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ナ・リーグサイヤング賞レースをお股流にアナライジング


明日11月11日(日本時間12日)にメジャーリーグのサイヤング賞投票結果が発表されます。野球が好きという以上にピッチャーがとにかく好きな自分のようなピッチャーマニアにとっては本当に神聖な賞です。サイヤング賞については『データ全分析 ダルビッシュ最強投手論』でも詳しく触れているのでそちらも見てみてください。
セイバーも少し解説しながらお股がナ・リーグサイヤング賞を選ぶならどうするかを話していきたいと思います。ちなみに、YouTubeチャンネルNEOROOM開設しました!

動画の通り願望も込めて6割くらいが本音だが、精神的にも落ち込まないように五分五分くらいに思っておくイメージで自分は当日を迎えたいと思います。

ア・リーグは
1位シェーン・ビーバー(CLE)
2位前田健太(MIN)
3位リュ・ヒョンジン
Shane Bieber: 8-1, 1.63 ERA, 3.3 rWAR, 0.87 WHIP, 41.1% K%, 7.1% BB%, 77.1 IP
Kenta Maeda: 6-1, 2.70 ERA, 1.6 rWAR, 1.0 WHIP, 32.3% K%, 4% BB%, 66.2 IP
Hyun-Jin Ryu: 5-2, 2.69 ERA, 3.0 rWAR, 1.15 WHIP, 26.2% K%, 6.2% BB%, 67 IP
の順位でほぼほぼ決まりだと思います。
ナ・リーグは実際の所
ダルビッシュ有(CHC)
トレバー・バウアー(CIN)
ジェイコブ・デグロム(NYM)
Yu Darvish: 8-3, 2.01 ERA, 2.7 rWAR, 0.96 WHIP, 31.3% K%, 4.7% BB%, 76 IP
Trevor Bauer: 5-4, 1.73 ERA, 2.7 rWAR, 0.80 WHIP, 36.0% K%, 6.1% BB%, 73 IP
Jacob deGrom: 4-2, 2.38 ERA, 2.6 rWAR, 0.96 WHIP, 38.8% K%, 6.7% BB%, 68 IP
の接戦です。正直言って甲乙付けがたい程の僅差で誰がとってもおかしくない程拮抗しています。ただ、デグロムは最後に打たれて少し成績を下げたので、おそらく3年連続サイヤング賞の夢はなくなり、ダルビッシュとバウアーの一騎打ちであると見ます。
最近はデータやセイバーが異様に大衆化して一般人でも同じ目線で語れるようになった故に、数字で全てをわかったかのように言う人が少なくありません。しかし、誤解を恐れずに言えば、以前王監督が「開幕投手には格ってものがあるだろう!」と開幕投手園川に対して言ったようにサイヤング賞投手にも格というものが必要だろうと思います。
なぜかセイバー上はバウアーが圧勝だ!とわかったかのように絶叫する人も少なくありません。しかし、私から言わせれば何を根拠に言っているのか?という感じです。fWARとrWARでも3人の内で一番高いのはダルビッシュ投手です。イニングと勝利も候補では一番です。見れば見るほど、実は一番いいのでは?と思えてきます。

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