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第2話プルメリアに合う鉢

初めてプルメリアを育てようと考えた時、どんなオシャレな鉢に植えようか色々考えたことがあります。
皆さん同じ経験はありませんか?
でもそんな考えはすぐに打ち破られますよね?

そうプルメリアには合う鉢と合わない鉢があるんです!

プルメリアに合わない鉢

結論から言うと、うまく管理することができれば、どんな鉢でも育つと思います。
ただ管理のしやすさなどを考えると、色々見えてきます。
・陶器鉢や半磁気鉢
 これらの鉢は水捌けも悪く、プルメリアには不向きかと思います。そもそも成長と共に植え替えをするプルメリアなので、こんな高価な鉢はいらないかと思います。

・鉢(テラコッタ)
 この鉢は安価で使いやすいですが、鉢径の割に高さが低かったり、鉢底の水捌けが悪いです。水捌けが悪い割に、素焼き鉢なので水分の蒸発が早く、夏の管理が大変になることが考えられます。

プルメリアに合う鉢

プルメリアにはスリット入りのロング鉢が合うとされています。

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左から4号、5号、6号、7号、8号です。
・ロング鉢を使用する理由
プルメリアを育てる際、土の渇きとたっぷりの水やりを繰り返えすため、考えているよりずっと小さな鉢に植えます。プルメリアの根の張り方にも関係しますが、ロング鉢を使用することで、最小限の大きさの鉢で最大限に根を張らせることができます。鉢径も小さいので、冬場室内に取り込む際も場所を詰めることができます。
難点としては鉢径が小さいロング鉢に植えるので、樹形によってはかなり不安定なので、工夫が必要です。

・スリット鉢を使用する理由
これは水捌けの良さもありますが、スリットから鉢内の土がどのくらい乾いたかを確認することができます。
後ほど紹介しますがサイドのスリットから水が捌け、鉢底には穴がないので、根がビッシリ張ってきたときにも植え替えが簡単です。鉢底から根が溢れ出し絡み合うと植え替えが大変になりますから…

こんな理由からスリットロング鉢が推奨されています。

鉢のサイズですが、根の大きさで決めます。
基本は土がしっかり乾くよう、根が入る大きさで小さめを選びます。

10号鉢より大きい鉢

スリットロング鉢は10号くらいになるとなぜかロングが生産されていないんです。
なので大きく育ったプルメリアにはなんの鉢が合うのか?
一般的にはロングではないスリット鉢を使うか、黒い菊鉢を使うことが多いようですが、どうもしっくりこないんです。黒い菊鉢を使うと統一感がなく、外観も大切にしたい自分としてはありえない。スリット鉢をつかえば長さ以外は同じ鉢なので統一感もあるのですが、やっぱりしっくりこない。
そんな時に見つけたのが
アイリスオーヤマ ディーポット ハンターグリーン

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左ディーポット10号、右スリットロング8号
この色合いなら周りの雰囲気も壊さないのでOK
水捌けは

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サイドスリットはないですが、菊鉢同様な感じです。
このフチにあいている穴が後々使えますね。
裏から見てみると

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これなら中々使えるのではないでしょうか?
サイドは加工してスリットを入れてもいいですね。
今回はスリットではなく覗き穴を開けてみました。

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φ15のホルソーで穴をあけたので、ここから土の状態をチェックします。
フチにあいている穴は拡張するんですが、柔らかいのでドリルがなくても拡張できます。

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通す紐の太さに合わせて拡張して鉢は完成。

植え替えてみた結果

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良い感じです!このフチの穴を利用することで、縛る位置を高く設定することができます!
以前から推奨されている縛り方だと
・縛る位置を高くしづらい。
・鉢のフチが柔らかく紐のテンションを強めにすると
 鉢が歪む。
・紐が邪魔して肥料を置きづらい。

など気になることがありましたが、
これなら全てクリアしていて、4点でしか止めていませんが、縛る位置を高くしているのでプルメリアのグラつきも抑えられます。強風対策にもいいかなと。

この鉢は、冬場室内にしまう時フチが邪魔となるのか?むしろフチのある丈夫な鉢だからこそ、葉を落としたプルメリアの鉢をレンガ状に重ねられて便利なのか?
そんなところも考えていきたいですね。

肝心の水捌けですが

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問題なく捌けていました。全体に行き渡れば鉢底だけでなく、覗き穴からも水は出てきますし、渇き具合も分かりそうです。

アイリスオーヤマのディーポットは使えそうです!

※8号以下の鉢はロングではなかったので、8号以下はスリットロング鉢、10号からはこれを使うことにしました!

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