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なぜ行政を選んだのか?

Takahiro Masuda

広島県三原市のデジタル戦略監に就任して,もうすぐ1年が経つ。

今でも,「なんで自治体行政に飛込んだの?」ってよく聞かれる。まあそこそこの規模のIT企業で30年以上も在籍し,50歳を超えてそれなりのポジションでアグレッシブに仕事していたので,不思議に思われていたかもしれん。

理由はいろいろあるけど,その中の大きなひとつは,コロナ前の数年間続いたUSシリコンバレーへの渡航だと思う。スタートアップ企業のファウンダーやエンジニアにたくさん出会ったが,彼らから強く感じた「自分の新しい技術やサービスで社会をよりよくしたい!」というマインドに,デジタル化を進めることの本質に気付かされた。ビジネスモデルやマネタイズばかりが先行して「どうやって儲けるか」ファーストだった自分の頭に,「このサービスでいかに社会貢献できるか」という意識が生まれた実感があり,それが新しい一歩に繋がった。

もうひとつの理由。2021年9月にデジタル庁が発足されるというタイミングで日経コンピュータ社から出た本「なぜデジタル政府は失敗し続けるのか」を手にしたことは大きい。僕が師匠として敬愛している方から勧められた1冊なのだが,自分は自治体のシステム基盤やセキュリティの案件に数多く携わっていたし,特に日本年金機構の個人情報流出事件後に実施された自治体ネットワーク強靭化にも関わったていたが,ここまでデジタル化が進んでいない中でコロナ禍を乗り切ろうとしていたことを知らなくて衝撃を受けたことを思い出す。

ワクワクする楽しい側面もデジタルにはあるけど,それは前段で安心できる信頼できる土台があって初めて享受できるもので,それはコロナのような感染症や災害含めて,これから起きるかもしれん未曾有のリスクに対して的確な施策を打ち出して住民を守ることなんだと思う。そのためには正しく判断するための情報が当然必要なわけで,いろんな分野で自分が今まで実現してきたデジタル化の経験を行政でも活かせるのでは?とスイッチが入った。

また,デジタル化されたいろんな情報によって,新しい事業やサービス,新しい産業,新しい社会構造,新しいコミュニティなど,今までにない価値観を生み出す力もあるけぇね。市民や事業者と一緒になって,三原市に変革(最近ではトランスフォーメーションと呼んどるのぉ)を起こしたいと強く思っている。

というわけで現在も日々奮闘中。やりたいことは山盛りですが,未来に向けた三原市の都市づくりに,デジタル技術の側面から積極的に取組んで参りますので乞うご期待!

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