我流アウトプット

はじめに

ここに記す我流の思考方法は、私が中学生くらいのときから組み上げ始めたものである。参考よりも理解までに留めるのがよいだろう。

キャラメイク

実は使いどころのない脳内世界に、かなりの数の住民がいる。人に見せる機会は終ぞなさそうなので、彼らが日の目を見ることはよっぽどない。厄介なことに物語と直結しているのでマジで人に見せづらい。
それはそれとして、人に見せるキャラといえばTRPGのプレイヤーキャラクターである。この人間をどう構築しているかという話である。結論から言うと、好きな人物の再構築だ。君たちはV.IVラスティを知っているだろうか。私は以前、彼のようなキャラがやりたいとなったときがある。そうなったらまず彼、ラスティの構成要素を観察するわけである。私は彼のどういう部分が好きなのか。もっと言えば、彼のどんな言動に脳を焼かれたのか。そういうことを分析していくのである。結果として、彼の持つ断固とした意志のようなもの(背景?)と、それを隠すような軽快な言動がどうも刺さったようであるという結論に至った。見方はそれぞれだから異論は認めん。じゃあそのぶっとい背景と、やもすれば軽薄と取られてしまうような言動を軸にしてキャラクターを作ろうということになった。イケメンで、ずっとかっこよくて、まるでジェット機に乗った王子様のような…
結果出来たのはお姉さんだった。もう一度言おう。お姉さんだった。口調を姐さんみのあるものにして、上記の要素をちりばめるわけである。ほんとは別で温めていた要素が置いてあるのだけれど、ほぼ重複みたいなことになった。主人公補正のかかりそうな人格イケメン姐さんお姉さんが、こうして誕生した。ちなみに私の変なところにぶっ刺さった。たぶん同卓者もそれなりに刺せたんじゃないかなと思ったりなどする。
余談だが、私のキャラには自分のどこかを千切って貼り付けておくようにしている。価値観が広げやすいのでおすすめ。

ハイパーウルトラ余談

おそらくアウトプットに関わっている思考回路を噛み砕いて書いておく。
「仮説を立てたらもう一つ」
・たとえばアイツは私の事嫌いなんだということを思ったとする。そうしたらその真逆の仮説も考えるわけだ。観測された事実を基に、対極に位置する二つの仮説を立て、吟味する。両方否定材料がない場合は中間を取る。もしくは客観的に見て現実的な仮説をさらに取る。ここで否定材料は事実から簡単にわかることのみを使用すること。決して思い込みで話を進めない。もし不安であれば逐一自分に問いかけるといいだろう。それは思い込みではないか、と。これをしてなお自分にとって傷のつく仮説が頭から離れず心を蝕む場合は、おそらく病名の付く何かしらの状態だ。おくすりのんで寝よう。
「嫌いは反発力、好きは引力」
・嫌いで物事を進めると、方針がまとまらなくなるケースがある。逆に好きで物事を進めると方針が定まりやすい。しかし嫌いはいいブレーキになる。バランスよく使うと良いだろう。
「本当にそうか?」
・それは思い込みではないか?それは疑いようもなく真か?特に自分に傷がつきそうな仮説を見たときに問いかけるといい。違和感を感じたときもこいつの出番だ。
「欲望は乗りこなせ」
・うまく使えるといい原動力になる。虎みたいなものだ。
「型の信頼度チェック」
・テンプレートや雛形は玉石混合である。先人たちが吟味に吟味を重ねて編み出した弓の引き方から、どこにも根拠のない、一個人の妄想だけで世に出されてしまった金持ちへのなり方まで、様々な型が潜んでいる。ハマる前に、一度確認を。
「心を労われ、それはお前の身体だ」
・どんなことがあろうと、心を傷つけてはならない。体を傷つけることとまったく同じだから。見えない血が流れ、いつか干からびるかもしれないのだから。心はまさしく身体であると、私は考えている。身体衛生があるように、精神衛生も大切にされてほしいと常々思う。精神にとって、衛生的じゃない環境だってあるはずだ。今はあまりそういう考えを見かけないから、まだ自分自身で見つけていくターンなのだと思う。せめて、苦しい環境からは離れるようにしてほしい。病にかかってからでは遅いから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?