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英語多読として『 HOLES 』を読んで

英語多読の登竜門であり、出発点にもあげられる『 HOLES 』

権威ある児童文学賞をゲットしている『 HOLES 』

みなさんが、もっとも気になるポイント。
それは、英語力があがったのか、どうかでしょう。
英語力があがったという実感はまったくない。

そして、つけくわえるなら、英語多読のために『 HOLES 』をかならず読まなければならない、そのようなこともないと思う。

『 HOLES 』は、読むひとをえらぶ。あらすじを読んで興味がなければ無理して読む必要はない。

『 HOLES 』の8割ほどは理解できたと思う。
『 HOLES 』は、今現在の物語だけでなく、主人公の祖先や過去の人物の物語もはさまれる。
気をぬいていると、ん、なんの話だ?となってしまう。

ラダーシリーズのLEVEL1と2の意味は正確にとれる。
LEVEL3になると8割から9割ほどの理解になるわたしの英語力。
『 HOLES 』は、ラダーシリーズのLEVEL3相当といえるかもしれない。

以上のことから英語の勉強をはじめたばかりのかたにはオススメできない『 HOLES 』
『 HOLES 』を読み、意味がとれないひとはラダーシリーズのLEVEL1 か2から英語の多読をはじめよう。

『 HOLES 』のあらすじは、体はでかい、けれどもイジメられている主人公。
その主人公が、スニーカーを盗んだ罪で(冤罪なのだが)少年更生施設へとおくられる。
その少年更生施設は、穴ばかりを掘らされるという過酷な労務をかせられる。
主人公は、そこで知りあった少年と友達になる。
主人公の祖先の話と更生施設の場所にかんする過去の話をはさみながら物語はつづられる。
主人公と友人は、じぶんたちの正義のために過酷な試練にたえる。
穴をほる。タマネギを生でかじる。宝物をみつける。毒トカゲにかまれる。
などなどの、試練にたえ、あいつの足の臭さはやばいぜ、HAHAHA。
そして、物語はおわる。

『 HOLES 』は児童文学に分類されている。
そこそこの文章量がある。
英語多読の下準備として小説を読むことになれていないと読みきれない。
ぴょんぴょんと時系列が飛ぶ『 HOLES 』
過去の話は、最後にはしっかりとつながる。けれども、過去の話を読んでいるうちに読むことに飽きる可能性をはらんでいる。

『 HOLES 』は短い章にくぎられている。
時間があいたときにパラりと読める。
寝るまえに1章だけ読もう、など英語多読を習慣化できる。

とうぜんのことながら小説なので会話もある。
英語の会話は、文法などとはまたちがい、独特のいいまわしを覚える必要がある。
いいかえると、生きた英語の会話例をおぼえられる。

『 HOLES 』の主人公のその後を書いた続編もある。
が、わたしが続編を読むことはないだろう。

『 HOLES 』が受賞したニューベリー賞。
魅力的な本たちであふれかえっている。
電子書籍であれば、著作権のきれた本を安く読むことができる。
ケチなわたしは、できるだけ安く英語力をたかめたい。



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