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大阪旅行記 その3

三日目
事前検索によると、大好きな伊藤若冲の作品を、京都なら二か所で見られそうなので、朝から京都に出かけることにする。
関西の土地勘がまるでないので、大阪のホテルから京都はどうやって行くのがいいのか?
インターネットは本当に素晴らしい。
ホテル最寄りの天満橋から京阪電車で終点の出町柳に特急で行き、相国寺を目指す。
しかし途中に寺町通があり、比較的小規模な寺が並んでいて、一つ一つ写真撮影。
また途中に漬物屋さんの本店があって、自宅用に小袋を色々買ってしまう。
相国寺の承天閣美術館は、伊藤若冲と応円の特別展。
特に、鹿苑寺大書院障壁画の、芭蕉の葉の立体感は、わたしには日本画から外れた様に思われる、遠近感立体感を墨の色だけで表現しており、圧巻。
複製だが、生物屋から見ても素晴らしい動植綵絵30幅を見て、伊藤若冲の博物学が出来ると思いつく。
承天閣美術館を出て、次の細見美術館に向かう。
再び京阪電車にお世話になり、三条から歩く途上、いかにも地元の人のためという感じのおうどんやさんが通りに面してあるので、入ってみる。
観光客ゼロの感じ。
手書き複写のメニューを見ると、「にしんそば」は片隅に追いやられ、仕方なく載せてます、うちはカレー饂飩が売り物です!感満載。
ではと海老天カレー饂飩を注文し、足先から頭のてっぺんまであったまって、細見美術館まで歩く。
到着したら、受付に「伊藤若冲の作品展示はありません」の無情な張り紙が!ああ。
受付の方の説明では、名古屋の展示に行ってしまったそう・・・。
膝が崩れ、余りに嘆くので、受付の方の指南で、せめてもとミュージアムショップへ行き、若冲の描いた瓜の絵柄の上品なハンカチを購入。
と、ここで、若冲の絵に出てくる生物を同定解説している本を見つけ、先程のくだらぬ思い付きが、直ぐ粉砕される。
若冲は見られず、アイディアも砕かれ、心が折れて、そのまま大阪に帰阪。道頓堀の大好きなおでんやさんを訪れ、給仕してくださる係りの若い女性に色々と教えて頂きながら(「ひろうす」とかね)、種々のおでんだねを、ウーロン茶で堪能。
いやはや美味しい!

本日は、歩数22539歩。

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