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自分のモットーってなんだっけ

皆さんこんばんは!
アトツギ経理&1人目人事のおまゆ(@omayu_note)です。

突然ですが、皆さんの家に家訓はございますか?
不文律なので掲げられているわけではございませんが、おまゆ家は
”笑って生きる”というモットーがございます。

(2015年年末.父の発癌発覚後まもなく謎のパックにて"最後かもしれないから"と撮った一枚)

おまゆの実家の年末年始はどんちゃん騒ぎ、下は19歳から上が80歳の老若男女10名が集まり本気でunoをし、会うと必ず誰かが笑いすぎて食べ物を気道に詰まらせているようなお祭り一家でございます。"騒ぎ好き”という根本的な
人間のタイプもございますが、
笑っている”ということに対する執着が強い一家であるとも感じています。

言葉で説明するのが難しいのですが、

話には必ずオチをつける
オチがなければひな壇芸人のように突っ込む
突っ込みに突っ込む

これが日々のコミュニケーションで息を吐くように行われております。

まあ周りからすれば本当にうるさくて落ち着いて真面目な話しろよと言いたくなる空気感の家庭です。

ちなみに、父が緊急入院して、コロナ禍のため一切連絡がつかず心配な状況の時ももちろんこの姿勢は誰一人として崩さず。

真面目に話そうとすると寂しくて怖くて泣いてしまいそうになるのですが、
ダウンムードは必要最小限に抑えてあとは全部
笑いに変えるそんな感じでしたね。

こうやって、お互いの気持ちや状況はもちろん把握しているものの、
恣意的に”楽しい”言い回しにするように心掛けているのは

我が家がいつ”我が家”でなくなるかわからない というベースが
リーマンショック以降から根強くあるからだと感じています。

名前や自己紹介にも少しふれましたが、我が家は母方のおじいさんが営んでいた製造業のアトツギ一家です。
母が小さいころは掘っ建て小屋のようなところに住んでおりました。

(家の写真がないのですが、、とにかく古過ぎて心霊現象が多々起こっており、霊感の強い友達が家に入れなかったそうです。笑)


幸い父が婿養子として次いで以降、2009年までは普通の暮らしができておりましたが、リーマンショックを経て、いつ家が差し押さえになるかわからない日々が1年間続きました。

こういった強烈な期間、母がいつも言っていたのは

”例えば家がなくなったとするでしょう。ご飯も食べられない時期があるかもしれない。でも別に屋根がなくても生きていける、家具だってあった方がいいけどなくたって生きていける。生きていけるんだから大丈夫よ、みんなで楽しくゴミ拾いでもなんでもやっていけばいいじゃない。生きていることだけで幸せなんだから~!”

という言葉でした。

そして、私たちが見えないところで泣き、お別れするかもしれない家具の写真を撮りためていることも知っていました。

だからこそ、”大切にしたい家族”が笑って過ごせるように、弟と私はいつも笑わせていられるように、どうにか前を向いてみんなが会社に、学校に行けるように、どうしょうもないおふざけばかりしてきました。

帰宅後勉強部屋を覗くとスーパーマンが勉強していたり
ベットの中に弟が入っていたり

塩だと言って砂糖渡すとか

なんか本当にそういう、どうしょうもないことです。

幾度泣いたかはわかりません、怖かったし、経営不調により父母の関係が悪くなったりする状況を目下にとても悲しい気持ちになったことも凄く覚えています。

そうこうしているうちにリーマンショックを脱し、従業員の方々の頑張りによってこれ以上のマイナスを出すことなく皆さんが安心して住む場所の確保ができる状況までもっていくことができたわけですが、

笑っていたからではなく、
笑ってたらそういう奇跡が起こったので

結構”苦しくてもまず笑っていること、前を向かせてあげようとすること”が次のアクションにつながっていく

という成功体験がおまゆ兄弟を下支えしている気がします。


どうせきついなら笑おう。
誰もが手を差し伸べられないときにでも、

自分が笑わせる位のことだったらできる。


ここに原体験があったおかげで、大学生活や社会人生活にてスキルがある程度のっかってきた今、昨年のコロナのような”マジシンドイ”局面においても、(言い方は変ですが)楽しみながら前職のみんなと乗り越えていけたな~と思ってます。

(一方で、この時”笑うことしかできず、自分が助けてあげられなかった”という猛烈な悔しさもバネになっています。
大学時代→社会人生活までは”スキルを鍛錬する”ことをモットーに基本的にきつい道を選ぶ癖を身につけましたが、この話はまたいつか機会があったときに。)

言いたかったのは、強烈な原体験から自分が根本的に大切にしている成功体験が、自分が大切にしていきたいことだということです。

そして大切にしたいことを実践できていない自分にもやもやしている昨今の経験から、

もしかして”理由はわからないけど楽しくない”と感じながら会社に行っている皆さんがいたとしたら、同じように”自分が大切にしてきた行動”をできる環境にいないのでは?”という考えに至り、noteを書いています。

なんか知らんけどもやもやするし会社辞めたい

そんな人は”大切にしたかったことが何か””それを今大切にできているのか”あったかいお風呂にでもつかりながら、考えてみてほしいな~と思ってます。

一人でも多くの人が笑えますように!
でも無理に笑いたくない日は、誰にも会わないところで静かに息をひそめて、明日笑えるようにチャージしていきましょう。

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