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第5話植え替え(ハード)

5月以降、最低気温も15℃を超え、日中も25℃を超える日が多くなります。そろそろプルメリアの植え替えを始める人も多くなってきます。
植え替えに適しているのは6〜7月頃と言われていますが、気温を見ながら決めるのもいいと思います。
真夏や秋に植え替えることがいけないわけではないですが、植え替えた後グングン成長してもらうためにも、目を覚ましたプルメリアを植え替えるのが良いと思います。

植え替えを始める前のチェック

植え替えを始める前にどのように植え替えするのかを決めます。
一般的に「ハード」や「ソフト」と呼ばれる植え替えがあります。

・「ハード」・・・鉢から取り出した苗の根鉢を崩し、古い(茶色い)根を取り除き土を落とす。(春先の成長期前。活力のある苗。鉢サイズをキープしたい時。等)

・「ソフト」・・・鉢から取り出した苗の根鉢を崩さないように植え替える。(秋の休眠期前。少し元気が無い苗。根が白くビッシリ張っていて鉢サイズをアップしたい時。等)


植え替える苗

今回はこちらの苗になります。

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芽吹き始めたRoscoを植え替えます。
活力はあるのですが、土の表面に出てきてしまった根などを処理し、更なる成長を促すために植え替えます。

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土も少し減っているので、新しいものに入れ替えます。


植え替え準備

まずは鉢の用意です。今回はハード植え替えなので、いらない根を取り除くと小さくなると思います。
なので鉢のサイズはそのまま変えることはありません

「プルメリアに合う鉢」でもふれましたが、鉢のサイズは根の大きさで決めます。
「プルメリアに合う鉢」はこちらを
https://note.com/oluolumoani/n/n9061ba9df159

鉢サイズの割に苗の高さがあるので、「ティピー型」で縛れるよう鉢の加工をします。

画像3※他の縛り方なら加工は必要ありません。

次に土の用意です。
「土作り」はこちらを参照
https://note.com/oluolumoani/n/n687f57b3e9b9?magazine_key=m804a97cc2c6b
配合は少し軽めにしてあります。


植え替え

なるべく根を傷つけないように、鉢から苗を取り出します。植え替える苗は土がしっかり乾いているものが植え替えやすいです。
この苗は小さいので、乾いていれば簡単に鉢から取り出せます。

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鉢から取り出した状態です。
根鉢の周りの茶色い根が古い根なので、これを取り除きながら土を落としていきます。

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実生苗に継いでくれている苗なので、中心に主根があります。

苗を鉢に入れた時にちょうど良くなるよう、あらかじめ鉢に土を入れます。スリット鉢なら鉢底には何も入れず、そのまま土を入れます。

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鉢のフチが残るぐらいまで土をいれます。
あとは、苗がグラつかないよう縛ります。
最近命名した、高い位置で縛る「ティピー型縛り」で縛ります。※縛り方は自由です。

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あとはたっぷりの水を与えて完成です。

土にはレアアースを7%混ぜ、フルボミンとラピッドスタートの混合液で水やりしたのでガッチリ根張りしてもらいます。
植え替えした後、2週間ぐらいすると根がついてくるので、葉の展開をみながら肥料を考えていきましょう。

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