ロマンティック・キラー第2巻をどうにかして紙媒体で読みたい!!!!!

これは『ロマンティック・キラー』の第2巻をどうにかして紙媒体で読みたい女の熱いプレゼンである。

そうこれはプレゼンなのである。


ロマンティック・キラーとは


作者・百世渡による、少年ジャンプ+で連載中の作品である。

ゲームとチョコと猫を愛する女子高生・杏子(あんず)が、突如現れた魔法使いリリによって娯楽を奪われ、強制的に恋愛フラグに立ち向かっていくという漫画だ。


・イケメン同級生との不自然な同居生活

・身に覚えのないイケメン幼馴染

これだけでもうそそりませんか。涎垂れませんか。


この単語でお察しかもしれないが、この作品はいわゆる逆ハーレムものである。しかしただのキラキラ恋愛漫画だと侮ることなかれ。タイトルを今一度繰り返させていただこう。そう、『ロマンティック・キラー』。

勿論数々のイケメンが登場する。しかし作品は、ただの逆ハーものではない。フラグをへし折ったり、ロマンティックをキラーしたりと、全く新しい形の恋愛ギャグ漫画なのである。何度腹を抱えて笑ったことか。


最初はそのクセの強さにびっくりするかもしれない、漫画を読み慣れた方だと縦読みに抵抗があるかもしれない。しかし、徐々に慣れていく、いや作者の手腕によって慣らされていくのが心地いいのでとにかくぜひとも読んでほしい。


なぜロマンティック・キラーをプレゼンするのか

ひとえに言えば、「読者を増やしたい」。これに尽きる。


私にとって『ロマンティック・キラー』は火曜日の楽しみである。

海上自衛隊が金曜日にカレーを食すことで曜日感覚を保っているように、私は火曜日に『ロマンティック・キラー』を読むことで曜日感覚を保っている。火曜日に胸が躍り、心がときめくのである。


何気なく読み始めたものの、その面白さから一気読みをした。さて1・2巻ともに購入するか、そう思った時だった。

「2巻単行本出てないんか!?」

思わず声をあげてしまった。


第1巻は電子・紙ともに書籍化されている。問題は第2巻なのである。電子コミックスは発売されているが、紙媒体での書籍化がされていない。つまり第2巻はデジタル版のみ発売されているという状況である。

電子書籍が悪いとかそういった類の話ではない。画面を拡大したり、自由に見やすくすることができる、持ち運び自由、かさばることのない電子書籍には電子書籍の良さがたくさんある。

しかし私は紙媒体でも読みたい。読み返したいとき、人に貸したいとき、やっぱり紙媒体の心地よさを求めてしまう。


作者である百世渡さんのTwitterを探した。質問箱が設置されており、ファンが匿名で質問を投函している。『ロマンティック・キラー』を読んだその足で、Twitterや質問箱を漁っていた。日付が変わるタイミングで読み始め、眠りについたのは日が昇る頃だった。


「どの媒体で購入するのが1番百世先生にメリットがありますか?」

「編集部にお手紙を書いて、紙版での発行をお願いしたいのですが、それは作者様のご迷惑にはならないでしょうか」

感じる、紙媒体で第2巻を読みたいという読者の波動を感じる……ッ!!


紙媒体を望む読者の質問に、百世先生による下記の返答があった。

「お祝いのお言葉ありがとうございます!紙版がなくて申し訳ないです…!!おそらく、圧倒的な人気を誇れば後からでも紙版を出せるのかもしれませんね。なので、沢山の方に読んでもらえることが一番なんだと思います。」

沢山の方、どうか読んでくれ……ッ!!!

こうして私はnoteを書くことを決めた。


つい先日、ジャンプ+にて推しジャンWEEKというものがあった。

少年ジャンプ+連載中の72作品から特に好きな3作品、つまり推しジャンを選択する。推せば推すほどデカゴマになる、というランキングである。

結果、『ロマンティック・キラー』は「83817推しで第1位」であった。


以下、百世先生のツイートの引用である。

「推しジャンweekは人気投票とは違うので、どれだけ推したいのか気持ちを表現する場だから何回でも投票できたんだろーなと思ってます。閲覧数安泰な作品は寧ろそこまで必死にアピールする必要ない企画だろうなとも(笑)なので皆さんにご心配させてしまい色々と申し訳ないです(^O^;)ありがとうございます!」

謙虚……。

もう……ひたすら応援したい……ッ!!!


この作品にはイケメン男子が次々と登場する。これだけで釣られてしまったようなものだが、いい意味で裏切られた上、作者さんの人柄にもやられてしまった。(好きな漫画化を尋ねられ、藤田和日郎先生を挙げていたところも個人的に好きである)


ネタバレの恐怖から、内容についてあまり触れることができずにもだもだしているが、重要なことを書き忘れていた。これはお伝えしたい。

ヒロインが作中で最もイケメンなのである。

そんじょそこらのイケメンではない、クッソイケメンなのだ。


主人公のみならず、キャラクターは個性豊かだ。これが面白さに起因している。しかしそれだけでなく、恋に落ちる過程・伏線。これが読者を虜にさせている要因である。

恋愛ギャグ漫画と言い切ってしまったが、読み進めていくとそれすらも裏切られてしまう。ぜひ読んでほしい。


推せるときに推さないと後悔する未来が目に見えている

なぜこうしてnoteを書いたのか。「読者を増やしたい」この一心で私はこのnoteを書いている。突っ込まれそうなので一応書いておくと、出版社・編集部に紙媒体での発行を望む声を送った。しかしそれは微力だ。だからこそ、こうして自分も引くほどの熱意でこれを書いている。


……これは不確定の話なので消すかもしれないが、一応書いておく。本日更新された最新話、もちろん面白かった。面白かったのだが、ほのかに連載終了の陰を感じたのである。コメント欄を覗くと同じように感じた人が多数、ざわついていた。

実際のところはわからない。

杞憂に終わればいい。最終回なんて近くないよ~まだまだ連載続くよ~。ということだったら、それならそれでいい。

まだわからないが、既に連載が終了すると決まっているのだとしたら、これは無駄足かもしれない。しかし、無駄足だったとしても、読者が増えることによるデメリットは考えにくい。


連載が終了してから、バンドが解散してから、後から好きになることほど、歯痒いったらない。長くも短くもない人生の歩みの中で、私は経験してきた。だからこそ。


「いつまでも あると思うな 推し連載」


読者は作者を支えたい。支えたいんだ……。

願わくば読者が増えますよう。気に入ったら購入する方が増えますよう。

最後にもう1度。

杏子のイケメンっぷりに骨抜きにされてください。


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