Takahiro Masuda

大学でプログラミングやってたということでIT業界へ飛び込んだ1989年。 そこから長き…

Takahiro Masuda

大学でプログラミングやってたということでIT業界へ飛び込んだ1989年。 そこから長きに渡りデジタルの波にもまれながらたくましく成長を遂げ,2021年4月,広島県三原市のデジタル化戦略監に就任。 三原市のDXに向けて日々奮闘中!

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成功するPoCとは

自分がシリコンバレーに通い始めた2016年くらいから,"Proof of Concept",通称"PoC"っていう言葉をよく聞くようになった。 日本語訳では"概念実証"という,あまり理解できない表現ではあるが,自分自身の解釈としては,"考え出された新しい技術やサービスが,本当に実社会において有効なのか?"を検証することだと思っている。 似たような言葉で,”トライアル”というのがあるが,これは現在市場で販売されているサービスのFit & Gapだと思っていて,基本導入するた

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      和4年度を迎えた。今年度の三原市はさらに,"DX"実現に向けた取り組みをスピーディに積極的に進めていく。 今さらではあるが,"DX"つまり"デジタルトランフォーメイション"とは,"デジタル技術を活用して,さまざまな分野で変革起こそう!"ということらしい。 "デジタルチェンジ"ではないのは,ただ”変わる"のではなく,上の絵のように"原型をとどめないくらいに劇的に変わる"ことが求められているということなのだろう。 SDG'sによる脱炭素化のマインドシフトは電気自動車のニーズ

      • なぜ行政を選んだのか?

        広島県三原市のデジタル戦略監に就任して,もうすぐ1年が経つ。 今でも,「なんで自治体行政に飛込んだの?」ってよく聞かれる。まあそこそこの規模のIT企業で30年以上も在籍し,50歳を超えてそれなりのポジションでアグレッシブに仕事していたので,不思議に思われていたかもしれん。 理由はいろいろあるけど,その中の大きなひとつは,コロナ前の数年間続いたUSシリコンバレーへの渡航だと思う。スタートアップ企業のファウンダーやエンジニアにたくさん出会ったが,彼らから強く感じた「自分の新し

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