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映画『劇場』の感想

今回は『劇場』という映画を観たのでその感想を書こうと思います。

この映画は家でAmazon Primeで観ました。Amazon Primeのトップになっていたし、なんとなく惹かれるものがあったので観てみようと思いました。あらすじも何も調べずにどんな映画かもわからない状態で観ました(笑)後から知ったのですが、この映画は本来なら4月17日に公開される予定だったらしいんですが、コロナの影響で7月17日に全国のミニシアターを中心とした劇場公開とともに、同日からAmazon Prime Videoで全世界独占配信になったらしいです。Amazon Prime安いのに凄い、、(笑)

この映画は、芥川賞受賞作家の又吉直樹の”初の恋愛小説”が映画化されたものです。又吉はピカルの定理のテブラーシカの印象が強くて、この人が書く小説はどんな内容だろうと内心ワクワクしていました。

あらすじ

高校卒業後、大阪から上京し劇団を旗揚げした永田と、大学生の沙希。それぞれ夢を抱いてやってきた東京で出会った。公演は酷評の嵐で劇団員にも見放され、ままならない日々を送る永田にとって、自分の才能を一心に信じてくれる、沙希の笑顔だけが救いだった――。理想と現実の狭間でもがきながら、かけがえのない誰かを思う、不器用な恋の物語。

率直な感想としては、個人的にはとても面白くてみんなに一度は見てもらいたいような映画でした!久しぶりに面白い小説や映画を観た後の「あの余韻」を感じることができました。でも、好き嫌いは分かれる映画かもしれないです。

この映画永田のクズっぷりにイライラしすぎて、正直観るのを途中で何度もやめようと思ったんですが我慢して観ました(笑)そんなクズな永田へなぜか感情移入してしまいました。恐らく永田の気持ちもわかると思ったからだと思います。

特に印象に残っているシーンは、沙希が永田に対して放つ怒りの一言

「すっごい、すっごぉいおもしろかったよ!!」

このセリフで鳥肌爆発でした(笑)今まで永田に対して甘々だった沙希が永田に対しての怒りをぶつけるシーン。とても圧倒されました。というか松岡茉優が凄すぎる(笑)

この映画から学んだこと

自分の夢や希望を追いかけすぎて周りが見えなくなると、他人に迷惑をかけてしまって、最悪他人を壊してしまうという怖さを教えてくれていると思います。今は冷静に物事を判断できているかもしれないけど、夢や希望を追いかけすぎて自分の才能のなさに気づき、嫉妬、妬みが爆発して大切な誰かを傷つけてしまったり壊してしまうかもしれない。そんなことが起きないようにしたいです。でも、永田のように売れなくてお金がなくなっても、自分の好きなものから逃げずに、夢を追いかけ続ける姿もとてもかっこいいです。なんならそんな生き方してみたいです。でも現実的に考えてやりたくもない仕事をして生きていく人がほとんどで、自分もそうなるかもしれません。やりたいことでお金を稼げる可能性があるなら、僕はできるだけ粘ろうと思います(笑)そしてその時は周りの大切な人を傷つけないようにしていきたいです。



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