなり、ともすれば演歌に足を突っ込んでしまう(という表現は演歌ファンに失礼ですが)可能性だってある中、お子さんと同じ音楽を共有しているとはどういうことか。

実はわたくしも同じことを思っていて、ちょっとうれしくなったのでした。

高校生のときにビートルズがCD化され、本格的にロックの洗礼を受けた後、大学では思いがけずジャズの道へ。カミサンもなぜか同じような志向で、このあたりのCDが家にはたくさんあります。

ですから、現在高校二年生の双子のこどもたちには、こうした音楽を人間の肥やしとして継承したい!
そう思って、こども部屋にCD棚を置いて、どんどん聴けるようにしました。

でも、今どきのこどもって、CDで音楽聴かないんですね、、、

最初のうちはiTunesにCDから取り込んだりしてましたが、iPhone持ってからは全部配信。ちょっと悲しいけれど、何でも聴けるのはこどもにとってはプラスですから、CDには気の毒ですが、出番はほとんどなくなりました。

昔は、CDを買わなくては新しい音楽に出会えませんでしたから、聴きたくても聴かれない音楽が山ほどありました。本当にいい環境になったものです。

そうそう、これで地域格差もなくなりましたよね。大学で金沢にいたころは、ジャズの輸入盤を売ってる店なんて2軒か3軒しかなくて、毎週のように通っても、新しものはほとんどないという悲しい状況でした。

年に一度、コンテストで東京に行くときが、新しい音源に思いっきり触れられる唯一のチャンスでしたから、旅費とともにCD代レコード代もなんとか工面して、意気込んで挑んだものです。

それが今ではどんな僻地にいたって、ネット環境さえあれば、世界中の音楽を聴けるなんて。天国でしかない。地方の才能ある若者たちが、これからもっともっと出てくるのではないでしょうか。

松重さんが出ていたNHKのワイドショーにも、音楽のゲストとして島根出身のOfficial髭男dismが生演奏を披露してました。ちなみにわたくしもヒゲダン大好きです。めちゃポップなんだけど、ときおり見せるジャジーなフレーズ(Pretenderの間奏とか神がかってる)が小憎らしいです。メンバーみんなかわいくて、アイドル性もある素敵なバンドですよね。

で、話は戻りますが、こどもに音楽を教えるつもりが、最近は逆にこどもに新しい音楽を教えてもらっている件。

うちの子のひとり(高校で映像を専攻中)が、このところ何件か日本のアーティストさんのMVをお手伝いさせていただくようになったんですね。本当に失礼ながら名前を聞いても全然知らない人たちばかりで、「誰?」という感じだったのですが、音を聴いてみると驚くほどクオリティが高くて、「おいおい、日本の音楽っていつの間にこんなにレベル上がったの?」と気付かされる始末。

これも、無制限配信のおかげかもしれませんよね。いい音楽にどっぷり浸かれば、いい下地ができるのは当然のことです。

そういうMVをYouTubeで見てると、これまたレコメンドが数珠つながりでどんどん出てきますね、いいミュージシャンが。これがまた憎いほど好みを捉えていて。AI怖いわ。

まぁ、そういったことにより、こどもたちと同じような音楽の素養が親にも身につくわけで。こどもはきっと、親にはわからないだろうなと思ってしゃべっているんだろうけども、実は結構知ってるよフフフ、という感じになっています。

あ、MV作ってないほうの子は、ラップが好きみたいで、伴奏なしのフリースタイルダンジョンとかそっちの方まで行ってしまい、さすがについていけてません。

松重さんを見ながら、そんなことを考えてました。
ダラダラとすみません。

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