#166 競争のない市場を生み出す

定期的な売上予測が立てられない場合、どうすればいいのでしょう？そう悩む店舗は多いのではないでしょうか。景気そのものが不安定なら尚更です。そうなってしまう最も大きな理由は３つあると考えています。

・戦略がない
・分析していない
・システムがない

新規のお客様を見つけることは、どこでもやっています。しかし、見込み客を引きつけ顧客から常連の関係を確立する長期的な戦略がないのです。一度買ってくれたから大丈夫ということにはならないのです。
商品サービスが他とは違うから、その後もリピートしてくれると思っていないでしょうか？

見込み客を顧客に変える戦略

戦略を立てる最初の一歩は、そもそも誰をターゲットにしたのでしょう？具体的には、誰をどんな理由で引きつけたいのか？どのように自分の市場を定義し理科すればいいのでしょう？
答えは簡単です。意見をいただくのです。
しかし、電話やメールでは素直に応じてくれないかもしれません。そんな時は少し工夫をしましょう。
アンケート調査に協力してくれたお礼にクーポンや特典を渡してもいいし、購入したことで満足しているお客様なら快く協力してくれるでしょう。

戦略の土台作りとして情報を集めることは何より重要です。
基本的な質問の中には、
毎年どれくらい購入されているのか？
どれくらいのお金を使うのか？
潜在的なニーズ、欲求、期待など様々な情報を入手して、お客様の心を満たせるものは何かを考えていきます。

分析する

どの業界であっても販売数量や売上は調べておくことです。そうすれば自社の業績レベルが他社との比較によって把握でき、具体的な目標が設定できます。
さらに、この数字がこの数十年どう推移してきたのかも調べておくことです。
市場調査から顧客の動向を観察ことは、ビジネスにおいて欠かせないプロセスと考えています。そこから導き出される結論で、ターゲットを特定でき、どんな問題を自社の商品サービスが解決するのかが見極められます。

戦略と分析について説明しましたが、いよいよ次は「顧客化を図る」です。
次回は、顧客化を図るシステムについて書いてみたいと思います。

今日も良い一日でありますように
ありがとうございました。