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訓練所で感じた登山のあれこれ 

olá! como está?
お久しぶりです、まるです。
訓練所生活も残りわずかとなってきました。
こちらは相も変わらず語学に勤しんでいる毎日です。

そんな時間の合間を縫って先日安達太良山登山に行ってきました。
twitterで見たかもしれませんがとても楽しかったです。
北アルプスを根城にしていた僕が登っても火山が造形する風景には圧巻の一言でした。


ぜひこの機会に一度皆様も登ってみたらよいのではないかと思います。
一次隊以降の方も楽しみにしていてください。

さてさて話は変わりますが、今回の訓練所生活の中で安達太良山登山はとても人気のイベントだと感じました。

ホントにみんな登りたがっているし、下山後は登山の話でもちきりでした。

しかし、約三年登山をしてきて登山を仕事にしようとしている身からするとかなり不安を覚えました。
もしかしたら一般の方々の登山の認識はこのレベルが普通なのかもしれません。

今回この記事を読んでいただいた方には一番覚えていてほしい言葉です。

登山に100%の安全はない

と言うことです。

それがどんな山域であってもです。

人は死ぬときは死にます。

落石があるかもしれない
滑って打ちどころ悪くて一生寝たきりになるかもしれない
危険生物の出没は100%予測できない

などなど挙げればキリがありません。

現に僕がよく登っていた北アルプスは毎日のように遭難者や死者が出ていますし、僕が通った一時間後に同じルートで滑落死者が出た時もありました。

自分自身をはじめ、仲の良い友人、恋人、子供、両親

無計画な登山は自分だけでなく大切な人の命を奪ってしまいかねない

そんな危険性をはらんでいることを忘れないでほしいです。

登山は健康にもよく、心身を健康に保ち、コミュニケーションを深めるとても優れたアクティビティでありスポーツです。

その捉え方は千差万別ですが、正しく扱えば人生をより豊かなものにしてくれる半面、そのすぐ後ろには死神が鎌を持って待ち構えています。

登山は計画が9割です。

大切な命を守るためにも登山計画書の必要事項は何故記入が必要なのか考えながら、提出してほしいと願っています。

長々と読んでいただきありがとうございました。
またお会いしましょう。
Até amanhã!


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